偶像とダンスだ! 補足というかなんというか


 先週、『ぷよm@s』について語っている記事をメモする、ということをやっていました。『ぷよm@s』についてちょこっと書いたついでに気になった記事をリストにしておくか、という程度の軽い気持ちで始めたのですが、普段のこのブログとしては考えられないほど多くの方に、読んでいただけたようです。
 申し訳ないことに、『ぷよm@s』の記事と聞いてわざわざお越し下さった皆様の期待に沿える内容ではなかったと思いますが、大変ありがたいことです。今更ながら『ぷよm@s』の凄さを深く感じ、軽く脅えているところです。

 こうして『ぷよm@s』を語られてきた方々の文章を拝見して強く感じるのはやはり、通常のニコマス作品では考えられないほど様々な層の人からの多様な視点でこの作品が語られ、同時に各々の視点一つ一つについて深い掘り下げが行なわれているということです。それを読むのは非常に教えられることが多く、発見と楽しみに満ちた体験でした。

 ところで、私が書いた最初の記事は、いきなり『ぷよm@s』のネガティブコメントが云々という話から始めてます。何故私がそういう話を書こうと思ったかとか、私自身がこの作品をどう感じているかとかいう話は書いていません。そのあたりをぼかしたまま終わりにするのは少々アンフェアかなという気がしたので、自分自身の『ぷよm@s』との関わりについて、以下で少し述べておきたいと思います。作品・作品論自体のまとめとか結論みたいなことは全然していませんが、最初の記事の補足的なものとして捉えていただければ、と思います。

発端の記事
09年1月~8月分
09年⒐月~12月分
10年1月~5月分
10年6月~8月分

利用させていただいたサイト: Come sono bravo -wiki- ぷよm@s紹介ブログまとめ



  私が『ぷよm@s』を初視聴したのは、たしか09年の秋頃、ちょうど第二部が終了するあたりだったと思います。元々私は、あまり自分でゲームをやらないので、ゲームとコラボした作品の視聴を億劫がる傾向がありました。それで、『ぷよm@s』についても、非常に評判になっているのを知っていて、見ておかなければと思っていながらなかなか手を出せずにいて、ようやくその頃になって見たのです。
 実際に視聴してみると、評判に違わずこの作品は大変面白く、ぷよぷよの知識がなくても全く問題なく楽しめ、一気見せずにはいられませんでした。要するに、私もまた『ぷよm@s』にハマったわけです。

 しかし、そうやってこの作品に強く魅せられている一方で、自分の中に、物語世界に入り込みきれずに遠くから見ている部分がある、とも感じていました。
 その感覚が主に何から生じていたのかというと、4回目のメモでも言いましたが、私はどんな作品を読んでも春香が気になる人間なので、美希や千早の物語に強く興奮しながらも、同時にこの春香は何なんだろう、春香を通して何が描かれようとしているのだろう、ということが頭の隅で気になり続けて、物語にのめり込みきれない、という感じがしていたのです。それが私が『ぷよm@s』と出会った時の感覚でした。
 その時の感覚がずっと頭の中に残っていて、自分自身が『ぷよm@s』という作品をどう感じ、どう捉えているのかがなかなか自分で整理できなかったのです。

 今回の発端の文章を書くにあたって、私はネガティブコメントの話から始めました。ネガティブコメントは基本的に、きわめて単純な感情の発露です。それを読んだ自分の感じ方も、基本的には「こいつ何言ってんだよ、腹立たしいなあ」と「あー、こいつがなんでこんなこと言うのかわかる」の2種類しかないものです。そうすると、そのコメントを読んで腹立たしいと感じる自分は何なのか、あるいは共感できてしまう自分は何なのかということを考えざるを得ません。
 以前、別の作品のネガティブコメントの話に触れた時もそうでしたが、私がネガティブコメントの話をする時は大体、自分の中に整理できていない感情を抱えている時なのです。けれども、作品に対するそういう好きとも嫌いとも割り切れない複雑な感情って、結構多くの人の中にあるのではないかと個人的には思っていて、だけどそれをうまく言葉にするのは難しいなあという思いが、最初の記事の結論に繋がっています。

 さて、ではその結論から私自身が何らかの「ぷよm@s』論を語りうるのか、ということになるのですが、今の時点では難しいな、と思っています。
 理由は、私自身の感情自体が変化し続けているということが一つ。作品と長く付き合っていると、大抵感情は対象を受け入れて消化する方向に進むものです。問題意識の発端になった初視聴時の自分の強いのめり込みであったり違和感であったりは、今となっては消化された穏和なものに変化していて、自分で書かれるべきだと言った視点を自分でどう実現できるかがまだ掴めません。
 二点目はやはり、多くの方によってとても豊かな考察が書かれてきていることです。私自身が考えていることを分解してみていくと、結局それぞれ他の方がもっと掘り下げて語っているものに行き着くということを、読んでいて改めて強く感じました。
 三点目が、『ぷよm@s』自体がまだまだ私にとって未知だということです。私にとって作品の中で一番考えたくなるポイントは、やっぱり各アイドルの描かれ方です。けれども、今の時点で『ぷよm@s』のアイドルについてつらつら考えて出てくる結論は、彼女たちは二十数話くらいで私にわかったと思わせてくれるほど甘くはないということでした。私自身が『ぷよm@s』のアイドルについて「これだ」と思える解釈を掴めるのは、まだまだ先の予感がしています。
 そんなわけで、とりあえずしばらくの間、私自身が『ぷよm@s』について、『ぷよm@s』論という形で語ることはないので、もしそういうものを期待して読まれていた方がいたらごめんなさい。

 そんなこんなで、お読みいただいた皆様には非常に消化不良ですっきりしない終わり方になってしまい、大変申し訳なく思っておりますが、私自身は多くの方々の素晴らしい記事を楽しませていただくことが出来、また様々な方の意見に触れたことで自分の中では感覚的に整理できたものがあって、とても貴重な体験になりました。
 素晴らしい記事を書かれてきた皆様、拙記事をお読みくださった皆様、そして素晴らしい作品を生み出してくださった介党鱈Pに、深く御礼申し上げます。

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