材料②


先週の私には、その場の勢いでバッと書く、という余裕がなくて、余裕が出来た時にはもう、バッと書ける勢いは消失していたので、今できることとしては、とりあえずのんびりと材料を並べておこうか、と。並べた後で何かまとまったことが言えるかどうかは、また後で考えることとして。

アニメ版シンデレラガールズ7話までの全面的ネタバレを含みます。












2話:

・本田未央の登場シーン。島村卯月・渋谷凛に話しかけた後、通りすがる社員へ
「お疲れ様でーす。新人アイドルの、本田未央です。今日からお世話になりまーす」
と挨拶して回る未央。

→この後、未央は目上、大人相手の態度としてどーなのか? という言動がちょくちょく見られることになるわけだが、この場面を見る限り、そもそも挨拶とか全然出来ない子だから、ということはない。ただ、おそらく未央にとって、人とコミュニケーションする、イコール親密な友達の距離感とノリで付き合っていく、なのであって、どんな相手でも距離を詰めてそのノリで行こうとする、ということなのだと思う。

・受付での卯月・凛。「新館30階の、シンデレラプロジェクトルーム」を案内される。
エレベーターで再度遭遇する未央は「22階」に用がある。
→そこにPの居室があるとすれば、普通に部屋の中で仕事している場合、2つの部屋は互いの動静をまったく掴めない位置関係にある。

・「シンデレラプロジェクトルーム」にて。
千川ちひろの台詞。未央について「一次オーディションで不合格でしたが」「相当な幸運の持ち主ですね」
卯月・凛と未央の引き合わせ後、
ちひろ、Pに書類を渡して「では、明日までに提出をお願いしますね」 P「はい」
ちひろの自己紹介「このプロジェクトを、いろいろな面からサポートしますので、よろしくお願いします」
3人「よろしくお願いします」 一番深々と頭を下げる未央、ほとんど下げない凛。
ドリンクを渡して「頑張ってね」と両こぶしを握るちひろ。

→管見の限り、7話まででちひろが「シンデレラプロジェクト」のアイドルと個人的にコミュニケーションした最初で最後のシーン。

・Pの執務室? にて扉を開けたまま、立ったまま書類を見ているP。
凛が顔を覗かせて、「プロデューサー、他のメンバーは、いないの?」

→卯月、未央もついて来ているが、率先してPに疑問を持っていくのは凛。3人は、特に次、いつ何をするかの指示も受けていない状態で、「シンデレラプロジェクトルーム」に3人だけで待たされていたことになる。

・初レッスン後、エレベーター前にて、Pとの待ち合わせに遅刻する3人。
P「それより、遅刻ですね」
卯月「すみません、ちょっと寄り道して、遅くなっちゃいました。」
未央「えっへへへへ」
P「時間は、厳守です。今後は気をつけてください。」
3人「はい」

→最初の話の続き。これが友達同士の待ち合わせなら、数分遅刻したくらいで、「今回は多目に見てやるが、次は絶交だからな」なんて言われたりしないだろうし、未央自身が待たされた場合も、軽く笑って許してやることだろう。少しうがった見方をするならば、上に引用した場面で彼女は待たされる側だったのであって、ここが「時間」に厳しい場所だなんて言葉そのものが意外だったかもしれない。
7話の最後で、未央は凛に対して、またプロジェクトのメンバーに対して謝罪するわけだけれども、それは別に、最初は「ごめんなさい」すらまともに言えなかった子がここまで成長して、という話ではなくて、自分が悪いと思った時にはすっぱり謝る、というのは元からの彼女の性格なのだと思う。

・宣材撮影後、Pの部屋にて、城ヶ崎美嘉のライブへの卯月たちの出演の話。
美嘉「あたしのバックで、ちょうどこんな子たちを探してたんだ」
ちひろ「美嘉ちゃんの担当からも、OKをもらいましたが、どうしますか?」
P「自分としては……」
部長「うーん、いいんじゃないかな。遅かれ早かれ、この子たちもステージに立つんだ。こういう始まりもまた、ありなんじゃないかな。」

美嘉「ねえ、部長さんもああ言ってることだし」
P「では、ライブの資料を、お願いします」
ちひろ「はい、早急に」

→この場面の場合には、仕事に卯月たちを派遣するかどうかの決定そのものは、Pの一存で出来るように見える。(→3話以降で、前川みく や諸星きらり達がこなしている「お仕事」類も同様か)
この場面や、これ以降ちひろの登場場面の内容からすると、ちひろの「このプロジェクト」の「いろいろな面から」の「サポート」とは、具体的には必要な資料を揃えたりその内容を説明したり、Pと他の部署や上層部との間の連絡や折衝の一部を代行したり、というPの秘書的な役割であって、Pとアイドルの間に入ってフォローしたり、Pを介さずに直接アイドルに働きかけたり、という場面はない。プロジェクトの中にいるアイドルの側から見れば、「会社」とか「仕事」とかいった外部に通じる窓口は、つねにプロデューサーという存在ただ一人の元に集約されていて、Pとの会話によって得られるもの以外の一切は、アイドルの側からは触れられない・見えないものである。


3〜4話を一旦飛ばして、5話、みく のストライキをめぐるPの反応を中心に:

新田美波・アナスタシアのユニットをめぐる騒動のシーン。場所は「レッスン室」。
P「新田さん、アナスタシアさんは、このまま二人ユニットでいきます。」
全員「えー!?」
P「申し訳ありませんが、すでに準備を始めているので」
みく「そんにゃー。」
うつむく全員 Pを見る凛

シーン変わって「シンデレラプロジェクトルーム」。連絡事項を読み上げるP。メモに書き取る卯月・凛・未央。

→「時間厳守」で諭されていた最初に比べて、”社会人” 的な常識が身に付いてきている描写とも思える。

ここでの会話。
凛「あのさ、どうして、私たち3人なの?」
未央「しぶりーん。私たちとじゃ、嫌?」
凛「そうじゃなくて。」「みく達じゃなくて、私たちを選んだのは、なんで?」
P「総合的に判断して、です」
凛「よく、わからないんだけど」
未央「歌とか、ダンスとか、度胸とか?」
P「タイミングや、バランスも」
卯月「バランスって、メンバーのですか?」

→ここでの凛の質問は、前の場面でPがみく達を納得させられていないことを受けている。疑問点があると積極的に口に出してPに聞いていく態度は2話から一貫している。
が、同時に、ぶっちゃけてしまえば要するに凛は、みく達がこのままだとまずいからなんとかしろ、と思っているのだろうけれど、そーいう直截的で具体的な注文は口にせずにPの出方を観察している。

・Pの部屋にて、Pとちひろの会話。
ちひろ「順調ですか?」
P「はい。決めごとは、概ね。」
ちひろ「あの子たちは?」
P「はい、頑張ってます」
ちひろ「プロデューサーさんに、かかってますからね」

→「決めごと」は順調、というPも、「あの子たちは?」と聞くちひろも、「決めごと」でない部分=デビューが決まってない組の動向に問題があることに勘づいている。

・みく達の「デビュー案」提案のシーン。
みく「あーっ、プロデューサー。聞いて聞いて」「みく達が考えた、渾身のデビュー案にゃ。参考にするといいにゃ」
P「んんっ」と息を呑んで冷や汗を流す。

→ここでのPの態度も、”想定外の事態に狼狽” というよりは "心配していた通りの事態が起きて苦悶" というように見えて、ちひろとの会話内容に符合する。

・みくのストライキ発生、デビュー組を見つけて駆け寄る三村かな子。
かな子「みんなー。プロデューサーさん、みなかった?」

ストライキ現場への合流後の会話。
智絵里「プロデューサーさんは?」
かな子「どこかで、打ち合わせで……」

→Pが居室にいない場合、アイドルたちは基本的にPの居場所を把握できず、連絡や確認のルートも確立されていない。また、「どこかで、打ち合わせ」という情報をかな子がデビュー組を通じて知ったのだとすると、デビュー組と非デビュー組の間でPの動静について情報格差があるとも考えられる。

・ストライキ現場に駆けつけたPの描写。
かな子「デビューのこと、プロデューサーさんに相談してみよう」
みく「したにゃ。」
息を呑むP。
「何度も。でも、駄目だった。」以下のみくの長台詞。
聞いて、顔を引き締めて歩み寄るP。

「まだ決定ではないので話せませんでしたが、」

→ここでも、Pの表情は、懸念していた通りの発言に、痛いところを衝かれた感が出ているものと、私には見える。Pが到着してから、行動して事態が解決するまでが比較的迅速でスムーズなのも、起きた事態や みくの心情そのものは、Pにとって十分想像がつくものだったから、と言えるのではないか。


6話。簡単に、5話の事件とのPの様子の違いについて:

・ライブ終了後、出ていった未央を追っての会話。
P「本田さん。どうしました?」
未央「なんで?」
P「え?」
未央「お客さん、めちゃくちゃ少ないじゃん。なんで?」
P「充分です。」
未央「あれで? 前のライブと、全然違うじゃん!」
P「前の?」

→Pは、未央がなぜ落ち込んでいるのかわからない。「前のライブ」と言われてもまだ、何のことだか思い至らない。美嘉の「それって、あたしのライブに出た時のこと?」という発言でようやく、事態を飲み込む。起きている事態そのものは理解していたストライキ事件とは、この点が大きく異なる。


7話: 時間がなくなったのでまた次回。




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