だいたい見終わった、気がしたので


ダンガンロンパというゲームは、発売された当時ニコマスでもいくつか関連MADが投稿されましたし、ノベマス/架空戦記でもコラボしたシリーズがあって、私もそれらを見てました。なので、名前とゲーム内容の概要くらいは知っていましたが、私としては今日まで特に、ゲーム自体に興味はありませんでした。

ところで先日、事故米Pの

【im@s人狼】アイドル達のドシロウト人狼 【14人村】シリーズ(13年05月27日〜)

を見ていたら、動画中で有名なネタのパロディがあったということで、コメントで「ダンガンロンパ人狼」なるものについての話題が出ていました。「ダンガンロンパ人狼」で検索してみると、数種類のシリーズがヒットしたので、とりあえず一番古いこのシリーズを見てみたんですね。

ダンガンロンパ人狼 Chapter1 (12年06月29日〜12年08月24日完結)


で、それからしばらくダンガンロンパ関連の動画を見て回ることになった、有り体に言えばハマっていたわけです。心覚えに、そこで見たものをさらっとまとめておこうと思います。
ちなみに、ニコマス動画の話ではないにも関わらずカテゴリが「ニコマスの話」になっているのは、以前「ゆっくりTRPG」について書いた時も、そういう扱いにしたのに倣っているからです。






ダンガンロンパ人狼 Chapter1

はい、そういうわけで、発端の動画ですね。私は、原作のキャラクターやストーリーについて、ほぼ知識0で見始めたわけですけれども、普通に最後まで楽しんで見てしまって、ああ私は可愛い女の子が何人か出ていて、とりあえずなんか楽しそうな風景がそこにあればなんでもいいんだなあ、というような感慨がありましたが。
いろいろ見て戻ってきて、この動画から入って良かったなあ、と思うのは、このシリーズは、「人狼動画としてのストーリーの最善」を目指すこと以上に、「ダンガンロンパの2次創作としてのストーリーの最善」にこだわりがある作品だったんじゃないか(無論、前者は追求していない、という意味ではありません)、というところです。
私、先述の通り知識0だったので、ああ、このキャラクターは原作でメインヒロイン的立ち位置なのか、とかいう基本的な事柄ですら、とあるシーンでようやく気づいたくらいだったのですが、つまり逆に言うと、たとえばヒロインであるならばヒロインにふさわしいような見せ場が、ちゃんとストーリー中に設けられている、ということなんですよね。
そういう具合に、ふさわしいキャラクターにふさわしい活躍の場所を、ということと、一方で原作であまり掘り下げられないところを掘り下げる、ということの両方が考えられていたのが、後から振り返ってみると、よくわかります。
キャラクター描写自体も、この作者は本シリーズ完結後も続編をいくつか作っているので、動画が増えてくるにつれて段々、作者の癖や好みが見えてきますが(これは、ノベマスPでもよくある現象ですね)初期時点においては、基本的にどのキャラクターも魅力、面白さが先に立って見えてきた、という点で、私にとって好ましい描き方だったと思います。
ということで、ここからダンガンロンパ動画に入ったわけですが、自分で非常にお得だと思ったのは、ゲーム発売時にダブルヒロインとして売り出されていたキャラクターがいるのですけれど、私はその両方を、この動画でいっぺんに好きになった、というところですね。某回の修羅場シーンとか、大好きです。あと、セッション終了後に明かされる裏会話での、某陣営の3人のやりとりも好きですね。どっちも男女関係絡みじゃねーか。ええ、私は可愛い女の子がお喋りしてさえいれば、なんでもいい人間なんです。


【ダンガンロンパ人狼】 (13年08月17日〜)

次に見たシリーズ作品。タイトルに差がなくてややこしいですが、別人による、別のシリーズです。
作者は人狼動画の作り手として非常に経験と実績のある人のようで、他にも何種類かアニメやゲームのキャラクターによる人狼動画を投稿されています(いくつか見ました)。上の最初のダンガンロンパ人狼作者とも交流があって、ダンガンロンパキャラクターでも製作するに至った、ということのようです。まだ完結していませんが、キャラクターの把握にしろ人狼動画としてのギミックの工夫にしろ、見るからに安心して身を任せられる、という確かさがあります。


超高校級の狛枝村と苗木君―ダンガンロンパ人狼RP村 リプレイ (13年06月01日)

やっぱりどこにでもこういうネタがあるんだなあ、と笑ってしまった動画。ニコマスで言うと、この動画ですね↓

放置P 【iM@s人狼】わた春香さんの村【天海春香誕生祭】 (08年04月01日)

ひょっとすると、そもそも「汝は人狼なりや?」自体のネタプレイのテンプレとして、こういうのが確立しているのかも、と思ってちょっとググッてみて、結局よくわかりませんでしたが、他にも各界隈ごとに同工のネタがあるんでしょうね。
アレだ、個人的には、いっぺん ”わたカズマ村人狼” とか見てみたいです、思いっきり内輪ネタですけど。きっとみんな誰が狼かとかそっちのけで大作感や才能について喋っていて、真面目に推理なんかしていると部外者と疑われて処刑されるんですよ。


ダンガンロンパ関連でストーリー系のシリーズ作品は、さっと検索して出てくる限りだと、他に実プレイを動画化した人狼動画のシリーズが1本と、ゆっくり音声のクトゥルフ神話RPGで活動している作者が1人いるようで、全部見ていますが、私としてこの記事でメモしておくのは、ここまででいいかな、という感じです。
あと、続編である「スーパーダンガンロンパ2」のキャラクターが主体の動画は、追っていません。動画を開いてみて、十数人からのキャラクターをやっと覚えて馴染みが出たところで、また一から同じ分量のキャラクターを覚えるのはしんどいな、と思ったので。


さてこうして、ニコマスでいうとテキスト系にあたる動画(実質的には人狼動画)の話を書いてきたのですが、原作はほぼ固定ルートのミステリーなわけで、見ていれば必然とネタバレを知ることになります。最初に触れたシリーズを見終わって、他に何があるか調べた時、大してバラエティがあるわけではない(普段見ている界隈に比べれば、ほんの一握りです)ことは明らかだったので、ここでこのままネタバレを気にせず突っ込んでいくのか、せっかくだからネタバレ度が浅いうちに一度原作に触れてみるのか、微妙な判断をしなければならないことになりました。

結局、せっかくPSP持っているのだからやってみてもいいか、ということで、ゲームを購入して、えっちらおっちらChapter1、つまり最初の事件が起こって解決するところまでプレイしてみて、それからニコ動でアニメの第1話・2話も視聴して、見比べてみました。結果、これはゲームでプレイした方が楽しめるな、とは思いました。それは、アニメの出来云々の問題ではなくて。

『ダンガンロンパ』アニメ化にあたっての製作者の談として、いかに削るかに心血を注いだ、ということが言われているように、アニメの尺の中に盛り込める内容には、当然限界があります。しかしながら、閉鎖環境での殺人事件、という異常なシチュエーションでの人物の言動に、説得力や読者を感情移入させる力を持たせようと思ったら、それはどうしてもそれなりの時間がかかるのであって、ゲームの方が有利に決まっています。

けれども問題は、このブログでも何度か書いている通り、私は基本的にゲームをやる習慣がないし、苦手な人間だ、ということです。何が苦手かと言うに、およそリアルタイムで入力して何か動かしたりとかタイミングを合わせたりとか的に当てたりとか、そういう要素が少しでもある作業は、すべて苦手なんですよ。根本的に、ゲームをプレイすることに向いていない。
なので、そういう私が、実質的にはチュートリアルであるパートを、それでもえらく苦労してようやくプレイし終わって、この調子でこのコンテンツに時間と手間を掛けて付き合う熱意が自分の中にあるだろうか、と考えた時に、まあ、ないよな、と思ったんです。それならその時間で、ワンダリングスターとミッシングムーンをやった方がいいな、と。結局、後はアニメで大まかなところをフォローするだけ、ということにしたのです。

そういうわけで原作のプレイは放棄して、結果的には、Chaper1だけであればニコ動でプレイ動画を見れば済んだ話だったのですが(Chaper1のみ、プレイ動画の公開が公式に認められている)。
でも、私は、ここだけでも、自分で見ておいて本当に良かったと思っています。人狼動画を1シリーズ見て、どのキャラクターにどういう秘密があるか、みたいなことは結構すでにわかっていたのですが、誰がどういう順番で死ぬのか、なんてことはまだ知らなかったので、きっとこうなるんだろうな、という諦観と、でもまだひょっとすると、という希望とが入り混じった気持ちでプレイしていって。あの「エスパー」の下りを、あの時じかに体験できて、本当に良かった。

ついでにアニメについて。私は、アニメ自体はあれでいい仕事をしているものだと思いますし(他のキャラクターもそうですが、なんといっても、絵に動きがついた大山のぶ代の声は破壊力が違いますね)、ゲームとアニメという媒体の特性の違いを考えた時、あるいはこのコンテンツがあくまでゲームを本体とするものであることを考えた時、むしろあのスピードとあっさりさこそが良い、とも言い得るとは思っています。
ただ、このアニメが『ダンガンロンパ』のアニメ化としてどうこう、というのではなく、アニメ製作というものの在り方として、これだけの内容がある原作をたった1クールに詰め込んだだけで通り過ぎていくのか、と、そんな速度で幾多のコンテンツを消費していってどうするのだろう、とは思います。それも、思うだけで、だからどうってこともありませんが。


動画に戻ります。シリーズもの以外で見たいくらかのMADのうち、印象に残ったものを貼っておきます。
シリーズものもそうでしたが、そんな細かく掘り返す熱意はないので、ごくごくメジャーなものしかありません。また、これもシリーズものの時と同じく、動画にしろついているコメントにしろ、どうやってもネタバレに突き当たるので、初見で原作に興味のある人は注意というか、注意してもどうにもならない界隈です。


ダンガンロンパ #MAD 「イキキノレ 非常識編」 (13年08月26日)

投稿1ヶ月で50万再生。ダンガンロンパMADとしてもっとも伸びている動画なので、何を言うこともありません。アニメの音声を切り繋いでネタを作った動画は他にいくらもあるわけですが、ゲーム各所の音声を拾ってくる手間の惜しまなさで、文字通り一頭地を抜く。


ガンバンロンパ 「伝説の超学園」 (13年07月09日)

これもメジャーなので、何を言うこともなし。ブロリーMADらしさ全開で、強引で不自由でありながら異様に円滑で様式美な会話が回る。


【手描き】全員集合!過去日常編【ダンガンロンパ】 (10年12月28日)

日付の通り、ゲーム発売後の時期の動画。こういう、登場人物たちが平和な学園生活を送っていたら、というお話は、SSや同人誌では多数の作例があるのだろうと思いますが、ニコ動ではあまり見かけません(私の探し方が悪いというか、どこを探せばあるのかわかっていないだけかもしれませんが)。
それは、それをやるための素材とスタイルが確立していない、ゆえにニコ動上でそういうものをやろうという発想が生まれてこない、ということなのだろうと思います。ニコ動のストーリー系作品で存在するのは、先述の通り人狼動画とゆっくりTRPGで、この二つは元々ジャンルとして確立しているから、それのダンガンロンパVer.をやろうという人も出てくるわけです。
で、この動画は、ニコマスで言えば手描き立ち絵のノベマスなのですが、この作者は立ち絵にできるような絵を自力で描けるから、こういう動画が作れるんですね。


【ダンガンロンパ】苗木と日向がヒロインと子供作ったら多分こんな感じ (13年07月03日)

キャラクターの画像の合成、自体はどうでもいいのですが、添えられている文章が、シンプルでありながら、ああそうそう、この二人の能力と性格をミックスしたらきっとこんな感じ、とツボを突いてきて楽しい。


霧切さんが殴るだけ【手描きダンガンロンパ】 (11年02月24日)

ニコニコ大百科 殴られるだけシリーズ

→777P 菊地真がナグルだけ (08年02月06日)

こういう時、うん、アイマスってニコニコの御三家なんだ(った)よなあ、と思いますよね。

ちがう業界の住人ですがご褒美です。しかしこれは、元は真だから、それも涙目の真がマウントポジションになって必死に大振りでポカポカしてくるから可愛いのであって、霧切さんがガニマタでしゃがんで腕を振り回してしまったら、単に霧切さんの気品が削がれてしまうだけで宜しくないと思うのです。
むしろ、いつも通り凛と伸びた姿勢のまま、シンプルでスマートな正拳突きが繰り出されてきてガツン! ときてこそではないか、あるいはここで意外に女の子らしく平手打ち、というのもアリだし、スッと伸びてきた指先が頬を摘んでぎゅううっと捻ってくるなんて、考えただけでたまらないではありませんか。惜しい。
という不満はありつつも、やはりこの「霧切さんに殴られる」というシチュエーションは、素晴らしいものだと思います。なによりこのシチュエーションによって、黒手袋という霧切さんならではのアイテムが生きてくるのが素晴らしい。その手袋は、罰する時にでさえ汚らわしいワタクシめの肌などにはお触れにならぬ為にございましたのね、というこの、はい、素晴らしいですね。


【手描き】舞園さんが楽しく踊るだけ【ダンガンロンパ】 (13年07月22日)

ニコニコ定番の、デフォルメ絵でウッーウッーウマウマダンス。ネタ元・コピー元として挙げられている中には、この動画もあります↓

M@co.jP  「まこ得」って言ったら (11年01月16日)

って、既視感のある展開なのは、気のせいでしょうか。

定番の形式の舞園さんver. 、という以上の何かがあるわけではありませんが、キャラクター全員が笑顔でピョンと出てくるところがいいな、ということと。後は、タグを見て泣きましょう。


【手描き】超高校級という××【ダンガンロンパ】 (13年07月03日)

この記事に貼っている動画の中で一番再生数の小さい動画。それでも約4000再生ありますが。つまり、せいぜいそのくらいまでしかチェックしていない、ということです。
ルパン三世EDパロディ(トレス)。淡い色合いの醸し出す空気感。


【ダンガンロンパ】総統閣下はあの人の死に動揺を隠せないようです (13年07月14日)

きさきPみたいな雰囲気、と説明すれば、ニコマス民的にはわかりやすいのではないでしょうか。この人は、ゲームであり、アニメであり、それぞれの製作者であり、すべてのキャラクターであり、このコンテンツに関わるすべてに思い入れ、リスペクトしているんだな、ということが伝わってくる動画なんです。
きさきPの動画では、総統閣下は雪歩命ではありますが、同時に「ぷちます!」のすべてを愛している人である、ということと、各人が専属Pとして各キャラクターへの愛情を担当する、ということで、全員・全体へのリスペクトが表現されているわけですが、同様の手法がこの動画においても見られます。
全員・全体への愛情とリスペクトという土台の上に、一人のキャラクターへの強い執着、という特別な心情を載せることで、その訴えは、動画を訪れコメントした人々からの支持・共感・応援を勝ち取っているのです。

「『動く彼等が見られるだけでワシは満足だ』って放送前は言ってたじゃないか!」
「気が変わったんだよ!動いてる彼等を見たら誰にも死んでほしくなくなったんだよ!」

という会話に、この動画の有り様が凝縮されていると感じます。彼は誰も責めておらず、そして心から喜んでいますが、しかしだからこそ、やるせない、やり切れないのです。夢中であるがゆえに。
これは、いいものです。


そんなところで。もうこれ以上、私の見たいようなものが他にもあるだろうか、と頑張って探すこともないかなあ、ニコマスに帰りましょうか、という状況になったので、ひとときハマったもののことを書き残したのが、この記事です。
まあなんでしょうね、ニコマスは凄いなあ、と思います。”探すとある” という点において、あるいは ”飽きさせない” という点において、あるいは "他にないものがある" という点において、その他いろいろ。じゃあ今度はダンガンロンパSSに手を出してみようか、なんて思っても、どこに行って何からみたらいいやらわからないしね。何かの間違いで突然カズマ氏がロンパSSに引っかかってくれたりしないかな?


関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

Vinegar56%

Author:Vinegar56%

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
カテゴリ
月別アーカイブ
全記事一覧

全ての記事を表示する

検索フォーム
リンク
FC2カウンター
FC2カウンター
現在の閲覧者数: