4/19雑記 最近見ているもの(東方卓遊戯)


4月と言えば、いろいろなことを放り出したくなる時期です。

ということで、気分転換に何か書こうと思ったのですが、そこそこ真面目に書こうとすると、書き上がる前に飽きてしまいます。
そんなわけで、最近見ているものについて、簡単にメモしておくに留めることにしたのが、この記事です。

要点は二つだけ。
・最近、東方卓遊戯(のごく一部)を見ています。
・理由は、レミリアが可愛いから。







まどろみのなかでゆっくりクトゥルフTRPG 12年07月08日〜

しばらく前から追っている、ゆっくりTRPG動画。
通称「ほんわか卓」で、作者の通り名が「ほんわかの人」。何が「ほんわか」なのかは、見てのお楽しみ。
全シナリオを通して、プレイヤー(PL)は共通だが、奇数章と偶数章では、演じるキャラクター(PC)と舞台となる時代が異なる。世間的な評価としても私個人の感想としても、とりわけ偶数章の幼女チームのエピソードに、突き抜けた面白さがある。
大人のキャラクターでもクリア困難なミッションに子ども2人だけで挑む、というのが偶数章のコンセプト。そもそもが大人でも困難なミッション、という前提の上で、では逆に、子どもだからこそ出来ること、子どもであることが生きる展開とはどんなものであろうか、がよく考えられている。
また、登場人物の自由奔放な言動が持ち味の本シリーズであるが、特にこの幼女チームの場合は、状況のハードさシリアスさ故に、荒唐無稽な行動や脱線的なギャグをちょくちょく盛り込むことがエンターテイメントとして必要であり、効果的である。中でも2章においては、その奔放ぶり脱線ぶりが、伏線を張りエキサイティングな展開を準備するためにも有効に機能しており、見事。
そして、先に子どもであることが生きる展開、と言ったのは、単に物理的なギミックのみの問題ではない。ようは、描写を積み上げた末に、どんな荒唐無稽な奇跡でもいい、この子たちに幸せな結末を迎えてほしいんだ、と読者に思わせたならば、その時点で作者の勝ちだよね、ということ。





秘封一家のクトゥルフTRPG 12年08月03日〜12年11月24日

秘封一家 1−1 5:52 のコピー

前記「ほんわかの人」による別のシリーズ。読み上げ音声つきだが、登場人物はゆっくりキャラクターではなく、元の東方のキャラクターそのものであり、「東方卓遊戯」動画に属する。
私が東方卓遊戯に手を出すことになったきっかけであり、貼ったスクリーンショットはその原因であるところの、レミリア・スカーレット嬢の登場シーンである。なんで彼女が登場しただけで視聴者が笑っているのかは、見てのお楽しみ。
ゲームを始めるにあたっての人集めの段階を面白く描き出す、というのは、それだけでなかなか工夫を要するものだけれど、この作品はまず、そこが実に楽しい。
で、この登場シーンからしてそうだし、全体としてもそうなのだけれど、このレミリアが、当人は気がついていないんだけど実は周り中にいじられ振り回され、そして愛でられていて、けれどもそんなことには無頓着に、彼女自身は彼女自身としていつでもまっすぐに堂々と生きているという、その按配が素晴らしかった。要約すると、つまりレミリアが可愛かった。
ちなみに、この動画を見るまでの私の東方への知識と関心はないに等しく、レミリアを見たのはこれが初めてだったし、十六夜咲夜とかパチュリー・ノーレッジとか(この2人は一応、見たことはあった)が彼女と縁の深いキャラクターなんだ、ということも、この動画を見て初めて知ったのでした。



33分冒険者 レミリア・スカーレット! 10年10月12日〜11年03月01日

上記『秘封一家のクトゥルフTRPG』が1シナリオのみの短いシリーズだったので、レミリアの出る作品をもう少し探してみよう、と思って、最初に見た動画。卓遊戯界隈の、レミリアまわりの多くの定番ネタの発祥の地のようである。
立ち絵ではなく四角く切り抜かれた顔グラを並べる、いわゆる、テイルズシリーズで言う「スキット」形式。ニコマスだと、汎用的な立ち絵素材が整備された後もキャラクター表示を顔グラの形で通しているシリーズはかなり珍しくて、パッと思い浮かべたところではておくれPとかーれるPしか出てこないけれども、東方動画ではそのあたり、どういう流れがあるのだろうか。
一瞬で終わった何のウラもない単純なシナリオについて、時間を引き延ばすためだけにひたすら ”隠された謎” を暴こうとする、というコンセプト。いかにも頭でっかちな暇人のやりとりっぽい、緻密、明快にしてグダグダでどーでもいい会話が楽しい。ひたすら遊びたいレミリア、そんな彼女が可愛くてしょうがない咲夜、良い子すぎて振り回される小悪魔、という3人のバランスも絶妙。



ヴィクトリア朝でスカーレット姉妹がクトゥルフ! 13年02月12日〜

タイトル通り、レミリアとフラン(フランドール)のスカーレット姉妹が、ヴィクトリア朝期のイギリスを舞台に、探偵事務所を開いて活動する、という設定でクトゥルフ神話TRPGをプレイ。
フランはですね、私は曲名から、名前だけ知っていました。

爽快P・でんP てってってー vs 最終鬼畜(春閣下鼻歌mix)  09年02月28日


キャラクター描写においては、とにかくこの姉妹が仲睦まじい。卓m@sで言えば、里|ω・)Pの城ヶ崎姉妹の描き方なんかによく似ていると思う。姉妹に限らず、キャラクターの心情、関係性の描き出し方の細やかさ、優しさが特長。
またストーリー及び絵作り、雰囲気作りの面においては、作者が相当なシャーロッキアンであり、”ホームズっぽさ” の再現、"ヴィクトリア朝らしさ" の再現にひとかたならぬ熱意が注がれている。
第一章のシナリオの元ネタはホームズの『バスカーヴィル家の犬』であり、これは見ているとすぐ、原作の設定や展開をきっちりなぞっていることがわかる。従って、どこで原作を離れてクトゥルフ要素を入れこんでくるか、がポイントになるが、結果、原作知識とクトゥルフ知識、どちらに関してもあってもなくても楽しめ、かつ、原作未読の人には(確かに展開の骨子はネタバレされているものの)なお動画だけではわからない原作を読んだ時の楽しみが残る、という、巧みなバランスになっていると思う。
2章以降。先に述べた通り、優しく細やかな人間関係であればこそ、クトゥルフらしくおどろおどろしさ、危険さを増していくストーリーとの落差が生む過酷さ、緊張感が、読者の心を揺さぶってくる。「ほんわか卓」で述べた、「どんな荒唐無稽な奇跡でもいい、この子たちに幸せな結末を迎えてほしいんだ、と読者に思わせたならば」という事柄は、本作にもよく当てはまる。

一点。物語自体には、何の不満もない。しかしながら、近時のエピソードにおける、ルイス・キャロル及びイギリス料理に関する、大勢の視聴者コメントも含めたデマと偏見の嵐には、正直心底うんざりさせられた。シャーロック・ホームズであり東方キャラクターであり、対象世界へのリスペクトを横溢させる作風であり、視聴者もまたそれに同調する空気を形作っているからこそ、そこに表出している、無邪気で無自覚な、だからこそ深刻なリスペクトの欠如が、私は非常に気になる。



【クトゥルフ神話TRPG】シナリオを作ろう!【ヴィクトリア朝】 14年03月09日〜14年04月16日

前出『ヴィクトリア朝でスカーレット姉妹がクトゥルフ!』シリーズの作者による、TRPGシナリオの作成指南動画。本編のストーリーが進んできてからはなかなか叶えられない、平穏でまったりしている時の姉妹の会話も見たいよね、という視聴者のひそかな(?)需要も満たしてくれる。



【東方卓遊戯】咲夜さんがGMに挑戦するそうです【SW2.0】 11年10月26日〜

基本的には和気藹々、ほのぼの楽しい雰囲気が持ち味でありつつ、同時にエロ系・カップリング系のネタを盛り込みたい、キャラを崩していきたい志向も持ち合わせたシリーズ。作者自身、どういう方向に作風を振りたいか、時に揺れているのだが、結果として和気藹々とした楽しさと下ネタとが不思議なバランスを保ち続け、話数が重なっても原点の面白さが失われていない。
作者のドット絵技術を生かした、戦闘モーションや合間に挟まれる小芝居(ニコマスではシェリングフォードPがよくやっていたものでした)も見物。
レミリアの演じるキャラクターはグラスランナー。伝統的に、好奇心旺盛で移り気でちょこまかにぎやか、という幼児っぽいキャラクターづけで描かれやすいグラランと、レミリアの性格とが渾然一体となって、実に楽しいことになっている。
個人的にとりわけ好きなエピソードは、番外編のフランちゃんGM回。もう、ひたすら和む。

あと、このシリーズの作者は卓m@s動画も見ている人で、ちょくちょく卓m@s発のネタが動画に登場する。場面大根P、ブリッツPの2番目のシリーズ(ティダーンズ)、開拓流行れPの最初のシリーズ(レーゼルドーンの開拓者)、ト・アルPのガープス・ルナル、と出てくると、ああそういう時代か、と、今となっては感慨深いものがあったりして。
本作の作者の姿勢そのものが体現しているような、「お隣さん」という言葉で互いを意識する関係が、「卓m@s」と「東方卓遊戯」の間にはあった。似たような関係は、かつてはたとえば「アイマス」と「ボカロ」の間や、「im@s架空戦記」と「ニコニコ歴史戦略ゲー」の間にもあったわけだけれど。
わずか4つの作品を見ただけで東方卓遊戯全体を云々することは、もちろんできない。ただ、今回私が視聴した4作品のうち、古い二つがソードワールド2.0使用で読み上げ音声なし、新しい二つがクトゥルフ使用で読み上げ音声つき、というのは、偶然のことではないと思う。東方卓遊戯動画の進化を見渡した時、おそらく2011年までは卓m@sとパラレルに、2012年以降はゆっくりTRPGとパラレルに動いている部分が多く見いだせるのではないかと想像できる。
今後、ニコマスの中にあるものが、外のどこかのジャンルと「お隣さん」と意識し合うようなことは、起こり得るんだろうか。そんなことを考えた時、このシリーズに横溢している空気を、感慨深い、と思ったりしたわけである。



最後にどーでもいい小ネタ。
『秘封一家のクトゥルフTRPG』の4話で、

「冒涜的にイチャイチャすればいいんじゃね? 自分で何いってるかわかんないけど」

というコメントを見ました。しかし、残念ながら私の知る限り、少なくともニコマス界隈では2009年に、東方界隈でも2012年には確実に、「冒涜的にイチャイチャ」はすでに実現している気がします。


カイザー ツァトゥグァ 11:5:21 のコピー
(カイザーP ツァトゥグァ様が見てる (11年05月21日)より)


カイザー 永遠のレイサナ 6:23 のコピー
(カイザーP 永遠のレイサナ ~沈み往く世界の新しい巫女~ (12年10月06日)より)


世の中、広いんだか狭いんだかよくわかんないですね。
それでは、この記事はこのあたりで。



関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

Vinegar56%

Author:Vinegar56%

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
カテゴリ
月別アーカイブ
全記事一覧

全ての記事を表示する

検索フォーム
リンク
FC2カウンター
FC2カウンター
現在の閲覧者数: