第一回「novem@s exchange!」 百合根P『偶像町幻想百景』を語る




本記事は、ノベマス紹介ブログ『NP氏の本棚』さんと本ブログ『すごろく格納庫』で同時に記事を公開するコラボレーション企画「novem@s exchange!」の『すごろく格納庫』パート、
ニコラスPことNPさんが提出した、『語りたい過去のノベマス作品』1作品について、NPさんと私Vinegar56%二人がチャット上で会話したものの記録」
となります。

企画の趣旨・経緯については、NPさんの書かれた告知記事をご覧ください。

【年末・特別企画告知】 「novem@s exchange!」 開催のお知らせ 【すごろく格納庫&NP氏の本棚コラボレーション】

また、同時公開予定の本企画『NP氏の本棚』パートも、是非お楽しみください。


さて、すでに記事タイトルに出ていますが、今回NPさんからご提示いただいた「語りたい過去のノベマス作品」は、

百合根P作『偶像町幻想百景』

でした。


【NovelsM@ster】偶像町幻想百景(前) (10年07月23日)



【NovelsM@ster】偶像町幻想百景(後) (10年07月23日)




推薦者であるNPさんからは、思い入れがこもった情熱的な語りをお聞きすることが出来、また話者ふたりの視点の違いと、それ故に生まれる対話の中での新しい気づきがあって、当事者としては大変得るところの多い会話だったと感じます。読者の皆様にもお楽しみいただければ幸いです。
それでは、どうぞ!







※本チャットは、大まかに
⑴実際に動画を視聴しながらの二人の反応
⑵NPさんによるコメント
⑶私によるコメント
⑷二人での雑談
の4つの部分から成っていますが、特に章立てや記事の分割などは行わず、実際の会話の流れに従ってそのまま並べてあります。
また、このチャットは、もう一つの『NP氏の本棚』側のチャット(私が提出した作品について二人で会話したもの)に先立って収録されています。そのため、本題に入る前に、企画の進め方について軽く確認・相談するやりとりが生じました。企画のコンセプトやチャットの雰囲気をお伝えする上で好適と思うので、その部分もそのまま掲載してあります。





sugoroku:では、あらためまして、直前にバタバタしてご迷惑をお掛けしましたが、本日は大変刺激的な企画にお招きいただきまして、ありがとうございます。

(※私がチャットのやり方を理解できなくて、ひとりで騒いでいたのです。)

NicholasP:こちらこそ改めまして。本企画にご賛同いただき、ありがとうございます。
NicholasP:私、タイピングが非常に遅いのと、コメント中に長考するかもしれないので、若干のコメント遅れはご容赦ください。
sugoroku:ああ、私もコメントを打つのは決して早くないのでw
NicholasP:いや~昔2007年12月デビューPのIRCに参加した時にですね、あまりにもタイピングが遅すぎて話題の流れについていけなかったという忌まわしい記憶がありまして(遠い目)
sugoroku:遅れもそうですが、私の場合はあわてて誤字やタイプミスをたくさん打つことが多いのですが、そこらへんもご容赦くださいw
NicholasP:今はだいぶ打つの早くはなったのですが。まあ後でログを編集できるので、私も勢いに任せていきます
NicholasP:よろしくお願いしますです。
sugoroku:がんばって打っているうちに話題が流れていってしまうというのは、特に多人数のチャットだとあるあるですねw
NicholasP:早すぎるんですよ! 他の人が! (言い訳
NicholasP:さて、それではまず今日のお話合いなんですけれども。
sugoroku:はい。
NicholasP:唐突に始まる
sugoroku:ww
NicholasP:まず今回、お互いに1作品ずつ作品を持ち寄ったので、
NicholasP:その作品について感想とか、それを基にしたニコマス論とか、なんかそういったものをですね、話し合えればと考えています(すごくふわっとした説明)
sugoroku:はいw
NicholasP:たぶん、我々二人でノベマス作品を話し合えば、自然と考察とかが進むのではないかと思うので、
NicholasP:あまり複雑なことはせず、自然の流れに任せてチャットできればと考えています。
sugoroku:私はどうしても、作品を "ノベマス史" 的なものの中にどう位置づけられるか、みたいなことから考えてしまうので、作品の感想に限定されないナントカ論みたいなものも含めていただけるのは、ありがたいですねw
NicholasP:今回の企画テーマが「温故知新」なので、ノベマス史とからめつつ、今の視点でアイドルマスターを見るというのは、私の狙いでもあります。
NicholasP:というか、たぶん、こういう話ができる人がVinegarさんくらいしかいないんで・・・
sugoroku:どうでしょうねえw
NicholasP:少なくとも私の周りには。PV専の人はいっぱいいるんですよ。
sugoroku:ブログを現にやっていてコンタクトが取り合えて、というとなかなか選択肢が限られてしまう現状はありますよねw
NicholasP:そういう意味でもノベマスに特化されている人って、あんまりお会いできないんですよね。
NicholasP:いや、私がTwitterでも始めれば違うのでしょうけれども。
NicholasP:ええと、まあそういうわけで、まずはお互いの提出作品を視聴して、その感想を書いてみようかと思うんですが、いかがでしょう。
sugoroku:そうですね、
NicholasP:一応、事前には見ているのですが、リアルタイムで同時に見れたほうが良いかなと。
sugoroku:最初に、それぞれ選出理由のあらましみたいなものをちょっと喋ってもいいのかな、と思ったのですが
NicholasP:あ、先にそうしましょうか。
sugoroku:ただ、それをやってしまうと、動画を見る時の視角がそれに縛られてしまう危険もあるかな、という気もしまして。
NicholasP:それもそうですね。そうすると「動画視聴」→「紹介者側の選定理由とコメント」→「もう一人側の感想とコメント」→「話し合い」の流れでいきましょうか?
sugoroku:そうですね、それでお願いします。
sugoroku:視聴中何もないのは寂しいから、適宜実況を入れるような感じでしょうか?w
NicholasP:okです。そう思って、ブラウザとスマホで2画面体制にしてます。
sugoroku:ニコマスブロガーはイベント時とか実況するのうまい人多いですが、私はあんまり得意じゃないんですけどねw
NicholasP:ですねー私も実況はほとんどやったことない。動画コメント打つ時もいったん停止してるしw
sugoroku:止まって考えないとなかなか打てないですよねw
NicholasP:そうそう、打ち間違えとか作品に残しちゃうと、自分がその後見れなくなってしまうw
sugoroku:順番ですが、先にご提案いただいた『偶像町幻想百景』からでよろしいでしょうか?
NicholasP:一応企画を持ち込んだ側が私なので、そのようにしてもよろしいですか?
sugoroku:はい、それでお願いします。


というわけで、以下しばらく、実際に各々動画を視聴しながらの "実況" コメントのパートとなります。


NicholasP:偶像町幻想百景 前篇 http://www.nicovideo.jp/watch/sm11481974

百合根P 【NovelsM@ster】偶像町幻想百景(前) (10年07月23日)

 

sugoroku:開きました!
NicholasP:こっちもOKです。このOPがほんと素晴らしい。
sugoroku:これは何の歌でしたっけ?w
NicholasP:かげろうとうりゅうき(漢字がむずかしい)のOPですね。
NicholasP:PCゲームです。
sugoroku:いきなりのざるらぁめん
sugoroku:なるほど
NicholasP:百合根Pがお好きなブランドのゲームだったかと
sugoroku:「我が家の姫」とか千早の犬耳とか、何も説明がなくても、うん? と惹き付けられるポイントがいろいろありますね
sugoroku:これやっぱり、打っている間に動画がどんどん次に移っていくなw
NicholasP:ですねw
NicholasP:動画に集中できんw
NicholasP:逐一実況はあきらめますので、要所要所でコメントします。
sugoroku:??「こんなところに強力なライバルが居たにゃあ!」
NicholasP:思えば、みくにゃんの先取りですねこれは
NicholasP:みきりつ
NicholasP:やっぱり迷子になるあずささん
sugoroku:このあずささんの大物感というのが、
sugoroku:ノベマスだなあ、と(表現力不足)
NicholasP:あずささん、千早、貴音がそれぞれ幻想的な世界の設定になじんでますね。それぞれの容姿、性格、特殊能力、種族、そういったものの設定が本当に上手い。
NicholasP:前篇終わりました。
sugoroku:こちらも終わりました
sugoroku:では、後編に
NicholasP:途中画面が止まりまくったので、同時進行でないかもしれない・・・いま後編あけます

百合根P 【NovelsM@ster】偶像町幻想百景(後) (10年07月23日)



NicholasP:和風寝間着あずささん
sugoroku:興奮するコメント群w
NicholasP:何気にこのノースリーブ和服貴音もよい
NicholasP:頬杖つく千早も
NicholasP:そして体育座り
NicholasP:拗ねあずささんいいですね
sugoroku:絵的にいろいろと見所の多い場面が連続しますねw
NicholasP:イラストを描けるノベマスPの強みといえるかもしれません
NicholasP:名シーン
NicholasP:この作品、あずささんの誕生祭記念作品でもあるんですよね
sugoroku:ああそうか、そうですね
NicholasP:アイドルの誕生祭はですね、いいですよね。いい作品いっぱい上がって私は好きです。
sugoroku:ですね
NicholasP:あ、春香さん(転ぶフラグ)
sugoroku:春香さんはやっぱりこの袴なんだなあ
sugoroku:やっぱり赤青の色合いがいかにもそれらしいってことなんだろうな。主人公カラーというかw

アイドルの和装がそれぞれに趣向を凝らして描かれている中で、春香さんが見慣れたハカマグラデュエーションの配色なのが目に留まったので、こんなことを言っています。
こう、傭兵Pのアイドルマスター 「乙女よ大志を抱け!!」 IM@SALLSTARS? (09年03月08日 権利者削除済み)とか、ぴっかりPのアイマス歌劇団とか思い浮かべて、和風な春香さんと言えば桜色の袴! というイメージあるよなあ、と思ったわけです。

ぴっかりP アイドルマスター サクラ大戦 「檄!帝国華撃団」改の改 (08年06月07日)



NicholasP:エンディングは東方の「童祭」ですね。
sugoroku:ああ、なるほど。
sugoroku:"和風っぽいアレンジ" には事欠きませんからね。
NicholasP:百合根Pは東方系の作品も手掛けておられるので、本作の世界観も東方の影響は大きいと思います。
sugoroku:TiltPと組んでの東方m@sterPVが印象的でした。
NicholasP:ありました、ありました

TiltP・百合根P アイドルマスター×東方アレンジ あずさ Phantasm Brigade 似非PV (ver.1.01) (10年04月07日)



sugoroku:と、そんなところで終わりました。
NicholasP:後篇終わりました。実況しながらだと、動画にまったく集中できないということがわかりました(絶望
sugoroku:そうですねえw
NicholasP:事前に見ておいてよかった・・・
sugoroku:これ、生放送なんかで動画を見ている時、私たちは見ているつもりでいかに実は動画そのものに集中していないか、ということでもあるんだろうなあw
NicholasP:確かに。案外集中できていないのかもしれません・・・


"実況" の難しさに衝撃を受けつつ、推薦者NPさんによる語りへと移行します。


NicholasP:ええと、それではまずは私からいくつかコメントをさせていただいてもよろしいでしょうか。
sugoroku:はい、ぜひ。
NicholasP:まず本作を選んだ理由は3つありまして。
NicholasP:ひとつは、ここ最近、私が行っている過去作振り返り企画で「和風」のノベマスを中心的に発掘してきたものですから、その流れの中で自分のマイリスの中から掘り起こしてきたものだということです。
NicholasP:私のブログ、アイマスの話題のほかに古流剣術の記事なんかも混じっているように、和風な世界観とか、古い日本の風景世界とかが好きでして、
sugoroku:ええ。
NicholasP:江戸末期~明治時代の古写真なんかも見るのが好きです。
sugoroku:ほほう。
NicholasP:ただ、時代劇というのは、現実のドラマとかでも衣装の用意とか世界観の構築とかが難しいらしく、
sugoroku:ノウハウの塊ですものね。
NicholasP:いわんやノベマスの世界においては、デフォルトの配布立絵からして「現代の洋服」なので、制作にあたっては立絵の用意から普通の人はつまづくジャンルだと思うんですね。
NicholasP:つまり、和風のノベマス、あるいは時代劇系のノベマスというのは、それが成り立つだけでも、かなりの労力がかかっていると思うわけです。
NicholasP:したがって、ノベマス全体を見ても、決して多くの作品があるわけではないですね。
sugoroku:"専用の立ち絵が必要である" という発想自体が、私からするとひとつのポイントですね、という話は今はともかくw
NicholasP:「立絵の用意」は工夫次第でいろいろクリアできる問題ではあるのですが、
NicholasP:ことノベマスにおいて「世界観の統一」を図る場合、古い時代に合わせた衣装を用意する、というのはかなり重要なことだと思いますし、また労力がかかることなのではないかと考えます。
sugoroku:はい。
NicholasP:ノベマスにおける「世界観」の重要性は語り始めるとすっごい長くなるので、ここでいったんン方向を修正しますがw
NicholasP:あ、誤字
sugoroku:誤字はチャットの華
NicholasP:月下美人
NicholasP:いかん、話の流れが逸れてしまうw

(※動画の中で「月下美人」が登場するのです。)

sugoroku:ググったらサボテンの仲間なんですか、へー>月下美人
sugoroku:「ゲッカビジン(月下美人、学名: Epiphyllum oxypetalum、英名: Dutchmans pipe cactus、A Queen of the Night)とはメキシコの熱帯雨林地帯を原産地とするサボテン科クジャクサボテン属の常緑多肉植物である。日本で多く流通しているクジャクサボテン属(Epiphyllum属)には交配種が多いが、これは原産地からそのまま導入された原種である。」wikipedia先生より
sugoroku:脱線失礼w
NicholasP:名前も綺麗で、花の形も優雅・・・
NicholasP:ええと、話題を戻すと、和風系・時代劇系のノベマスは、世界観を統一したり、立絵を用意したり、背景を準備したりの手間が、現代劇のノベマスに比べるとハードルが高い印象があるということです。
NicholasP:そういった貴重な和風ノベマスの中において、この偶像町幻想百景という作品は、シナリオ・世界観・音楽・アイドルの配役と、あらゆる面で非常に高い完成度を誇る作品だと思います。
sugoroku:まさしく、独立した強い世界観の構築、というところが、この作品の特徴ですよね。
NicholasP:選定の理由のひとつめをまとめると、「ノベマスジャンルにおいて貴重な和風作品であり、かつその世界観構築の完成度が非常に高い」ということになります。
sugoroku:はい。

NicholasP:二つ目の理由ですが、
NicholasP:ひとつめの理由に若干かぶりますが、作品そのものが本当に素晴らしいという、シンプルな理由です。
sugoroku:シンプルにして、これ以上の理由はないという理由ですね。
NicholasP:百合根P作品は伝奇物やファンタジー、RPGなどに題材をとったものが多いのですが、
NicholasP:とにかく、世界観構築が抜群にうまいPだと思います。
NicholasP:まず、ノベマスPの方たちは、原則としてそれぞれの「個性」をお持ちです。
NicholasP:その「個性」がどこから来るのかと考えてみると、やはり各Pの触れてきた創作作品の影響など、その人たちのバックグラウンドの存在が大きいのではないかと思います。
sugoroku:ええ。
NicholasP:だから、文学作品の影響を受けた人、映画の影響を受けている人、あるいはマンガ、ドラマ、ノベルゲーム、RPG、ラジオ、舞台演劇などなど、
NicholasP:ひとくくりにノベマスといっても、明らかにその作品の原点となるもの影響が異なっている。そこに、ノベマスというジャンルの多様性と面白さがあるのではないかと思っています。
NicholasP:きっちょむPの「マコベス」は舞台演劇の手法が色濃く残っていますし、ボン太くんPの作品はすごく映画的だったりと。

きっちょむP マコベス (10年08月29日〜最新12年08月24日)



ボン太くんP THE iDOLM@STER Dreaming Story (14年12月07日〜14年12月31日完結)



sugoroku:そうですね、単純に表現のバラエティという点でも、また歴史的な経緯から言っても、いろんなものからの影響、いろんなものとのコラボが雑多に含み込まれているのが、ノベマスというジャンルの、アイマステキスト系の中でも特徴的な点でしょうね。
NicholasP:ノベマスPのバックグラウンド毎に、あらゆる個性があり、演出の手法の違いが生まれる。私がノベマスを見ていて、そういった個性に触れたとき本当に楽しいと感じるんですよね。
NicholasP:これって多分、ノベマスがあくまでもノベル=小説ではなく、「映像作品」であるからこそのようにも思います。
sugoroku:愛識Pあたりは、いやノベマスはアイマスのノベルだよ、と仰りそうですがw

ここの発言、私がいい加減な記憶で喋っているのと、愛識Pという、ノベマスに対してかなり複雑なこだわりを持っている人に一言で言及しているせいで、よくわからないことになっていますね。
どうも私はこの時、愛識Pの文章の中の
「んー、しかし個人的にコレ書いてるうちになんかすっきりしてきました。
 ノベマス≒ADVゲーム形式、ノベルゲーム形式
 なんだと割り切れたので。」
それが自転です 界隈の中心より)

という一節と、
「恐らく人によってノベマスといって浮かぶイメージは相当違うと思うのですが、
 私のような比較的古い世代では「春夜」とか「バレマス」のようなイメージでしょうか。」
それが自転です ノベマスの傾向と対策より)

という一節がなんとなく混ざって思い浮かんで、こんなことを言ったようです。
もう少し、私がイメージしていたことを補足すると、愛識PというノベマスPが、一方では08年から09年にかけて、映像面、演出面で新しい試みをするノベマスを積極的に評価し、自らもそうした表現を取り込んで活動していた作者でもあり、同時に、"ノベル(ゲーム)としてのノベマス" に強いこだわりを抱いていた人である(氏が最大級の賛辞を送ったノベマス作品は、サウンドノベル以外の何物でもない陽一P『ノベルゲーム風アイドルマスター 「Bullet×M@sters」』でした)、という認識が私の中にあって、「ノベル=小説」か、「映像作品」か、というキーワードから愛識Pのことを連想したんですね。

NicholasP:文章そのものだけではなく、物語を映像や音楽といった多様な表現方法で、総合的に演出するからこそ、「ノベマス」は各Pのバックグラウンドを多角的に内包できるのでは、と私は考えています。
sugoroku:私の表現で言うと、ノベマスは小説ではなくて「動画」である、ということですね。
NicholasP:そのとおりです。
NicholasP:そして、話を百合根Pに戻すのですが
NicholasP:百合根Pのバックグラウンドを詳しく知っているわけではないのですが、過去の一連の作品を見る限り、この方のバックグラウンドは「ゲーム」なのではないかと推測しています。
sugoroku:なるほど。
NicholasP:ゲームというのは、何はなくとも「世界観」がとても重要です。世界観そのものが、ゲームのシステム自体に影響を与えますからね。
NicholasP:百合根Pはおそらくゲーム制作(ツクール系RPG?)等の経験などが豊富そうに見受けられます。
NicholasP:だからこそなのかは推測するしかないのですが、全体的にこの方の作品は世界観が非常に緻密できっちりしていると思います。
NicholasP:(あ、この話を進めていくと、三つ目の理由にかぶってきそう・・・)
sugoroku:どういう世界を描き出したいか、というイメージが非常にはっきりしている、というか、脳裡の世界を具現化、映像化したい、ということが動画作りの大きなモチベーションになっている感じがしますね。
NicholasP:まさにそうですね。私がかつてPVを作っていたころもそうだったのですが、基本的に何か創作物を作る方は、まず頭の中で構築した世界観を、最終的に現実世界の作品に出力するわけですが
NicholasP:大体の場合、頭の中で思い描いたことの半分もその通り現実に出力できない、ということがよく起こると思います。
NicholasP:原因としては、頭の中のイメージを、具体的な表現体に変換することそのものが、非常に難易度の高い作業だからということがあるかと思います。
sugoroku:切実な発言で、よく気持ちが伝わってまいります。
NicholasP:あと、頭の中のイメージをそのもの表現するには、それに付いていけるだけの「技術」も要するというわけです。
NicholasP:これは小説でも絵でもそうだと思います。
sugoroku:はい。
NicholasP:百合根Pの優れた能力は、この方の世界観構築能力の高さにプラスして、イラストやドットを自ら描けるというところにもあると思います。そのうえで、音楽を配置するセンスや、物語つくりの上手さ、もすごくバランスがよい
sugoroku:先に述べられた通りで、すべての要素が組み合って「偶像町」という世界が表現されていますよね。
NicholasP:百合根Pが自作品をどのように感じていらっしゃるかは不明ですが、かなり頭の中のイメージを、高精度で出力されているのではないかと思いますね。
NicholasP:それを可能にするだけのスキルをお持ちだと思います。
NicholasP:だからこそ、偶像町という世界観を作り上げることが出来たと思うんです。
sugoroku:大変納得のいくお話です。
NicholasP:おおよそ、原作アイマスのアイドルのキャラクター設計は完成度が高いので、二次創作においては、いかに魅力的な世界観の中に配置できるかによって、最終的な完成度は大きく変わってくると思います。
NicholasP:やっぱり、ノベマスジャンル広しといえども、この世界観を構築できるPの作品というのは、非常に希少で、今の時代においても語られるべきではないかと、私は思うわけです。
sugoroku:まあ、実際問題として、この作品とそっくりな動画って、その後もあんまりない気がしますしねw

NicholasP:その件に関しては、最後の三つ目の理由にもかかわってくるお話なのですが
sugoroku:ほう。
NicholasP:なんか、話が長くなりそうなので、三つ目の理由行きます。
sugoroku:はいw
NicholasP:本作を選んだ第三の理由にして、一番注目すべきは、本作が数多くの「三次創作」を生み出した点にあると思います。
sugoroku:まあ、せっかくの機会なので、心ゆくまで語っていただいてもいっこうにかまいません。
sugoroku:ただ、コメント打ち続けるのでお疲れかもしれませんので、無理のない範囲でw
NicholasP:了解です。とりあえず、三つ目のことを打ち終えたら少し休憩しましょうw
sugoroku:はいw
sugoroku:私も重要なポイントだと考えています>「三次創作」
NicholasP:ええと、さっきも話した通り、三つ目の理由が「三次創作」の派生です。ノベマスも数多いとはいえ、この規模で三次創作が広がった作品は、本作位ではないかと思います。
NicholasP:Wikiもありますしhttp://www37.atwiki.jp/guzouchou/

偶像町幻想百景 まとめ

sugoroku:偶然3次創作が連なった、というのではなくて、シェアードワールドとして意識的に提示されているんですよね。ちょっとなかなか類例がない試みでした。
NicholasP:ニコニコ大百科のほうにも、関連作がまとまっていますね

偶像町幻想百景とは - ニコニコ大百科

sugoroku:動画でなくてSSの世界だと、結構そういう試みもあるのかもしれませんが。
NicholasP:その通りで、本作はノベマスとしては、現在からみても極めて異例な、シェアワールドとして作成された作品でもあるということです。
NicholasP:これは私の記憶する限り、非常に珍しいと思います。
sugoroku:そうですね。
sugoroku:おお、この大百科は わんたPの作成か。流石です。
NicholasP:シェアワールド化が可能になったのは、何といっても世界観が箱庭として、非常にしっかりとしたものだったからといえると思います(さきほどの二つ目の理由とも関わってきますね)。
sugoroku:ええ。
NicholasP:そして、三次創作の手法が動画だけでなく、SSやイラストなどでも可能だったので、前述した立絵の用意をせずとも、物語作品をシェアできるという面もありました。
sugoroku:ああ、なるほど。SSやイラストを初めから視野に含んでいたからこそのこの広がりなんですね。
NicholasP:こういう広がり方をした作品は、あまり類例がないと思うんですよ。
NicholasP:そもそも、この偶像町幻想百景という作品ですが、冷静に見てみると、「アイドルマスター」の原作の要素って、「同姓同名同容姿のキャラクターが出演する」という以外は、ほとんど残っていないわけです。
sugoroku:そうですね、そう言ってしまえばそうですねw
NicholasP:ところが、おそらくアイマスファンにこの動画を見せたら、おそらく、ほとんどの人は「アイマスの二次創作」だと認識すると思うんです。
NicholasP:そのうえで、「三次創作」までアイマスPの間で広がったわけですね。
sugoroku:広がりました。
NicholasP:これって結構すごいことというか、アイマスの「二次創作」を考えるうえで、非常に重要なことなのではないかと思うんです。
sugoroku:百合根Pの場合、自分で絵をお描きですから、「同容姿」ですら、自明確実ではないわけで。
NicholasP:その通りです。何せ千早に犬耳が生えているわけですからねw
NicholasP:でも、割とそれを普通に受け入れてますよね、私たち。

ここで私は相槌を打てませんでした。この動画を見て「普通に受け入れ」る感じ方がアイマスファンの中でどのくらい普遍的だろうか、とか考え出して、でもそんな話をし出すと収拾がつかなくなるなあ、と思ったからですw。

sugoroku:ならば、何を以て私たちはこれを「アイマス」だと認識しているのか? という。
NicholasP:私が言いたいのはまさにそのとおりです。
NicholasP:この作品は、一種の「アイマス認知論」みたいなテーマも同時に生み出していると思います。
NicholasP:認知論というよりは、認識論? かも
sugoroku:アイマスってなんだろう、アイマス2次創作ってなんだろう、という事柄を考える上で非常に興味深い事例であるわけですね。
NicholasP:私が一番最初の本作の紹介記事を書いたとき、「真行草でいうところの『草書の二次創作』」だと表現しました。
sugoroku:ああ、はい、覚えております。
NicholasP:つまり、楷書としての原作アイマスの世界観からは大幅に手が加えられているが、表現しているのはアイマス世界そのものである、という風にとらえています。
NicholasP:では、何を持って我々は本作を「アイマスの二次創作」としてとらえているのか、ということになります。
sugoroku:おお、そこに踏み込んでいきますか。
NicholasP:まず偶像町を見て感じるのは、舞台となる世界観は大幅に手が加わっているのですが、実はアイドルの性格・キャラクター性自体はかなり原作そのものを踏襲しているということです。
NicholasP:つまり、原作のキャラクター性はそのままに、彼女たちの立つ舞台だけを1から構築した、というのが、本作のスタイルではないかと思います。
NicholasP:だからこそ、本作において、我々はアイドル達のキャラクター性の一致をもって、「アイマスの二次創作」と認識できているのではないか、というのが現時点の仮説です。
NicholasP:たぶん、この作品がアイマスの二次創作という認識が共有されていないと、三次創作までは広がらなかったような気がします。
sugoroku:私は "原作らしさ" とは何か、という点はかなりうるさいのですがw、そうですね、動画を見ていていかにも”そのキャラクターらしさ"を感じる、という点は仰る通りだと思います。それが原作に似ている、ということなのかどうか(そも、ここで言う「原作」とは何か)という点は、とりあえずおいておいて。
sugoroku:若干レスポンスのタイミングが遅れていますが、お気になさらず話を進めてくださいw
NicholasP:まあ、現実問題、今のアイマスは人によって「原作」がだいぶ違ってきているということはあると思いますね。
NicholasP:究極的に、アイドルマスターの要素から、何を引き算し、何を足して、何を残すのか、というところにアイマス二次創作の神髄があるのではと思うわけです。
sugoroku:はい。
NicholasP:そういう点でみると、百合根Pはキャラクターは極力崩さず、世界観を大胆にビルドアップするということでもって、本作を作り上げられたのではないかなあと。
sugoroku:アイマスのキャラクターを大切にしている、リスペクトしている、同時に、自分がイメージする世界のことも慈しんで大事にしている、見る人、シェアする人にも、そうあって欲しいと願っている。そういう気持ちが伝わってきますよね。
NicholasP:そう思います。百合根Pはキャラクター性を非常に重視する人だとも思っています。だからこそ、他のP達と共有している「アイドル像」を、百合根Pの作り上げた箱庭世界の中に配置すれば、「三次創作が作りやすい」、という環境を整えられたんじゃないかと思います。
NicholasP:なんかコメント飛ばしすぎたら、論理的な一貫性を保てているか自信がなくなってきたw
NicholasP:とりあえず、お伝えしたいことはVinegarさんに伝わってるっぽいので、大丈夫そうですが。
sugoroku:これは論説記事ではなくて会話なので、雰囲気とか流れ、勢いで伝える、ということも大事だと思いますw
sugoroku:と、自分がコメントする時のための予防線をw
NicholasP:というわけで、第三の理由をまとめると、「三次創作を広げることが出来るだけのポテンシャルを持った作品である」ということになるかと思います。
sugoroku:よくわかりました。
sugoroku:順番としては次は私が動画を見てのコメント、ということになると思いますが
NicholasP:お願いします。一気にしゃべったら、けっこー疲れますね、これ・・・Vinegarさん、合いの手を入れてくださってありがとうございます。
sugoroku:はい、大分お疲れではないかと思いますw
sugoroku:まあ、私もそれなりの時間、喋ることはあるのではないかと思いますが、
sugoroku:若干休憩時間を入れた方がいいですよねw
NicholasP:そですね。ちょっとお茶を入れてくるので、少し休みましょうか。
sugoroku:はい。
sugoroku:私もちょっとトイレに行ってまいります。


ということで、しばしの休憩を挟んだ後、私のコメントへと移ることになりました。


sugoroku:いくつか引用したい動画があるので、先にURLだけ貼っておきます。話の進行次第で、言及しない可能性もありますが。
sugoroku:定家P『iM@S×更級日記』http://www.nicovideo.jp/watch/sm2937763

定家P iM@S×更級日記 (08年04月08日〜最新08年10月22日)



sugoroku:やっつけP『必殺お仕置き人』http://www.nicovideo.jp/watch/sm5100800

やっつけP 必殺お仕置人 (08年10月31日〜最新11年08月09日)



sugoroku:オヤジオナ『うっう平犯科帳』http://www.nicovideo.jp/watch/sm4058550

オヤジオナ アイドルマスター「うっう平犯科帳」 (08年07月24日〜最新09年07月30日)



sugoroku:くるわP『【遊郭m@ster】「夢みることり」』http://www.nicovideo.jp/watch/sm8979852

くるわP 【遊郭m@ster】「夢みることり」 (09年12月02日〜10年01月02日完結)



sugoroku:ドワオP『やよいが花魁になったようです(遊郭m@ster支援)』http://www.nicovideo.jp/watch/sm8991369

ドワオP やよいが花魁になったようです(遊郭m@ster支援) (09年12月03日)



sugoroku:すっきりぽんP『妻をめとらば』http://www.nicovideo.jp/watch/sm9442431

すっきりぽんP 妻をめとらば (10年01月21日)



sugoroku:「【源氏m@ster】桐壺【第一帖】を読む - 箱の外から」http://d.hatena.ne.jp/K_1155/20100304/p1
sugoroku:これは動画が消えているので。

【源氏m@ster】桐壺【第一帖】を読む - 箱の外から

sugoroku:「白雅雪blog The Idol of the Rings 第二十話「浅瀬への逃走」」http://gase2.blog66.fc2.com/blog-entry-423.html

白雅雪blog The Idol of the Rings 第二十話「浅瀬への逃走」

sugoroku:ぎみっくP・ホルダーP『アイドルマスター『花咲く旅路』@あずさ』http://www.nicovideo.jp/watch/sm11434356

ぎみっくP・ホルダーP アイドルマスター『花咲く旅路』@あずさ (10年07月19日)



sugoroku:あと、さきほどの「草書の二次創作」のお話の初出は、こちらのガルシアPの記事のコメント欄でのやりとりのようですね。「君のハートにクー・デ・グラ! 二次創作の『連鎖』。」http://garciap.blog93.fc2.com/blog-entry-186.html

君のハートにクー・デ・グラ! 二次創作の『連鎖』。

NicholasP:戻ってきたら、めっちゃいっぱいリンクが張られている件についてw
NicholasP:あと、自分で「草書のアイマス」の初出をガチで忘れてました・・・そうか、ガルシアPのところだったか・・・
sugoroku:まさしく、2次/3次創作が連鎖していく過程が当事者によって語られていて、今読み直しても興味深い記事ですね。
sugoroku:では、私が作品を見ながら考えていたことを、ちょっと述べさせていただきます。
NicholasP:お願いします。
sugoroku:自分で思いつく、本作品以前で「和風」と関わりが深そうな作品を上に挙げてみました。
NicholasP:ざっと拝見しました。
sugoroku:いろいろ遺漏はあるでしょうが、今まさにNPさんが「和風」に着目して活動されている最中でもありますし、一人で完璧を期す必要はない、ということでw
NicholasP:和風物って、やっぱり探せば結構ありますね
sugoroku:そうですね。で、その中でも、時期による変遷があるのではないか
sugoroku:ということを、「立ち絵」に着目して述べます。
NicholasP:はい
sugoroku:まず、最初の定家Pの作品。
sugoroku:立ち絵の改変などはまったくありません。普段着の、いつも見慣れた事務所の姿のアイドルが、そのまま「更級物語」の中の人物を演じている。
NicholasP:ですね。背景は和風の建築物ですが、衣服は現代のものです。
sugoroku:先に、ノベマスは様々なものとのコラボ、影響があるという話がありました。
sugoroku:で、私はちらっと "歴史的経緯" という言い回しをしたんですが、つまり、08年前半ころのノベマスというのは、とりわけいろんな世界、いろんな可能性が雑多につめこまれた世界だったと私は認識しています。
sugoroku:それは、当時アイマスのテキスト系の主流は「im@s架空戦記シリーズ」であって、
sugoroku:でも、自分の作っているものはPVではないし、かといって「架空戦記」をつけられる内容ではない、という表現をしている人たちが流れ込むのが「Novelsm@ster」
sugoroku:というタグだった。
sugoroku:初めに、ノベマスとはこういうものだ、という統一されたイメージが存在したのではないと思うんです。
NicholasP:なんというか、ノベマスがジャンルとして確立する直前ごろに生じる「なんでもあり」状況だったかもしれないですね>2008年ごろ
sugoroku:たとえばストレートPとか、ブリッツPとか、介党鱈Pとかいうようなモデルがいて、みんながそれを真似する、という時代ではないので
sugoroku:勢力、動画数としては小さいんですが、その中にまったく毛色が、バックグラウンドが違う人が入り混じっていた印象はありますね。
sugoroku:まあ、ここらへんは、リアルタイムで見、作っていた海月Pや愛識Pの記事を読んだ方が信頼性がありますがw
NicholasP:確かに。かなり色々な意見はあると思うのですが、ノベマスが一つの定型を完成させたのは、紙芝居クリエイターというツールの普及と、ストペドタミ時代の到来がひとつの協会ではないかと私は思っています。
NicholasP:境界

(※「ストペドタミ」……ストレートP・ペデューサーP・タミフルP。いずれも08年に人気のあったノベマスP。タミフルPは08年1月、ストレートPは08年7月、ペデューサーPは08年9月デビュー。)

sugoroku:やや話がふくらみましたが、定家Pの作品においては、アイドルの絵を物語、世界観に合わせて改変しなければならない、という発想はありません。
sugoroku:はい、その通りだと思います。
NicholasP:逆に07年~08年前半ごろは、モデルがない分、自由度も高かったと
sugoroku:「ノベマスとはこうでなければならない」という定型はない。ただ、同時に、アイマスの素材、アイドルの姿形を状況に合わせて改変しなければならない、という発想は薄いと思うんです。
NicholasP:そういわれてみると、確かに初期の三戦系架空戦記も、衣装改変しているのは思い当たらないような気がする。
sugoroku:アイマスの素材を、そのまま自分がコラボしたい環境におく、ということがそれだけ自明視されている。大げさにまとめると、アイマス素材というのが、当たり前に個々の文脈を超えるものだと観念されていたのではないか。

まあこの発言は、当時そういう観念が実在した、というより、私はその現象にこんな意味を見出だしたい、という話ですね。

sugoroku:くだって08年後半、やっつけPとオヤジオナ氏の作品。
sugoroku:今ご指摘のあった、紙芝居クリエーター、ストペドタミの時代がすでに到来していますが。この二人は、わりとあんまり関係ないところにいる気がしますね
sugoroku:08年前半との違いで、この二人の場合に重要なのはむしろ、765コマンドの方ですね
sugoroku:どちらも、既成の立ち絵素材ではなく、ステージあるいはコミュから自分で素材を切り抜いて動画表現に生かしている。
sugoroku:また、この二人の場合、漠然と「和風」の世界というより、あくまで「時代劇m@ster」なので
sugoroku:「必殺シリーズ」、あるいは「鬼平犯科帳」という具体的なドラマを再現する、ということに力点がある。
NicholasP:ふむふむ
sugoroku:そのためかどうかわかりませんが、どちらの作品にも衣装の改変はありません。評法改変で有名なオヤジオナ氏ですが、この作品では改変はしてないんじゃないかな。
sugoroku:表情改変。
sugoroku:衣装はハカマグラデーションで、これはその後ななかPがハカマの立ち絵セットを作成されますが、この当時はないはずなので、オヤジオナ氏自製だと思いますが。

(※「ハカマグラデーション」ではなく「ハカマグラデュエーション」ですが、チャット当時は間違いに気づきませんでしたw。)

NicholasP:ですね。立絵を切り抜くというよりは、コミュ画像を切り取っている感じです。
sugoroku:オヤジオナ氏の作品では、暗い背景にシルエットとメッセージウィンドウだけで、暗闇での斬り合いを表現する、というような
sugoroku:絵で世界観を表現する、のとは真逆な、引き算の表現というか、静謐で禁欲的な表現が印象的でした。
NicholasP:「禁欲的な表現」ってすごい素敵です。
sugoroku:やっつけPで面白いのは、主人公は春香さんですが、立ち絵が1期はゴシックプリンセス、2期はムートニックプリンセスだったと思いますが
sugoroku:全然和服じゃない、和っぽい絵柄にしようなんてはなから考えていないわけです。
sugoroku:これはだから、コラボPVの世界で、アイドルソングとどんなにかけ離れた曲でも、それにいつものアイドル衣装のアイドルで踊らせるようなもので
sugoroku:絵をその世界に寄せていく、似せていくのではなくて、”アイドルという素材とその世界をそのまま組み合わせるだけで、アイドルはその世界を表現できる” という発想なんですね。
NicholasP:なるほど
sugoroku:「和風」のノベマス、という範囲の話で言うと、そこに変化が生まれたのが09年だと思います。
NicholasP:上で行くと、ドワオP、くるわPの時代ですね
sugoroku:はい、くるわPとドワオPの「遊郭m@ster」、どちらも09年12月で、ドワオP作品はくるわP作品のリスペクトですね。
sugoroku:これは立ち絵を改変して、文体や音楽とも合わせて、
sugoroku:"「遊郭」の世界" を雰囲気として、世界観として濃厚に表現しようとしている。
sugoroku:その雰囲気を、世界観を楽しむ、というのが眼目だと思います。
NicholasP:この二つの作品は、確かに遊郭の雰囲気づくりにかなり力点が置かれていると思います。
sugoroku:くるわPの、立ち絵の改変と文章、フォントや音楽も総合して世界観を表現する手法は、
sugoroku:10年上半期の「源氏m@ster」で、さらに深化していました。残念ながら現在は消えていますが、K_1155氏が詳細なレビュー記事を残されていますので、貼っておきました。
NicholasP:ブログ見てます。スクショだけでもどういう作品であったかの雰囲気が伝わります。
sugoroku:ええ、これはほんとに力作の記事で、よく残してくださったと思いますね。
sugoroku:すっきりぽんPの『妻をめとらば』も、この流れ、雰囲気、世界観を表現し、それを味わう作品だと思いますが
sugoroku:特徴的なのは、この作品は、「遊郭」「源氏物語」「更級物語」「時代劇」といった具体的なイメージの出元、コラボ先があるのではなくて、"設定ははっきりしないがなんとなく和風の雰囲気が充満した世界で貴音との逢瀬を楽しむ" ものである、ということです。
NicholasP:はい
sugoroku:これらの作品を経た後、10年7月、百合根Pの『偶像町幻想百景』が登場します。
sugoroku:特徴の一つは、絵がゲーム素材やその改変ではなく、手描きであること。
sugoroku:もう一つは、どこかの時代そのものの再現、や、どこかの作品の世界そのものの再現、ではない、どこかにあってほしいイメージの世界、を表現しているものだ、ということ。
NicholasP:はい、東方の幻想郷や、霞外籠逗留記など、「原案」となるものは想定されますが、あくまでも「原作」はないという印象です
NicholasP:時代も大正っぽくありますが、明確には規定されていないという。
sugoroku:ですよね。
sugoroku:以上、大変雑駁なあらすじではありますが、ノベマスの中の「和風」の表現を見ると、"アイドル(アイマス素材)と別の世界を組み合わせて楽しむ" もの、から、"絵そのものをその世界に合わせて、雰囲気を楽しむ、世界観にひたる" 作品に変遷する流れがあって、
sugoroku:それを①手描きの絵②オリジナルのシェアードワールド によって、一つの究極まで推し進めた到達点として、百合根Pの作品を位置づけることが出来るのではないか。
sugoroku:ということが、私が考えたことの1点目です。
NicholasP:「和風ノベマス」というジャンルに絞ってみるだけでも、これだけ演出の変遷や技術的な進展の歴史がグラデーションになって見えてきますね。目から鱗です。
sugoroku:そう言っていただけると幸いですw
NicholasP:Vinegarさんのおっしゃることを受けると、私が過去作振り返りで紹介した二作品も、その時系列に乗せられそうな気がします。
sugoroku:ちょうど、この後の時期をフォローする作品ですしね。

こちらの二つの記事で紹介されている動画の話ですね。

NP氏の本棚 平安京からの使者 ~過去のノベマスを振り返ってみることになった~
NP氏の本棚 花月の宴、吉原の夜

NicholasP:どんがらPの「陰陽師」は、百合根P作品とほぼ同じ時期(2010年)で、和風立絵+自作絵で、和風世界観の総合的表現がなされています
sugoroku:はい。

どんがらP 【アイマス×獏】陰陽師 響ノ巻 (10年08月23日〜10年08月24日完結)



NicholasP:2014年作品の「茎」は、さらに演出が凝ったものとなっていますし、世界観構築も非常に巧みですね。

あごひげックス氏・クローゼットP・DAT3P  (14年01月21日)



sugoroku:2010年から現在に至る間の、テキスト系動画での細かい演出技法の発展はすさまじいものがありますよね。
sugoroku:私自身、百合根P以後の流れについてはあまり考えられていなかったので、そこをフォローしていただけるのは非常にありがたいですねw
NicholasP:私は2009年から本格的にノベマスを見始めたので、08年代のノベマス史が抜けているところがあります。なので、Vinegarさんの知識には本当に助けられます。
sugoroku:一人の人間が何年にも渡ってジャンル全体をくまなくフォローする、というのは土台無理なのでw
sugoroku:お互いに自分の知っていることを組み合わせていくことができる、というのは、ありがたいし面白いことだと思います、本当に。
NicholasP:本当にそう思います。今回の作品語りだけでも、お互いの視点の違いがあって、非常に立体的に作品を見ることが出来ました。Vinegarさんの歴史の観点から時系列的にノベマスを見る解釈、本当に感服です。
NicholasP:今回の企画の狙いが見事達成されました>立体的に作品を見ること

sugoroku:あと、今の話ともつながっていますが、もう一点、少々考えていることがありまして。
NicholasP:はい、お願いします
sugoroku:それはですね、ずっと話題の中心にあります、「偶像町」の世界観、百合根Pがイメージし、表現したいと欲望した、私たちが動画から感じ取ったこの世界って、なんなのだろう、ということです。
sugoroku:「大正ロマン」と、たしかwikiにもあったと思います。「銀山温泉」をイメージした、という言葉もありました。
NicholasP:ありましたね
sugoroku:でも、現実にあった大正時代そのものを忠実に再現したい、あるいは、どこか具体的な場所を忠実に再現したい、ということではないんですよね。
sugoroku:あくまで、そういうものを手がかりにした、どこかにありそうな、どこかにあったらいいな、という、魅力的で美しくてなつかしい世界。
NicholasP:「桃源郷」ですか?
sugoroku:おお、思い至っていませんでしたが、鋭いキーワードだと思います。
sugoroku:ご存知かと思いますが、私は最近、東方の2次創作動画を好んで見ているのでw
NicholasP:ええ、卓遊戯の記事を拝見していますw
sugoroku:ノスタルジックな、理想化された "古き良き日本の田舎" みたいな絵を、よく見かけるわけです。
sugoroku:まあ、それこそイラストだと、アイマスでもそういうものはよくあると思いますが。
sugoroku:典型的なモチーフは、「夏祭り」とかですかね。
sugoroku:空には星空、周りには美しい山川、提灯の灯りが明るく並んで、楽しげでにぎやかな出店がたくさん並んで、色とりどりの華やかな浴衣をまとった美しい少女たちが集って線香花火を挙げている、みたいな。
sugoroku:東方でも、アイマスでも、それ以外のジャンルでも、よくあるイラストだと思うんですがw
NicholasP:カーニヴァル・ジャパネスク!? >「まつり」に激しく反応するNP
NicholasP:あ、ごめんなさい、つい

『NP氏の本棚』において、「ミリオンライブの中で、私が今最も注目しているアイドル」と宣言されているアイドル、徳川まつり
ブログ内に徳川まつり専用のカテゴリまで設けられて、精力的に研究活動・プロデュース活動が展開されています。
彼女と関わりの深いキーワードの登場に、Pとして反応せずにはいられなかった模様ですw。

sugoroku:そうだ、「まつり」さんでしたね、お名前がw
NicholasP:まつりの「カーニヴァル・ジャパネスク」という楽曲があるのですが、あれはお祭りデートの様子を明るく描いた歌でしたので、
NicholasP:ただ、確かにアイマスの二次絵でも「夏祭り」「浴衣」はよくテーマに上がりますね。
sugoroku:やっぱりこう、アイドルと「祭り」は、なにか深い関係がありますよね。
sugoroku:東方の曲名で、「少女が見た日本の原風景」というのがありますが、
sugoroku:「少女」……私たちが好きな、なにか美しくて愛しいもの、と、「日本の原風景」……どこかにあったらいいな、という、古き良き理想的な世界、を組み合わせたい、という欲望。
sugoroku:まあ、創始者ZUN氏の描いている東方そのものは、もっとちゃんぽんでカオスな世界ではないかと思うんですが
sugoroku:2次創作を作り、見る人たちの中には、そういう欲望が、広く、強く存在するんじゃないか。
sugoroku:で、考えてみると、それは「和風」という、あるいはノベマス、2次創作、という範囲だけのことでもないのかもしれません。
sugoroku:すっきりぽんPの『アイドル寮空室あり!』が描く、アイドルが住まう「長屋」の暮らしも、「大正ロマン」的な「和風」ではありませんが、 "どこかにあったらいいな、という理想的な暮らし" だと思いますし
sugoroku:そもそも、ファンタジー、というジャンル自体がそういうものではないか。
sugoroku:たとえば、J.R.R.トールキンの『指輪物語』、C.S.ルイスの『ナルニア物語』という、現代ファンタジーの史上重要な作品は、"古き良きイングランド/アイルランドの農村の昔ながらの暮らし" を理想のものとして描き出している、ということは、よく指摘されますね。
sugoroku:トールキンでいうと、ホビット庄のホビットの暮らし、ルイスで言うと、ビーバー夫妻の暮らしなんかに、それが強く投影されている。
NicholasP:はい、欧州における「古き良き時代」の体現といえると思います。
sugoroku:まあ、この二人にとどまらず、ファンタジーと「古き良き時代」には深い関わりがあるようですが、生兵法であまり語るのもあれなので、深く突っ込まないでw
NicholasP:むろん、西欧の民間伝承や古典、サーガなどの影響もごちゃ混ぜになったうえで構築された世界観だと思いますが。
sugoroku:で、そこで、私は、先に貼ったgase2氏の文章を思い起こすのです。
NicholasP:Vinegarさんの伏線の張り方に感動を禁じ得ない
sugoroku:http://gase2.blog66.fc2.com/blog-entry-423.html
sugoroku:「ただし、人生がそんな魅力的な「旅路」であった時代など存在しなかったのかもしれず、その意味で、やはりこういった物語というのは、すぐれて「ファンタジー」なのかもしれません。」
sugoroku:以前もブログで引用したことがあるのですが、本当に印象的で、よく思い出す文章です。
sugoroku:本当はどこにもなかったのかもしれない「魅力的な「旅路」」を描き出すのが物語だ、と。
sugoroku:gase2氏にこの文章を書かせた、いとしいさかなPの動画も、近い時期のものですが。
NicholasP:2010年世代の作品ですね
sugoroku:07年から3年が過ぎ、素材、技術、表現手法が充実した10年半ばという時期に、
sugoroku:そういう世界を十全に表現した作品が出てくる、というのは、
sugoroku:技術的なものと、作り手あるいは受け手の側双方の、一つの志向、傾向を示しているのかもしれないな、と。
sugoroku:で、先ほど、本作があずささん誕生祭作品でもあるというお話で、
NicholasP:はい
sugoroku:そうか、ぎみっくP・ホルダーPの動画と同じ時なんだ、と思ったりして。
sugoroku:http://www.nicovideo.jp/watch/sm11434356
sugoroku:この動画も、こちらはPVですけれども、やはり手描きの絵も駆使して、
sugoroku:あずささんを、こんな場所があったら素敵だな、というなつかしい景色におく動画だなあ、と思って。
NicholasP:素敵な夏のイメージとあずささんの姿がよくシンクロしています
sugoroku:そういう作品が同じ時期に現れてくる、ということに、偶然でないなにかその当時のニコマスを好きな人たちの意識のようなものを感じ取りたくなりました。
sugoroku:長くなりましたが、私が考えたことは以上です。
sugoroku:結局、「偶像町」にあんまり戻ってきてないなw
NicholasP:感服しました。


以下、ここまでの双方のコメントをタネにした雑談が展開します。
途中から複数の話が同時並行したりしてごちゃごちゃしてきますが、それもまたチャットでの会話の醍醐味ということで、そのまま載せておきます。


NicholasP:そう考えると、日本人の集合的無意識の中に存在する「理想的な世界観」が、アイマス二次創作として表出した一例が「偶像町幻想百景」であり、だからこそ、三次創作においてアイドルだけでなくその世界観もまた他のPとも共有しやすかった、と解釈できる気がしてきました。
sugoroku:ノベマスPやSS作者にとって、"こういうのが欲しかった" "こういうものを待っていた" と思わせる何かがあったんでしょうね。
NicholasP:またノベマス史において、「偶像町」がノベマス技術の総合演出(すなわち、立絵や音楽、背景画、テキスト、フォント etc)がある種の完成を見た時代の作品と解釈できるのでは、というのも、新たな知見かと思います。
NicholasP:こういってはなんですが、アイドルマスターってやっぱり現代の私たちにとっての、「等身大のファンタジー」なんじゃないかって思うんですよ。
sugoroku:ああ、「等身大のファンタジー」というのは、とても面白いし、なにかとても重要なところを捉えた表現だと感じます。
NicholasP:今の時代において、魅力的で美しい女の子たちと一緒に、きらびやかな世界で、心から楽しめる仕事をしたい、というのは、正直、大人たちのファンタジーといってよいのではないかなって。
sugoroku:そうですね、現実はなかなかそうはいきませんw
NicholasP:東方は私も昔から好きですが、興味深いことにあの作品は小中高生といった子供世代にもすごく人気があるんですよね。それに対して、アイマスはもう少し上の年代からはまる人が多い印象があります。
NicholasP:東方とアイマスは、私はどちらもファンタジーだと思っていますが、その性質は微妙に異なるのではないかとも思います。
sugoroku:まあ、アイマスはやっぱり、いろいろハードルが高いのではないかと……まあ、デレマスミリマスやアニメがある今は、どうかわかりませんがw
NicholasP:アイマスは、より現代社会、仕事社会に密着したファンタジーなのではないかと、そして、だからこそ、幅広い年代に愛されるのかな、と思いました。
NicholasP:アニメの影響は大きいですね。アニメ化は中高生世代への影響が結構大きいです。
sugoroku:そうですね、ニコ動の中の「御三家」それぞれの性質の違い、ということで、昔はよく議論されていました。>その性質は微妙に異なる
NicholasP:今はソシャゲも全盛なので、アイマスへの入り口はいろいろありますが
sugoroku:現代、仕事、に容易に密着できる、というのは、まさしくノベマスの強みですよね。
NicholasP:アイマスのライブに行くと、案外年齢が上の人がいて驚くことがあります。昔、LVで私の隣に座った人はかなりご高齢でしたし(関係者のご家族だったのかもしれませんが)。
sugoroku:「東方手書けない劇場」っていうタグが何故ないんだ、ということを言った動画作者がいるんですが。つまり、手描きじゃない、MMDじゃない、かといってTRPGをやるわけでも幻想入り/現代入りとして何かとコラボをするわけでもない、そういうテキスト系動画を全部入れて括れるタグが東方にはない。
NicholasP:アイマスがこれだけ幅広い年齢層に支持されているのは、本当に興味深いと思います。
NicholasP:あ、すみません、レスポンスにラグがw
sugoroku:それはまさしく、アイマスで言うノベマスにあたるタグなわけですが。
sugoroku:それだけ話が充実しているということでw
sugoroku:逆に言うと、当たり前に現代に、仕事に密着できる強みがあるノベマスに、同時に東方的な、現代や仕事からかけ離れた世界観を持っていることの強みを持たせたのが、「偶像町」の世界なんですね。
NicholasP:そうですね。原作は現代を舞台としているにもかかわらず、どんな時代にでもマッチするという。
sugoroku:そういえば、それこそオヤジオナ氏は、アイマスPの幅広さを象徴する一人ですねw>案外年齢が上の人がいて驚くこと
sugoroku:シェアードワールドの楽しみ方として、世界観を共有しつつ、キャラクターは自分でどんどん足していく、という行き方もあるわけで、
sugoroku:そういう意味では、デレマス、ミリマス、sideMがある今、「偶像町」のようなシェアードワールドがあると面白いのかもしれませんね。
sugoroku:まあ、ミリマスはある意味、ゲームの中でシェアードワールドをいくつもつくっているような気もしますがw
NicholasP:Vinegarさん、それ、まさに私がこの動画の話し合いで、最後に持ってきたかった話題そのものですw
sugoroku:おおうw
NicholasP:あの当時はアイマス本家とDS、あとはコミックスなどの周辺媒体しか存在していませんでしたからね。
sugoroku:はい。
NicholasP:アイマスの原作がここまで広がりを見せたからこそ、こういったシェアーワールドタイプの二次創作は、新たな展開を見せる可能性が強まっていると思います。
sugoroku:はい、そう思います。
NicholasP:つまりは、この先もすごく面白い作品が出てくる余地は、十分に残されているということです。
NicholasP:そう考えると、アイマスの作品世界のポテンシャルは、いったいどれほどすさまじいものなんだろうと思いますね。
sugoroku:それこそ、「偶像町の徳川まつり」が描かれたら、という
NicholasP:私が死ぬ>「偶像町の徳川まつり」
sugoroku:ご自分でノベマスPデビュー、という道もありますね!
NicholasP:いろいろあって物語作品に関しては、私は一生見る側の立場を固持したいとは思っているので。あくまでも今は、ですが。
sugoroku:そうですね、未来はどうなるかわかりませんが、なかなか、見る側の立ち場、というものも、離れがたいものがあるものでして。
NicholasP:一応、私としてはブログにおける紹介記事も、やり方によっては一種の創作として機能させることもできるとは思っているので、何か機会があればアクションしてみたいですね。
sugoroku:あと、動画の中身にほとんど触れられなかったので最後にちょっとだけ付け加えますと、
NicholasP:Vinegarさん、どうぞ
sugoroku:あずささんと貴音での種族の違い、寿命の違い、という事柄が、テーマというか、お話の隠し味になっていますよね。
NicholasP:最後にすごい鋭いテーマぶっこんできましたね!
sugoroku:これはそれこそ、普通は現代の社会、普通の人間の暮らしに密着しているノベマスでは描かれがたいテーマで。
sugoroku:いえ、特にそれ以上、何か見解があるわけではないのですがw
sugoroku:さらっとそういうものが籠められている、というのも、この作品ならではだなあ、と感じました。
NicholasP:人妖の関係性というか、種族間交流というか、現実的には分かり合えないかもしれない人々が、一つの理想郷の中で仲良く暮らしている、というのも本作の見逃せないファンタジー要素だと思っています。
sugoroku:ああ、そうですね、「現実的には分かり合えないかもしれない人々」というのは、重要なご指摘だと思います。
NicholasP:いや、それにしてもすごい話しましたね~
sugoroku:そうですね、こんな時間になってしまいましたw
NicholasP:本当にお疲れ様です。貴重な時間をありがとうございました。
sugoroku:こちらこそ、本当にありがとうございました。










※ 本企画のタイトル「novem@s exchange!」は、2010年から2011年にかけて、何人かのPV系のニコマスPたちが行われていた、「数人のP達がそれぞれ曲を持ち寄って、アミダで作る曲を決め」て動画を作る、という企画「music exchange!」にあやかってつけたものです。

参考:タグmusic_exchange!を含む動画 - ニコニコ動画

「温故知新」というテーマと、「それぞれが提出した作品を語り合う」という内容をNPさんからお聞きして、ならば企画名もニコマスの過去にゆかりのあるものにしちゃおう! と私から提案させていただきました。
無断使用、事後報告の形で恐縮ですが、名前をお借りしたことをお断り申し上げます。








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