世界の終わりとその先のワンダーランド



OGOP アイドルマスター春香「ワールズエンド・スーパーノヴァ」 08年04月06日 (権利者削除)

この動画が消えていること自体、人に教えられて知ったんですけれども。






twitterで、5年前の自分が何をしていたかみたいな話題があって、まあ、私が5年前何をしていたかは大体想像がつくというか、少なくともデレマスに何ら言及していないことは確実なので、特に何も見返さなかったんですが。
というか、デレマスって2011年なのか、そうか。 ……というのがまずあって。デレマス以前にアニマスも、いやテレビで見ていたのが2011年の下半期だったことはさすがに覚えていますが、私の中で2011年下半期というのは、そこでそれ以前のニコマスが一旦完結した時、だという認識が第一にあって。アニマスやデレマスがどう消化されるのか、どう表現されるのか、というのはその後の時代の問題だ、という区切りが設けられていて、「2011年」と「デレマス」が自分の中では結びつかない。
いや、そうか。「デレマス」ではなく「デレラガ」と呼べば、2011年っぽい感じがしてくるか。してくるな。うん、なるほど。
……という話と、この動画は、もちろん直接は結びつかないのですが。
(追記:書き終わった後で思ったのですが、そりゃサービス開始当初に「デレマス」という呼称は普及してませんわな。)

消えた画面を見てまず思い出したのが、昔、「ブロガーチャット」なるものが存在した頃に、別々のステージでOGOPのスパノヴァとかきPのスパノヴァを同時に流したらどうか、みたいな話をzeitさんとしたなあ、ということで。今は夢のごとくだなあ、と。
……で、あれは、今度のVRF(VerRock Festival)はステージが二つあるからどうなるんだ、という文脈で出てきた話だから、そうか、5年前か、という。しかしそうすると、つまりその話をしたのは、すでにかきPの動画が消えた後、ということになるのか。どうだったかしら? VRF'11本番の時には無くなっていたのは確実ですが、チャットはそれよりは前の時点なわけだから、微妙なところですね。

それで、次に、OGOP×かきPはもはや夢だけれども、今ならまだ、めいろっくP×柏城Pで "スパノヴァ対決" はできるなあ、と思ったんです。リスペクトされた二人の春香さんがいないステージで、リスペクトした方の二人だけが残って踊る、これはこれで乙かもしれないなあ、と。
で、PCを新調したばかりで動画をサクサク流せる勢いもあって、やってみました。右にめいろっくP、左に柏城Pで。
いや、流す前は、アレンジも違うわけだしどうなるだろう、とも思っていたんですが、これ、いいですね。世界が広がる、というのかな。

こう、OGOPの「スパノヴァ」の春香さんは、どうしようもなく、孤独さと、さびしさと共にあるけれども、めいろっくPのそれは、 "春香の動画" ではなく "春香と千早のステージ" であることによって、なにかとても満ち足りた時間に、空間になっていて。それゆえに、OGOPの動画の春香たちの想いも、かきPの動画のはるちはの想いも、一つながりに繋がって、この動画の中に溶け込んで、あたたかくて強い流れを形成している、そういう動画なのだ。反面、それは、めいろっくPのこの動画が、完結していく、閉じていく空間だということでもあって。
柏城Pの春香さんは、あたたかくて、繋がっていて、完結していく世界とは、またちがう場所で踊っている。そこは、OGOPの春香さんよりもっと、どこだかわからない、人のいない、追いかけがたい、孤独でさびしい世界で。そしてそれゆえに、この春香さんは、開放されていて、とらえきれない広がりと、高さと共にあって、めいろっくPの春香さんとは別の形で、OGOPの春香さんを受けとめている。
二つの、通じ合っているけれどもまったく別々の世界が。混ざり合うとか融合するとかいうのではなくて、ひとつに溶け合った音を通じて交信することで…………うーん、やっぱり駄目ですね。私には「世界が広がる」という以上の表現ができない。

これは何年前になるのか、RidgerPの覚醒カタルシスが消えた時。カズマさんが、MA66の存在によって07年のカタルシスは昇華されているから、あまり悲しくない、というようなことを言っていて、その時はよくわからなかったんだけど。今ならちょっと、わかるかもしれない。
空白感を、喪失感を、感じない、ということではないんですね、きっと。かつてあった動画の、想いのたけを受けとめる、引き継いで走っていこうとする動画が、今ここにあって。その存在によって、私たちは、消えていったものへの喪失感を、空白をも包含した、今という時間を認識し、受けとめることができる。そういうことなのかな。

動画の尺が違うから最後の方はどうなるだろう、とも思っていたのですが、これがまた、いいんですね。二つの画面の片方の灯りがぽつんと消えて暗闇になって、広がっていた世界が、また収束していく。実はOGOPとかきPの話の時も、尺的にかきPだけ先に終わっちゃうなあ、というのは思っていたのですが、今なら確信できます。それでいいのだ、と。

うん、一度やってみたいな、4人のスパノヴァ同時対決。

OGOP → かきP
 ↑     ↓
柏城P ← めいろっくP

で、ぐるりと輪になる感じで。たとえばこの配置の場合なら、最初に左下がぽつんと暗闇になって、次に右上が消えて、そして終わり際、左上が少しだけ先に終わって、最後、めいろっくPの動画の拍手の音だけが残る。

めいろっくPの「スパノヴァ」の拍手の音、動画の世界に惑溺したい、余韻に浸りたいという欲求からすると、いつも、少しだけ鳴るのが早すぎると感じるのだけれども。思うに、そう感じるのはたぶん、私がいつも、動画の中しか見ていないからなのだ。
だけど、そうじゃない。きっと、私が気付いていなかっただけで、あの拍手の音はずっと、すべてのスパノヴァの春香さんのために鳴っていたのだ。……いいえ、別に、誰かがPC上で同時に再生した時のために、ということではなくて。
その拍手は、すべてのステージのために。すべての春香さんが踊り終えて、舞台の灯りが消えて。そのあとの暗闇のために贈られた、長い長い拍手の音。










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