今週(10/1(金)~10/7(木))の動画Pickup(ノベマス)

 
 ふと9月に自分に起こった出来事を振り返ってみたりすると…
 ・社長MADを特集→翌日社長交代が判明
 ・Twitterを始めてみる→翌日、XSS脆弱性がどうとか言って大騒ぎに
 ・感情的な文章を冷静に読もう、みたいなことを書く→即日自分が感情的な文章を書く羽目に
 何か私のブログは悪い方に予知が働く力でも備わっているのでしょうか…。今月以降は善い力が働いてくれますように。パンパン!

 今週(10/1(金)~10/7(木))気になった動画のPickup、ノベマス編です。

二次元結社XP 童話あいどるますたー (10/2)


 夢と覚醒。幻想と現実。劇の中と劇の外。コインの裏表のように一対、一体のもの。
 この動画には、合計5つの物語が登場します。動画の前半は3つの劇中劇と、劇の演じ手の物語という構造を取っているように見えます。しかし後半になって別の物語が提示された時、前半の物語もまた後半の物語の中に組み込まれていた、と私たちは考える事になります。
 しかし、しかしです。前半の物語から後半の物語へ移るその時一瞬だけ映る空間、この、どの物語にも属さない時間は一体なんなのでしょう? サムネに映っている金貨の中の彼女は、なぜこんな表情をしているのでしょう? 一体どれが夢で、何が夢で、どこまでが夢なのでしょうか? 
 そしてこの作品の凄みは、全ての物語を映し終えた後現れる、最後の映像に凝縮されています。個々の物語の面白さ、表現力と、それらを繋ぎ、包みこむもっと大きな何か。ここに、無双にして深遠なる童話が生まれました。 

すもぉかぁP IF~もし、想像の通りなら~ (10/6)


 ショートショート風の切れ味鋭い短編。メッセージウィンドウを使い、アイドル同士の会話だけで動画を構成するということは、一文あたりの文章量も、使える文体も大きな制約を受けることになります。その制約下で作られた短編ノベマスでは、奥深い問題がシンプルで短い言葉で表現されていることがしばしばあります。この作品の会話は、その良い例だと思います。オチの意味が一瞬わからなくて、流れてるコメントを見てようやく理解できました。ちょっと悔しい。

mozukuzu氏 Radio Time -8月第4週- (10/6)


 なんといっても、冒頭の33秒間、あっという間に読者を引き込んで一緒に走らせる、疾走感と色彩にあふれた文章。これに尽きるでしょう。34秒目で電車が揺れた瞬間、恐ろしい事に読者である私も、詩の世界から電車の中の風景に引き戻されたように感じてしまいました。
 広告をされたわんた氏の「気持ち、よくわかる。つまり俺が雪歩だ!」という広告メッセージが、よくこの人の文章の特質を表していると思います。つまり、誰を語り手としてどんな場面を描いても、読者には自分が語り手と重なって見え、ある場合には作者自身が語り手と重なって見える。その幻視を引き起こす力。それが何故なのか、と聞かれてしまうと匙を投げることしかできませんが…。
 また、この人の、これまで投稿された作品に通底する特徴として、永続しない、瞬間的にしか存在し得ない感情や思いを描いている、と言えるのではないしょうか。一度出会ったものと二度出会うことはできない。それでも人間は生きていかなければならない。だけど、この雪歩はそうやって今生きている自分をしっかりと前向きに受け止めていて、だからこの動画の終わりはこんなに清々しいんじゃないかな、と。そんなことを感じました。


ハルニーニョP 【NovelsM@ster】春香と雪歩のTVショッピング☆【第五話】 (10/4)


 春香と雪歩+ゲストによるショッピング番組、という形で連載されているコメディ。春香のCD、実物が出ない商品等々、初期数話で売り物に出来る定番ネタを既に確立したこのシリーズですが、この第5話では定番ネタの出すタイミングや使い方、あるいは変数であるゲストの出し方などに変化をつけて、視聴者を飽きさせまいとする工夫が随所に見られます。勢いで一気に飛び上がっていた離陸期から、安定した飛行へ移行するという難関を、着実にクリアしつつあるシリーズと言えます。

migiri氏 【Novelsm@ster】偶像のレクイエム ~第4話 (10/3)


 「ありふれたガールズトーク」と第1話の投稿者コメントにある通り、このシリーズのメインは、千早、春香、雪歩の3人による会話です。ただし、「フヒ歩」「痴早」「真美は変態」系のエロ方向、変態方向に思考が肥大したアイドルたちのガールズトークです。
 だからこのシリーズは彼女たちの繰り出すネタを笑って楽しめばいいはず…、なのですが、何故このシリーズのタイトルは「偶像」の「レクイエム」で、どうしてこの3人の関係の端々から緊張感や不安感を感じてしまうのでしょうか。そのあたりの謎、彼女たちの関係を解く鍵になりそうなのが、この第4話です。
 5話以降一気に大きなストーリーが動いていくのか、それとも裏のストーリーを秘めたまま普段通りのガールズトークが続いていくのか、いずれにしろ今後の展開も楽しみです。

HDKPPP 【アイドルマスター】 「初恋」 5話前半 【NovelsM@ster】 (10/3)


 アイドルしている女の子への恋を描く、という事はアイマスにおいて当たり前のことのようですが、条件を付け加えることで大変に困難な挑戦になります。なぜなら、SP以前のゲームにおいてキャラクターとの関係は、全てプロデューサーから見たアイドル、という形で描かれるからです。プロデューサーという視点、アイドルをやっている時の彼女、という関係を離れてゼロからの恋を想像するのは難しいことです。その困難な物語を、複線的な人間関係が用意されたDS、という素材を生かして見事にみせてくれるのがこのシリーズです。
 「初恋」。タイトルが、この作品の全てを言い表しています。DSの中の3人の人物、という限定された人間関係、しかも秋月涼という特殊な存在を相手としていながら、いやそれだからこそ、誰もが経験しうる普遍的で訴求力の強い恋の物語を、しかもアイドルマスターならではの恋の物語を描いているのがこの作品です。純粋で、不純で、つらく、苦しく、しかしこの上なく美しい、「初恋」の物語。

ガテラー星人P 【アイマス】ディアリーバスターズ! エスピー【リトバスOPパロ】 (10/2)


「満足したので、これにてアイマスでの活動を終了します。」
 この言葉を発するのに、これほどふさわしい人がいるでしょうか。ガテラー星人Pからこの言葉を聞いて、「寂しい」と感じる人は多いでしょうが、「悲しい」と感じる人はいないでしょう。この人が成し遂げたこと、やり切ったことを誰もが知っているからです。
 しかしまあ、それはガテラー星人Pとニコマスとの関係についてであって、一視聴者としての私とガテラー作品との関係においては、別の感情もあります。
 うん、悔しいなあ。作者から圧倒的な力を見せつけられ続けて、底知れないままに、作者は満足して去ってしまった。追い続けて、いつかはガテラー作品見切ったり、これぞ私が読み取った「ガテラー星人Pのアイドルマスター」像なり、と放言したかったけれども、まったく追いつけなかった。この一方的な敗北感。
 まあそんな事はともかく、SP、DSというフィールドでアイドルマスターの一つの形を描ききって魅せてくださったガテラー星人Pに、万雷の拍手と感謝を送らずにはいられません。本当に、有り難うございました。






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