メモ:みんなみんな春香さん


無印春香コミュにおける「みんな」「みなさん」の用法について。

気になっていたので、ごく大雑把にだけど、調べた。





※以下各例において、特記していない場合は字幕表記は平仮名である。


⑴Pとの会話上での「みんな」「みなさん」

・(主にステージ仕事で)、会場にいる客/聴衆/ファンを指して「みんな」と言う例:
「夏の祭典」で「やっぱりみんな、音楽が好きなんですよね!」「ファンのみんなも、すごい声援を送ってた」、
「秋の祭典」で「ステージに出て、みんなの声援を受けた」
いずれも、ステージが終わって舞台袖に戻ってきたタイミングでの台詞。
また、「5月の仕事」(デザートフォレストでのケーキ販売)に、「みんなが美味しいって言ってくれて、嬉しい」がある。これも、仕事終了時の台詞。

・ただし、春香は客/聴衆を指す言葉として、「お客さん」を、より高い頻度で使う。
(確認できたところでは、ランクF「ライブハウス」/ランクF「デパート屋上」/ランクE「ライブハウス」/ランクD「テーマパーク」/ランクC「大型ステージ」/ランクABライブ「大型ステージ」の各ライブ、ランクF「営業(レコード店頭)」、ランクE「握手会」、ランクE「営業(イベント会場)」、ランクE「路上パフォーマンス」、ランクD「ランクアップ」、ランクD「ラジオ(ゲスト出演)」、5月の仕事(デザートフォレスト)に存在)。

・直接その場にいない客/聴衆/ファンを指して「みんな」と言う例:
ランクD「ある日の風景3」で「みんなに、拍手してもらって」 「少しはみんなに聴いてもらえるようになって」
ランクC「アルバム発表」で「聴いたみんなが、気持ちよくなってくれるといいな」
ランクAB「取材(雑誌)」で「プロデューサーさんの活躍を、読者の皆にも知って欲しいな」
「1月の仕事」(正月番組出演)で「見ているみんなのことを、考えないと……」
「2月の仕事」(バレンタイン)で「いつも応援してくれるファンの皆に、お返しがしたい」
「雑誌取材」、「2月の仕事」の例においては、発音は「みんな」だが、字幕表記は「皆」である。
「アルバム発表」の例は、解釈が微妙なところ。後述する、一般的に「対象全員」を指す言い回しとして使っている可能性もあろう。「ある日の風景3」の用例も、会話の流れ上、対象全員を指す言い回しとの関連性が強い。

・共演者やユニットメンバーを指して「みんな」と言う例:
ランクC「雑誌取材」で「みんなとほんとにケンカしたりするのは、私、いやですけど……」
「8月の仕事」(水泳大会)で「他のみんなが、一生懸命頑張ってるのに」

・指し示す対象が不明瞭/確定できない例
ランクC「TVリハーサル」で「私がみんなの予定を遅らせちゃうわけには」「あんまり長引くと、みんな大変そうだなぁ」
ランクAB「TV出演」で「みんなに迷惑かけちゃった話なんて」

・「みなさん」は、一緒に仕事をしているスタッフを指す時に使う。
(ランクF「挨拶回り」で「スタッフの皆さん、楽しくていい方ばっかり」「みなさんと食べに行ったりできたら」、ランクD「ランクアップ」で「スタッフのみなさんとも仲良し」、ランクD「CDレコーディング」で「スタジオスタッフの皆さん」、ランクD「地方TV 出演(ロケバス)」で「スタッフのみなさんも熱心だったし」。)
ちなみに、全員をひっくるめての発言でない時の言い方は「スタッフさん」。
また、ランクD「ランクアップ」では、おそらく765プロの社員を指して「スタッフのみなさんとも仲良し」と発言している。
ただし、スタッフ・職員を指す表現が完全に「みなさん」で統一されているわけではなく、一つのコミュ中で「みなさん」「みんな」が混在しているケースも見られる。
(ランクD「地方TV 出演(ロケバス)」で「うん……なんだかみんな、あったかい人たちだったなぁ」ランクC「ある日の風景5」で 「それじゃ、みんなにもチョコ、配ってきますね!」 )


⑵職員・仕事仲間への挨拶時の「みなさん」

・765プロ事務所内において、出勤時の周囲への挨拶で「みなさん」と言っている。
(ランクD「ある日の風景4」の「みなさん、おはようございます! 実は、みなさんに配りたいものがあるんです」、ランクC「ある日の風景5」の「みなさんおはようございます」)
直接そのようなシチュエーションは発見できなかったが、前項で挙げた「みなさん」の用法と考え合わせると、社外においても仕事時の挨拶では「みなさんおはようございます」と言っているだろうと思われる。


⑶客へ呼びかける際の「みなさん」「みんな」

・大まかには、低ランク時は「みなさん」「みなさーん」、高ランク時は「みんな」となる傾向があると思われる。
ただし、ランクが上がるにつれ、TV出演・撮影・取材など、直接観衆と接することのない仕事がコミュ中に占める比率が高まり、相対的にステージ上での言動の描写が減少するので、はっきりしないところがある。

・ランクF「営業(レコード店頭)」、ランクE「ライブ(ライブハウス)」、ランクE「握手会」、ランクE「キャンペーン」ランクE「営業(イベント会場)」で「みなさん」を確認。

・ランクAB「ライブ(大型ステージ)」、「11月の仕事」(学園祭)、及びラストコンサート時の呼びかけ「みんなー、ありがとー!」で「みんな」が使用される。
大型ステージでは、成功する選択肢では「みんな」、失敗する選択肢では「みなさん」と呼びかけの台詞が変化。学園祭の司会時は、客席に対して「みんなっ、ありがとーーーっ!!」、出演者を指して「みなさん」と言っている。


⑷「全員」「周り中」を表わす一般的な語彙としての「みんな」

・「周り中」の意味合いで「みんな」と口にした例:
ランクD「ライブ(テーマパーク)」で周りにいる遊園地の客を指して「みんな楽しそうだなぁ~」
「4月の仕事」(花見)で「周り中、みんな花びらで、雪の中にいるみたい」
「秋の仕事2」で周りの通行人を指して「みんなが見てる」、また、「みんながデートしてるような場所で」とも

・「対象全員」という意味合いで「みんな」と口にした例:
ランクD「ランクアップ」で「友達みんな」「うちの家族もみんな」
ランクD「ある日の風景3」で「友達みんなとで歌って」
ランクCライブ(大型ステージ)で「あんなにお客さんが……みんなこっちを見てて」
ランクAB取材(雑誌)で「スタッフさんたちと、みんなで写るんですか?」
12月の仕事(クリスマス番組収録)で「いっつも友達みんなで集まって、パーティーする」


⑸自分に関わる人々全体を指し示す概念としての「みんな」

・「(ファン/聴き手/周囲の人間)全員」の意味合いで使っているが、指し示す範囲が広がっていてはっきりしない例:
ランクD「ランクアップ」で「そうやって私、みんなのおかげでここまでやってこられた」
ランクD「ある日の風景3」で「みんなに気持ちのいい歌って、ほんとはどんな歌なんだろう?」
ランクC「TV出演」で「みんなにもっと、歌を好きになって欲しいから」
ランクAB「表彰式」で「私、派手さはないけど、みんなに喜んでもらえるなら、嬉しいです! 」
ランクA「ランクアップ」で「ほんとにみんなが聞いて喜んでくれてるのかどうか」

・広い対象を指し示す表現としては、「多くの人」「たくさんの人」等もある。
ランクB「ランクアップ」で「たくさんの人に聴いて喜んでもらえるように」、等


⑹Pが使う「みんな」

・通常の仕事時は、Pもしばしば「お客さん」と口にする。

・Pによる客/聴衆/ファンを指しての「みんな」「皆」が確認できた例:
ランクD「一日署長」で「平和そうな、みんなをなごませるイメージを持ってる」
「夏の祭典」で「ファンのみんなも、すごい声援を送ってたな」「きっとみんな、来年も春香に来てほしい」
5月の仕事、仕事終了時のモノローグで「(皆の美味しいという言葉で、春香も、自信を取り戻したようだ。)」
ラストコンサート前会話で「ファンのみんなが、待ってる場所へ」。

・概して、春香の「お客さん」「みんな」がスイッチするのと同様のシチュエーション・タイミングで、Pの語彙も同じように切り替わっているように思える。

・「夏の祭典」、ラストコンサートでは、春香自身が「みんな」と口にするより早いタイミングで、Pが「ファンのみんな」という表現を使っている。

・Pも、「周り中」「全員」を意味する一般的な語彙として、または指し示す対象がはっきりしない使い方で「みんな」と口にしているケースはしばしばある。



全体として。

・「みんな」という用語は、会話上の語彙としては「お客さん」「〜の人」と、呼びかけ時の語彙としては「みなさん」との間で使い分けられている。

・Pとの会話上も、呼びかけ時も、具体的に客を指して「みんな」と呼ぶシーンは、数としてはかなり限られている。

・低ランクよりも高ランクで、アケマスからのコミュよりも無印での追加コミュ(月の仕事、祭典)で、またシチュエーション的には よりプライベートな・感覚的な言葉遣いが表れているシーン/プライベートに親しい・目上でない相手に対して で、「みんな」に移行する傾向がある。

・無印からの追加コミュは、語彙、使い分けの傾向がアケマスからのコミュと違っていたり、不規則であったりすることが多い。

・具体的な範囲が明瞭でない、アイドルあるいは歌い手としての自分と関わる集団全体を指して「みんな」と呼ぶ用法があり、これは歌についての抽象的な話題に付随して現れる傾向がある。


そんなところかな。





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大雑把とはなんだったのか

ゝノ゚ ヮ゚ノノ<プロデューサーさん、私と話しながら何を猛然とメモしてるんですか?

どうも、火種だけ放って後はノンキしてた者です。その節は御心配をおかけしました。
多忙にして大切なこの時期にパワーを要求されるまとめ記事、お疲れ様です。

プロデュース中には漫然と感じていた「みんな」と「みなさん」の違い、やはり春香のアイドルとしての感覚に関わるものであったかと、私としては非常に満足なのですが、これ本来は私がやるべきだったよね……と。
ファンへの呼びかけが「みなさん」から「みんな」へ移行する様子などは、これから春香コミュのみならず、やよいについて考える際にも参考にさせていただきます。

某企画についても、イロイロと言いたい気がするのですが、ツッコんだら負けなのだろうか……。
ま、ひとつだけ言うとしたら、日本の正月といえばこれが無いとね、ということで。
スタートしてるし。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm19702111
ではでは、よき春香誕生祭を過ごされますよう。

見た目を取り繕うのは得意ですから


プロデューサーなら私の横(日本各地的な意味で)で寝てるよ。(意味不明)


K_1155さん、いらっしゃいませ。戻ってこられて何よりです。
お気になさらず。私としても、是非調べてみたいと思ったことだったので。

アケ/無印での春香の言葉遣いの基本として、カチカチに敬語で喋るというわけではないけれど、目上・大人相手に話す時にはそれなりに意識した言葉遣いをしていると思うんですよね。
なので、特に低ランクの春香からは、見ず知らずの客・ファンをくくって「みんな」という表現は、そう易々とは出て来ていないんじゃないか、ということと、祭典コミュはかなり普通のコミュとノリが違うよね、というのは感触としてあったんですよね。
そこらへん、特にアニマス以後、春香=みんな(=仲間/(ファン))が大事、みたいなのは当たり前の図式として定着しているけれど、そういえば無印ではどうだったのだろう、と。K_1155さんに「みんな」「みなさん」という言葉を出してもらったおかげで、ああ、実はあんまりしっかりと把握できていなかったんだなあ、と気づけたので、いいきっかけをいただいたと思っています。

某企画、K_1155さんも無事間に合ったようで、gouzouさんの紹介を楽しみにしています。
あー、これは一本取られましたね。スポーツイベントの要素は何かしら入れたい、というのは、どこかの時点では考えていたのですが、選んでいるうちに失念していました。
ともあれ、こうしてgouzouさんのおかげでまた、いろいろな人たちの動画の思い入れを聞くことができて、実に有り難いことです。なんというか、gouzouさんの企画と言えば乗ってきそうな人たちがことごとく集ってきていて、嬉しくなってしまいますね。

ではでは、もう当日は過ぎてしまいましたが、誕生祭、おかげ様で楽しんでおります。
K_1155さんも、どうぞ体を労りつつ、楽しい時間を過ごされますことを。
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