真面目なふたり


無駄尾P 【卓M@s】 アイドルたちの「ムービークリエイター」!: 4本目 17年02月09日


上記の動画のネタバレを含みます。







ランダムに出てくるカードの絵に合わせてストーリーを考えていこう! というパーティーゲームをアイドルたちが遊ぶお話で、3本目までは律子・春香・亜美というメンバーでやっていて、どれも楽しい内容でしたが、今回は、あずささんと千早の二人が挑戦。この二人ならではの面白さが表現されていた回だと思います。

私としてはちょうど、コミュの中でのアイドルたちの言動について改めて考えていたところだったので、ホットな事柄なのですが、この動画の中には、ああ、ここでこういう言動をするのっていかにもあずささんらしいよな、千早らしいよな、と感じるところが随所にあって。そこで、何がその "らしさ" なのだろう、と考えると、つまり、この二人って、ものごとに対して、周りがどう流れていくかに囚われず、自分が納得いくまで考えてから表現する、そういう集中力・思考力をもち合わせている点で、相通じるものがあるんだな、と。そして、その共通点が、この動画の面白さに結びついていると思うのです。

なにしろランダムに、何の関連性もない絵が次々に並んでいくのだから、どう頑張ってもストーリーははちゃめちゃでわけのわからない展開になる。でも、この二人はそれに対して、ひとつひとつ、今は一体何が起こっているのかしら、前のお話とどう繋がっているのかしら、これからどうなっていくのが一番自然なのかしら、と、あくまで真剣に一歩一歩想像していく。

たとえば、大爆発が起きてヒロインが死んじゃった! という展開になったところで、あずささんがものすごく真剣な顔で、「むしろ、よく形が残っていたわ。」と言う。ツッコんでいるのでも茶化して笑いのめしているのでもなくて、その時物語の中でどんなことが起こったか、真面目に想像した結果として、真剣に驚き、本気で感心し、心から思い入れて。そんな真面目な反応だからこそ、外から見ると、え、この場面で注目するのがそこ? という、なんともおかしみのある風景になっている、という。

あるいは、あずささんがカードを出したきり、何も言わないでそのままニコニコ笑っていて、ちょっと考えて、合点した千早もニコッとして、そのまましばらく、二人が黙ってニコニコしているだけの時間が続いて、ふと千早が我に返る、なんて場面があります。こういう、テキストなしでも表情変化と間だけでその場の空気を表現する手法は、立ち絵を使う紙芝居の十八番ですけれども。
その場をしのいで切り回すことよりも、まず自分の中で納得することを第一に考えるから。そして、だからこそ、相手の心の中で何が起こっているか、相手の納得をも大切にするから。そうやって、微笑ましいゆるやかなひと時が、二人のやりとりの中で育まれているのです。

一生懸命頑張って想像して物語を編んできて、でも結局、通してみればはちゃめちゃの意味不明なストーリーが出来てしまって。千早が、「難しかった」と真面目に落ち込んで、あずささんが「でも、楽しかった」と微笑んで、そして千早が「そうですね」とはにかむ。
たしかに結果としてはうまくいかなくて、何をやっているのかよくわからなかった。でも、その過程の中のひとつひとつの時間において、真剣に考え、本気で楽しんできて、そこにはたくさんの、素敵な出会いや発見があったから。真面目なふたりだからこその、バカバカしいお遊びなのに、どこかさわやかで、優しくて、温かなひととき。



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