2月11日、最近(主に16年下半期)見た東方卓遊戯動画②


公開時期が飛んでいますが、1月19日の記事と合わせて前編・後編みたいな位置づけの記事です。




ヒール氏 【東方卓遊戯】東風谷と地底とサタスペPart2-3 17年01月03日
16年9月
システム:サタスペ DD:東風谷早苗 PL:古明地こいし、水橋パルスィ、古明地さとり、星熊勇儀、黒谷ヤマメ

16年9月連載開始。酒場でジャジーなBGMと共に酌み交わす会話、みたいなのが綺麗に決まる、お洒落でハードボイルドな雰囲気と、それを明後日の方向に吹き飛ばすような、サタスペらしいはちゃめちゃな展開との、バランスの取り方、接合のさせ方が秀逸。このキャラクターはこういう思考の持ち主だからこの場面ではこんな行動をする、というキャラクターの筋の通し方が明晰なことが、その一つの要因でしょう。あと、PC、NPCを問わず、一人一人のキャラクターにそれぞれなりの可愛げ、チャームポイントみたいなものを描き出すのがうまいと思います。好きな雰囲気の作品なので、続いてくれたら嬉しいですね。


MiyaZ氏 【東方卓遊戯】早苗さんちでサタスペ【6-10】 17年01月14日
システム:サタスペ DD:東風谷早苗 PL:十六夜咲夜、紅美鈴、村紗水蜜、封獣ぬえ、四季映姫・ヤマザナドゥ、小野塚小町 

話をすべて畳まなければならない最終章、しかもブランクがあって、途中まで進んだ話をやり直しての最終章ということで、お話を作るの大変だと思うんですけど、ちゃんとノリと緊張感が維持されて、各々のキャラクターが生きているのが凄いなあ、と。


ピポッ氏 【東方卓遊戯】魔理沙と亜侠の冒険譚【サタスペ】終災害の章D 16年12月31日
システム:サタスペ DD:霧雨魔理沙 PL:河城にとり、アリス・マーガトロイド、パチュリー・ノーレッジ

サタスペのナンデモアリな世界観を、騙し絵的とでもいうか、マジカルで不思議な空間として演出してくるのが、このシリーズの最大の魅力だと思います。今回の、姿の見えない敵の長広舌の演説から始まって液体人間で部屋が満ちるシークエンスの描写など、真骨頂だと思います。終盤にきて絶好調です。


ジョン失地王氏 【東方卓遊戯】むきゅーキングダム4-5 迷宮フェイズ4【まよキン】 16年10月14日
システム:迷宮キングダム GM:パチュリー・ノーレッジ PL:霧雨魔理沙、博麗霊夢、因幡てゐ、レミリア・スカーレット、藤原妹紅

冒険企画局系のシステムのお話って、最初は面白い面白いと思っていても、話が長くなってくるにつれて、もうなんでもありでどーでもよくなってくるところが、個人的にはあるのですが、このシリーズは話数が積み重なってもずっと楽しくて、集中力のない私にもお話がちゃんと頭に入ってきます。
プレイヤーのレベルでどういうコミュニケーションとボードゲーム的なバトルが展開されているか、という描写、整理と、PLレベルでのコミュニケーションとバトルをどう物語の中の世界に落としこむかという想像、ストーリーテリングの部分、その両方が洗練されているからこそだと思います。


work_out(2)氏 [東方卓遊戯] 片道妖精 1周目 ① [片道勇者TRPG] 16年09月30日
システム:片道勇者TRPG GM:ルーミア PL:チルノ、大妖精

16年9月連載開始。まったく個人的に、勝手に「卓遊戯界の妖精さん」と呼んでいる作者。いつの間にか広告禁止はしなくなったようですが、相変わらずの無言投稿。この動画のあと見かけないな、と思ったら卓M@Sに来てデレマスアイドルで動画を投稿していました。まさに妖精。
さておき、本作でも相変わらず、互いの話を聞いてるんだか聞いていないんだかわからん妖精コミュニケーションが炸裂。妖精たちが楽しそうに遊んでいるかろやかな空気と、正調なアドベンチャーの熱さと、ナンセンスさとが自然に溶け合った、この人の中でも出色の作品と言っていいのではないかと。


mm965氏 紅魔館でパスファインダーs4-9 16年09月02日
システム:パスファインダーRPG GM:小悪魔 PL:十六夜咲夜、レミリア・スカーレット、紅美鈴、フランドール・スカーレット、パチュリー・ノーレッジ

ダンジョンズ&ドラゴンズ系列の動画らしい、ボードゲーム的な殴り合いのガチさと、"剣と魔法の世界" なファンタジーの濃密な空気。に加えて、プレイヤーの側、PC&NPCの側どちらもの、濃いキャラクターたちのもつれて絡まり合う人間関係……。なんというか、"スカーレット姉妹が好き" とか "紅魔館と地霊殿が好き" なだけの人は大抵ごくまっとうだと思うのですが、『むきゅーキングダム』の人といいこの人といい、"紅魔館内部の人間関係が好き" な人はどうしてこう、愛情が歪んでいるというか、ねじくれた愛憎関係を描いてしまうんでしょうかw。大好きです。


熊:氏 あっきゅんのDM奮闘道中記 第16話 17年01月04日
システム:ダンジョンズ&ドラゴンズ3.5版 DM:稗田阿求 PL:パチュリー・ノーレッジ、博麗霊夢、聖白蓮、霧雨魔理沙

16年7月連載開始。こういう部分こそがこのシリーズの強烈な個性です、という形では説明しにくいところこそが良さの作品だと思います。ストーリーの面においても見せ方の面においても、難しくややこしくすることなく、ファンタジーとして、ロールプレイングゲームとして大事な骨格の部分みたいなものを素直に見せてくれるシリーズ。GMとプレイヤーが手探りで一つの場を、物語を組み上げていく楽しさ、みたいなものが刻印されているのです。


Satsuki_Ame氏 【東方卓遊戯】博麗神社でFWO3-6 17年01月13日
システム:フィルトウィズオンライン GM:霧雨魔理沙 PL:博麗霊夢、鈴仙・優曇華院・イナバ、ルーミア、魂魄妖夢

ねじくれた人間関係が味わい、という業界(?)があるとしたら、このシリーズの魅力は、ねじくれそうでほのぼの2828な範囲に収まっている人間関係、と言えるかもしれません。あと、演出が美麗だからいい、というより、氷に閉ざされた世界での旅、というシチュエーションにふさわしい空間を描き出すために演出がある、そういうところが素敵だと思います。


BLT氏 【東方卓遊戯】 東方冥樹抄 3-5 【世界樹の迷宮】 16年12月07日
システム:SRSじゃない世界樹の迷宮TRPG GM:東風谷早苗 PL:レミリア・スカーレット、フランドール・スカーレット、上白沢慧音、藤原妹紅、古明地さとり

PCの側のシリアスでハードで美しい冒険譚と、イチャイチャだったりドロドロだったり計算づくだったりするPLの側の世界と、という二重構造が本作の面白さですが。それはつまり、綺麗でガチな物語を描き出したいという思いと、もっと赤裸々でドロドロな欲望をキャラクターに直接ぶつけたい、という思いと、作り手の側の二つの望みの反映でもあって、その二つの欲望の間でどうバランスを取るか、が話が進むにつれて大変になってきているようにも見えます。そう言えば、食事シーンの濃厚な描写、いわゆる飯テロもこのシリーズの売りの一つですが、作者も視聴者も様々な誘惑に耐えながら夢を追う物語、とも言えるかもしれませんw。


0z氏 [東方卓遊戯]アリアンロッド・リプレイ・ナイトメア[AR2E]41 16年09月17日
システム:アリアンロッド2E GM:上海人形 PL:レミリア・スカーレット、八雲紫、比那名居天子、東風谷早苗

2010年から活動している、東方×アリアンロッド動画の開祖的存在にして、演出の"進化の秘法"系作者。このシリーズは、ゲームブック式のシナリオも相まって、あれこれ想像をめぐらしながら物語を読む、というより、テンポ良くさくさく切り替わって進んで行くストーリーと映像、いつものキャラクターたちの熟成された会話、さらさらと流れていく十数分の時間をぼーっと眺めて楽しむ、そんな感じで見ています。


僧兵氏 東方×東京N◎VA 第二話4 クライマックス 16年10月23日
システム:トーキョーN◎VA GM:河城にとり PL:射命丸文、犬走椛、姫海棠はたて、鍵山雛
8月29日

16年8月連載開始。「トーキョーN◎VA」は、近未来が舞台のサイバーパンク風アクションもの……の筈が、作者の愛着が反映された結果、ストーリーもキャラクターも演出も、完全に"必殺仕事人" と化したシリーズ。いえ、私、必殺シリーズに特段のこだわりはなかった筈なんですが、なぜだかニコ動のアイマス動画を見ているうちに思い入れができてしまっていて、飛びつかざるを得ませんでした。MMDを利用しつつ、テキストと静止画の組み合わせというテキスト系動画ならではの手法で再現された殺陣シーンが楽しく、嬉しい。


ぴえろ氏 【東方卓遊戯】ゆかりんだってPC1やりたいもん!【DX3rd】 07 17年01月14日 システム:ダブルクロス 3rd Edition GM:西行寺幽々子 PL:八雲紫、レミリア・スカーレット、魂魄妖夢、八意永琳

17年1月連載開始。「艦これ」×ビーストバインドトリニティ(さらにそれ以前は東方)ですでに何本ものTRPG動画を作成されている作者。一見なんでもなく穏やかに見える世界に仕掛けられた、設定の爆弾が2度、3度と爆発し、そのたびにPCたちを厳しく切ないディレンマへと突き落として、そこから"魂を賭けた戦い" 的な熱いバトルが生じていく。ベテランの動画作者だけにBGM、映像と三位一体の盛り上げも隙なく、これぞダブルクロス動画、という濃厚な味わいの作品。
練りに練られているが故に、全体が見えてみればむしろ奇想天外というよりはベタであるストーリーは、それ故に一気に続けて流すと疲れたり先が読めてしまったりする可能性もあったでしょうが、合間合間にプレイヤーの側の喜怒哀楽豊かな反応を盛り込むことで、流れを緩和しているのも巧みです。


MIKISANI氏 GM古明地と魔理沙の燃やし尽くせダブルクロス1-4 17年01月15日
システム::ダブルクロス 3rd Edition GM:古明地こいし PL:博麗霊夢、霧雨魔理沙、東風谷早苗、多々良小傘

16年11月連載開始。"ダブルクロス動画界隈でよく見るネタ・お約束" を踏まえつつも、それが当初から自分ならではの味へと昇華されている好シリーズ。非日常に遭遇した人間のとまどい、互いを知らない人間が意思疎通する時の恐怖、警戒、そういった、"お約束だけれども大事なこと" が、ちゃんと大事にされている。あと、4人目のキャラクターに小傘を置いているのが独自性をもたらしていて、小傘がお話の緩衝材とも、逆に話に一本筋を通す存在ともなり得る立ち位置になっていますね。


でぅとぃるとる氏 【DX3rd】ダブルクロス・リプレイ・フェイク 2−8【ゆっくりTRPG】 16年12月25日
システム:ダブルクロス 3rd Edition GM:東風谷早苗 PL:秦こころ、古明地こいし、フランドール・スカーレット、稗田阿求、二ツ岩マミゾウ

最新回で、唐突に挿入された「ドカベン」ネタに視聴者のコメントが なんだこれは! → だいたいアイマスのせい → ニコマスの闇は深い みたいな流れになっていてううむ、どう受け取っていいものやら、というのはともかくとして。場面場面で先を読ませない展開を構築して細かく細かく驚きを与えてきつつ、それらが組み上がって全体像が見えてきた時の快感、壮大さにまた あっ となる、という構成が相変わらずの見事さ。息詰まるような緊迫した展開が続く物語だからこそ、笑えたり、可愛らしかったり、ほのぼのしたりする緩のパートがこの上なく効果的で、けれども同時にその緩の部分にどんな伏線があるか……と疑心暗鬼にもなる、という、物語に踊らされる快感。


芳川南海氏 【東方卓遊戯】幽香と緑髪同盟のダブルクロス2-16【ダブルクロス】 16年08月14日
システム:ダブルクロス 3rd Edition GM:風見幽香 PL:リグル・ナイトバグ、鍵山雛、魅魔、幽谷響子

この動画でセッション2が完結して、現在はスピンアウトというか並走作品の『幽香と元人間たちのダブルクロス』が進んでいます。
なぜアイドルにドンパチをやらせるのか、なぜドンパチやる話にアイドルが必要なのか、というのは、アイマスの架空戦記においては所与条件、必然的に取り組まざるを得ないテーマですけれども、そこに正面から取り組んで、一つの結末まで描き切った、それだけで、このセッションは特筆するに十二分と言えましょう。
元々BGMの流れに乗せた動画の構成の仕方に特長がある作者ですが、新作になるにつれ演出がどんどん大変なことになっているのに加えて、物語の方も、まあリプレイ・フェイクにしても変身卓にしてもそうで、長いお話の一般的な傾向というべきでしょうが、どんどん、ここが本筋だから後はバッサリ削る、ということが難しい方向、すべてのピースが組み合わさって大きな絵が完成したらさぞかし見事だろうけれどもそこまで積み上げるのが大変、という方向性になってきていると感じます。特にこの作者の場合は、どこかで振り切れて、映像かテキスト、どちらかに特化した活動に進んでいきそうな予感がしないでもないですが、まあ、そうなったならそれはそれでいいんじゃないでしょうか。私にとって大切なもの、一生の宝物になるものは、すでに十二分に見せてもらっていますから。


ちりめん氏 【ゆっくりTRPG】ゆっくりレミリアとぶっ壊すダブルクロスPart9 17年01月05日
システム:ダブルクロス 3rd Edition GM:茨木華扇 SM:鈴仙・優曇華院・イナバ PL:レミリア・スカーレット、フランドール・スカーレット、化け狐、十六夜咲夜

いわゆる「変身卓」、15年以降のダブルクロス動画人気の基盤を作った作品であり、個人的にも大好きなシリーズですが、そのスピンアウト作の一つ。
こう、物語の中で起こる事象がどうぐちゃぐちゃしても、それを乗り越えようとする、それに対して貫こうとする意志というものが、いつも明快に、力強く提示されている、それがこの作者の描く物語の推進力になってきたと思います。本作はその、誰がどうやって "貫くべきもの" を提示するかがなかなか見えてこないのが、まあ、難しいな、曲がり角だな、という印象を受けましたし、だからこそ、それが提示された今回は大事だと思います。


黒鐡氏 【ゆっくりTRPG】GMこーりんが壊れキャラ達と征くダブルクロス part11(Final) 16年09月07日
システム:ダブルクロス 3rd Edition GM:森近霖之助 PL:宇佐見蓮子、マエリベリー・ハーン、多々良小傘、東風谷早苗

「変身卓」が好きなので、許可を貰って「変身卓」に出てくる設定をそのまま使ってPC1を作りました! という、端からみてちょっとそれはどうなんだろう、というところからスタートした作品でしたが、無事完結。
どうなんだろう、というのは、そういう出発の仕方は結局は自分の物語作りそのものを難しくしてしまうのではないか、ということですが。実際のところ、展開した物語は、借用した設定とは無関係に成立する内容だったし、PC1のキャラクターづけであったり、ヒロインとの関係性であったり、本作ならではの持ち味の部分も、「変身卓」には似ていなくて、その似ていないところにこそ個性が発揮されて面白くなっていたと思います。それはとても自然な成り行きだし、だからこそ良かった、素敵な物語になったと思います。


Mr.磁石氏 【うっかり卓ゲ祭り】海洋性ダブルクロス【カオスガーデン】 16年10月01日
システム:ダブルクロス3rd Edition GM:永江衣玖 PL:本居小鈴、博麗霊夢、霧雨魔理沙、少名針妙丸

「うっかり卓ゲ祭り」はニコマスで言う「ウソm@s」の卓ゲ版で、他に東方特化で同コンセプトの「東方卓遊偽」というのもありますが、つまり続けるつもりがない一発ネタを投稿する、タグロック形式の祭りですね。ダブルクロスは、最初にシナリオの梗概・PCの行動原理と関係性・PCがシナリオと関わるきっかけ をかっちり定義する、というシステムのありようが一発ネタの構築と相性がいいのか、今季もスペアリブ氏のGM半霊のまったり侵食ダブルクロス(16年09月17日)、でぅとぃるとる氏のダブルクロス・リプレイ・ダウンフォール(16年10月31日)など抱腹絶倒の一発ネタ動画が上がりました。本作もやはり爆笑ものの一発ネタ……で終わると思いきや、まさかの続編が。とても面白そうですが、すでに『紅魔館式ダブルクロス』という連載があって、それより前からの連載もあって、と、面白いアイディアが次々湧いてくる作者だけに、何を選んで育てていくのかが大変そうです。
 

スペアリブ氏 【東方卓遊戯】GM早苗のまったり侵食ダブルクロス第三幕Part12 16年08月03日
システム:ダブルクロス3rd Edition GM:東風谷早苗 PL:小野塚小町、霧雨魔理沙、茨木華扇、博麗霊夢

ダブルクロス動画って、各々のキャラクターがどういう行動原理で動く人間かを突き詰めて設定して、お互いをどう噛み合わせてぶつけるか……という人間ドラマが華で命、みたいなところがありますが。この作者の作品は、きっちりキャラクターを作り込んでいるにも関わらず、互いが噛み合って話が動いていく時に、どこかちょっと舌足らずというか、視聴者が想像して余白を埋めなければならない、ちょっとした飛躍を交えながら話が進んで行くところがあります。
頭で考えていることを表現し切れない、とか、自分の想像を突き詰め切れない、みたいなことは、誰でも作り始めにはあるわけで、それだけなら特筆すべきことではないのですが、この人の場合には、それだけでは済ませられない、だからこそのこの人だけの魅力、というものがあるんですよね。
音楽や演出の面での嗜好も相まって、筋としては熱かったり激しかったりする筈の物語が展開しても、どこか淡々として、静謐で、上品な空気が、物語を通して保たれて続ける。そうしてそこに、淡々として静かであるからこその、時に胸に染み透るような切なく熱い一瞬があり、心地のいい余韻がある。それはギャグや掛け合いの部分でもそうで、定番のネタも、魅力的な関係性もちゃんとあるのだけれども、そういうものを、どうだ笑えるだろう、甘酸っぱいだろう、とこれでもかと盛り付けてはこない。上品で淡々とした空気を濁らせずに、すっとそういうものを溶け込ませてくる。紅葉(小町)とセッション1のラスボスの関係とか、とても好きです。
セッション1の最終回の時に、緑髪卓と変身卓の作者が広告に並んでいたのが、なんかわかるというか。彼らが持っているものを持っていない代わり、彼らには無いものがこの人の作品にはある、みたいな。


まっく氏 付喪卓でダブルクロス Episode.1-15 【東方卓遊戯・DX3rd】 16年10月29日
システム:ダブルクロス 3rd Edition GM:堀川雷鼓 PL:古明地こいし、多々良小傘、東風谷早苗、わかさぎ姫

ダブルクロス動画としては16年4月から連載開始ですが、2014年からソードワールドで連載してきた人で、さらに東方のテキスト系動画自体は2010年から手がけているベテラン。というわけで、物語とPCそのものは新しいですが、ソードワールド動画を追ってきたファンにはお馴染みのメンバー、お馴染みのノリで、動画につくコメントからも作品への安心感、信頼感みたいなものが感じられます。
"ダブルクロスらしさ" と"この作者らしさ" の融合ぶりが楽しかったです。ダブルクロス動画を熱く面白くするための定跡的なものをしっかり踏まえつつ、ではいかにもそれらしい正調で王道な人間ドラマが展開していくのかな、と思いきや、ことごとく斜め上に話がすっ飛んで行って、けれどもそのすっ飛んだ先できっちりと熱くかっこよく決めて、でも着地した地点がまた斜め上にずれている、みたいなw。この下半期、半年間楽しませてもらった総量、そして自分にとって心の支えになった存在感、という点では随一だったかもしれません。


名無しさん@真面目系クズ氏 【東方卓遊戯】こころちゃんはガーデンオーダーがしたい!2【#7】 16年12月02日
システム:ガーデンオーダー GM:稀神サグメ PL:秦こころ、九十九弁々、多々良小傘

セッション1は、 "邯鄲の夢" として終わっていって、そこで私は、惜しいけれども、この物語はこうしてこのまま幻と消えていくのがいちばん美しいのかもしれない、と書きました。実際には彼女の願い通り、そして視聴者の願い通りセッションは続いて、だけど、続いている今が一時の夢、いつか覚める夢であることに変わりはない。
けれども、たとえ覚めたとしても、それはもう、ただの虚しいうたかたの幻ではない。お話の中で、キャラクターたちはそれぞれに一歩、二歩、少しずつ前に歩んで、変わり続けている。だから、たとえ覚めても、手にしたもの、結んだ絆は消えないし、きっといつかまた、どこかで会える、そう信じることができるから。続いてくれて本当に良かったと思います。



関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

Vinegar56%

Author:Vinegar56%

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
カテゴリ
月別アーカイブ
全記事一覧

全ての記事を表示する

検索フォーム
リンク
FC2カウンター
FC2カウンター
現在の閲覧者数: