美味くて安くて気さくな料理店で宴会は如何?ーほうとうの具P「あずささんと良識人たちの宴」ー


 最近、主に自分自身の言動や文章に対してフラストレーションが溜まっている私ですが、そんな時こそ楽しくなれる動画の話をして、幸せになります。まあ、自己満足のために書いておりますので。読んでくださる方には申し訳ない事です。

ほうとうの具P 【卓M@S】あずささんと良識人たちの宴 セッション0【SW2.0】


 たとえ話。
 ある町に、一軒のレストランが建っています。外見は何の変哲もない普通のお店ですが、実はその店の主人はさる一流ホテルでコック長を務めていた人物で、ある日この町にふらりとやってきて店を開いたのです。
 学生食堂なみの気軽な雰囲気とリーズナブルさに惹かれて注文すると、次々ごちそうが並べられて、至れり尽くせりのサービスをしてくれます。タダでこんなにサービスしちゃってこのお店何なのかしら、と初めてきた人は思いますが、実はこの店には主人の腕前を知る常連が大勢やって来ているのです。店は行列が出来るほど超有名というわけではありませんが、いつも大盛り上がりでお客はみんな大満足です。
…そんな感じ。

 たとえ話で説明すると、言った方ばかり満足して言われた方は往々にして何を説明されたのかわからないことになってしまうものですが、なにしろ書く私の方が楽なので、このまま続けてしまいます。

 主人の腕前には唸らされるばかりです。
 やはりまずは素材選びの目から光っていますね。「あずさのGMに雪歩・千早・伊織を良識人というコンセプトで盛り合わせる、いかがです」と、こう言ってくる。これだけで各素材の味を生かしつつ新鮮な気分を味わえる皿が期待できます。
 主人がこんな皿を考えるのは、各々の素材をよく知っているのは勿論ですが、いろんな店の料理を熱心に研究しているからでもあるのです。主人は料理するのも得意ですが、食べるのも大好きで、あちこちの店の美味い料理を誰よりも楽しく味わっているのです。
 ですから料理している最中にも、自然と「このあずさ、新鮮でしょう」「雪歩はあの店やこの店ではこんな風に味付けされていて」と蘊蓄がこぼれます。客の方も心得たもので、「あずさの料理ならあの店も」とか「この店の雪歩の揚げ方がなかなか」とカウンターでは料理談義に花が咲きます。

 そうこうしている間にも料理が運ばれてきます。この味わい、この「ああこの娘はこんなこと言いそう」「この二人で話すとこんなやりとりになっちゃうのか」という、素材の味を存分に引き出しつつ調味料の適度な扱い方もツボを心得た会話、これこそが長年厳しい修業を積んできた腕利きの味であります。こればかりは、やはり実際に食べて体感してもらう他ありません。
 卓m@sは、素材を衣で包んだまま進行させつつ、随所に裸の素材も顔を出したりする複雑な料理ですが、その辺りの主人の裁き方も見事なものです。

 主人は素材の扱いもうまいですが、また料理を加工する技術の方でも名を馳せています。
 大変欲張りでサービス精神旺盛な人で、常に「もっといろんな情報を一皿の中に詰め込めないか」「もっともっと情報をわかりやすく見せる盛りつけ方があるのではないか」と考えています。
 客は彼の盛りつけを「このインターフェースは見やすい」「この戦闘はわかりやすい」と褒めそやしますが、フットワークの軽い主人はなお、「右下の文字送りが速いと言われたので長く表示しました」「何も言われなかったけれど戦闘画面を作り込みました」と工夫に余念がありません。

 
 たとえ話を離れて、インターフェースについて少し。ほうとうの具Pのインターフェースは、『アイドルたちのオウガバトル』でもそうですが、多数の情報を同時に画面に表示する事を強く志向しています。今シリーズで言えば、
・中央にアイドルの立ち絵(表情、ポーズ)
・中央下にメッセージウィンドウ(会話)
・右上に場所・時刻・行動
・右下に用語解説・作者のコメント
これに加え、GMとロールプレイしていないPLの発言時はメッセージウィンドウ手前に立ち絵が、戦闘時には背景にマップとドット絵による位置情報が表示されます。

 このように複数のレベルの情報を同時に画面に表示する動画では、静止した画面から視聴者が受け取れる情報量は当然大きくなります。しかし、視聴者を飽きさせないためにはある程度のテンポを保って表示内容を切り替える必要があります。
 従ってこうしたコンセプトの動画では、コメントを流しながら視聴すると画面の情報を追い切れない、という事態にしばしばなります。そこで、雰囲気だけをなんとなく楽しむ、または何度も繰り返し視聴することで情報を記憶しながら見る、といった見方をする事になります。

 ところが、このシリーズで試みられているのは、多量の情報を画面に表示し、進行のテンポを保ちつつ、かつ普通に流し見てもわかりやすいようにしてしまおう、というとても欲張った画面です。
 そのために、横長の画面を生かして解説欄を右側に設ける、戦闘画面を四角いマスで表現する、戦闘時にダイスの目を数字だけでなく実際にサイコロを表示する、途中回からは戦闘シーンを全画面表示にする、等々、短時間で感覚的に情報を掴みやすくすることに心血が注がれています。

 このシリーズを視聴していると、「画面が凝ってる」「本当にゲームを見ているみたい」という感想が自然と湧いてくるのですが、これはゲーム的な視覚効果を狙って演出を工夫するのとは少々意味が違い、いかに情報を整理してわかりやすく伝えようかという努力の必然的な結果が「まるでゲームを見ているかのよう」な演出になるのだと思います。

 シリーズのサムネ、是非一度注目して見てほしいのですが、どの回も、作品の楽しい雰囲気やキャラクター同士の関係がありありと浮かんでくる、とても素敵な一枚の絵になっていると私は感じます。この、サムネが絵になっている、という現象は、シーンの選び方や元のシーンでの表情の選択の上手さも当然一因ですが、視覚的なわかりやすさ・親切さを追求したインターフェース作りの成果がこんな所にも現れているのだと思います。


 これで紹介になっていたのかどうかよく分かりませんが、とにかく結論としては、

 ほうとうの具Pの『あずささんと良識人たちの宴』は楽しくて幸せになれるシリーズですよ!!

ということです。うん、幸せ。

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