アイドルマスター1 形にする人


メイP アイドルマスター1 彼女たちのsign。Re: 亜美・真美 09年05月22日








1年ほど前に作った自分のマイリストを眺めていて消えているのに気づいて、権利者削除かな? と思ったらどうも違う、という。twitterを検索すると、1ヶ月ほど前にはすでに、メイPの動画が消えているという話が出ていたようですが、その頃の出来事だったのか、それ以前を拾えていないだけなのかはよくわかりません。

ちょっと前に、「笑えれば」のアニデレMADが上がって、それを見たとあるアイマスPさんが、昔あった千早と765プロの動画も素晴らしかったですよね、あれは赤ペンPだっけ、と言っているところを赤ペンPから直々に「それは俺ではなくてメイP」とツッコまれる、という見る専的に血も凍るほど恐ろしい場面を見かけましたが、それを見て私は、これはブログに書く小ネタになるな、とか気楽なことを思っていたんですね。こう、自ら引きこもったりチェックをサボったりしておきながら、なんで誰も私に教えてくれないんだよ! と理不尽な怒りが湧き起こって来たりするわけですが。

さて、しかし、あらたまって書こうとすると、メイPの動画というのは、自分にとって、"あの時あそこでこう書いておかなければならなかった" 的な後悔があまりない存在であることに気づきます。もちろん、08年09年くらいにニコマスに漬かっていて、メイPを知らずに、あるいは見て何も思わずに通り過ぎるということはあまり考えられないわけで、メイPのあれこれの動画を見た時の記憶はたしかにあって、そこには衝撃も感動もあったのです。けれども、それは、自分こそがこの人のこの動画をこう語りたい、語らなければならない、という形にはなっていかなかった。

こう、ウルフルズで作った動画なんか、特にそうだったと思うけれども、綺麗にパッケージングし過ぎてしまうところがあると思うんですよね、ストーリーとしても、絵としても。同じ「暴れだす」や「笑えれば」で後の人が作った動画と比較するとわかりやすいと思いますが、大抵の動画はもっとわかりやすくパースペクティブがねじれたり歪んだりしていて、そのねじれ歪みがアイドルに迫っていく突進力ともなるし、その動画の個性を識別するポイントともなる。私の頭の中のニコマス地図は、そういう個々の動画のねじれて歪んだ執着を検出してそのねじれ方の違いを整理することで構築されていて、その中でメイPをどこに置いたらいいかが、ずっと、よくわからない。
必ずしもすべての動画がストーリーとして、メッセージとしてわかりやすいわけではなくて、これは何を描いている動画なんだろう、何を言わんとしている動画なんだろう、と悩むものもあるのだけれど、それはそれで、結局私がアイドルをはかるものさし、私がストーリーを考えるものさしで測れるところに問題があるのではなくて、他にもっとふさわしい語り手がいるよな、と思う。そういう存在でした。

だから、いざ消えていると知った時に、"ニコマスにメイPがいない" と知った時に、自分がこんなにも動揺している、ということを発見して。意外でもあったし、そして、動揺しているにも関わらず、書くべき言葉、語りたい言葉は自分の中にない、というのが、不思議な状態だな、と。
裏返してみれば、それが私にとっての、メイPというニコマスPの存在感だったと思うのです。自分がどうこうするまでもなく、考えるまでもないようなところで、当たり前に、確実に、何か大事なものを把持して世界を支えてくれている、安心感。

冒頭に書いた「自分のマイリスト」とは、具体的には07年から11年2月にかけてのPVを100個ならべたリストですが、実は、その中にメイPの動画を入れる、というのは、リストを作っていてかなり最後に近い段階で決まったことでした。
選んでいる時、私の頭の中には、自分の百選の中に居なければならない亜美真美のイメージが存在していて、それはニコマスの中でたしかに表現されている、という確信もあった。けれども、最後の最後、もう一本動画を足さなければ私の考えているイメージにならないと思った時、候補だった動画をどう入れてどう並べてもしっくり来なくて、そこで、メイPのこの亜美真美こそが、この場所にいなくてはならないのだと、気づいたのです。

ニコマスのどこかに、なくてはならないもの、を、形にしてくれる人でした。誰かがどこかで、一度は必ず形にしなければならなかったものを、いつ動画に出会う誰にも開かれた、優しい形にして、ひとつひとつ置いていく人。

日々、たしかに得たはずの形を喪って、今ここにあるものがどこから続いてどこに向かっていくのか、どんどん見えなくなって、それでもニコマスは続いていきます。続いていってほしいし、続いていかなければならないと信じています。ニコマスと、その場であるニコ動が末永く続いていくことを、私は今でも願っています。







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