近況報告的な(0)


ここ数週間の私の主要事業として、ブリッツP作品の巡回と、無印各アイドルのコミュの復習の二つがあったのですが、大体所期の目的は達したということで、前者は置いておいて後者について、簡単なメモを残しておこうと思います。とりあえず、半分だけ。(※)

※5組分、というつもりでしたが、結局記事は分割に。この記事は、イントロダクションのみです。




実機でのプレイと、ニコ動に上がっているコミュの視聴を併用して順繰りに見ていったわけですが、まず、無印のシナリオを把握する、ということそのものについて。

周知の通り、システム上、無印において一周回のプレイでは、コミュ全体のごく一部分しか見ることが出来ません。そして、高ランクを目指せば目指すほど、レッスンやオーディションでクリアすべきハードルが上がるため、プレイ上は、数字的な成功とアイドルとのコミュニケーションの密度が比例しないということが、まま起こり得ます。

しかも、FランクやEランクを抜けて生き残るのだって相応の苦労が必要だったアーケードと違って、無印におけるEランクは、普通に育てていれば自然増だけでも突破できる程度のものです。
それゆえ、無印のコミュ群は大枠として、低ランクのストーリー内容を踏まえて高ランクのストーリーが存在する構成になっているにも関わらず、プレイ上は低ランクのストーリーをほとんど体験することなく通過したり、コミュの内容に釣り合った低ランク時の厳しさや悲哀を体感できなかったり、ということが当たり前に起こります。

また、これは必ずしも欠点ではなく、むしろ巧妙なつくりとも言えますが、コミュにおけるストーリー内容の面白さは、しばしば正解の選択肢の予測し辛さ、すなわち難易度の高さと比例するので、まっとうに高成績を目指してプレイする場合(つまり初プレイ時の一般的なプレイの在り方)、コミュそれ自体の内容的な面白さと、プレイする者の快感が直結するとは限りません。

上記のような無印コミュ群の性質は、ニコ動においてコミュ動画が視聴できることの有用性を示しています。ニコ動上での視聴は、実際にプレイする場合には気にしなければならないもろもろの条件を気にすることなく、純粋にアイドルとのやりとりの楽しさ、面白さを体験することを可能にし、また、各アイドルごとに全パフェコミュが整列されて投稿される、という慣習が成立したことによって、実際のプレイにおいても容易ではない、コミュ群全体を通してのストーリーの把握を万人にとって得やすくしたからです。無印のコミュ群は、容易にアクセスし、一覧性をもって視聴できる、というニコ動ならではの条件において、その真価を理解しやすくなる性質を持っていたと言えるでしょう。
逆に言うならば、1プレイで、全てのプレイヤーが同じ一本道のストーリーを通過する性質の強いシナリオのゲームであるならば、製作者側にとってニコ動での公開を許容する意義はより見出だしにくい、ということになるでしょう。


0 社長

全シナリオを通しての話、というか、個別のシナリオの枠内で語れないキャラクターについて。

いつの頃からか、ティンと来た人物をかき集めてくるだけで後は自由放任、というイメージを前提に語られるようになった765プロの社長ですが、無印コミュ群を見ていると、そのイメージが疑わしく思えてきます。

ゲームにおいて、コミュでアイドルがこなす仕事がどのようにして獲得されるか、という部分は完全なブラックボックス(オーディションでの勝利を除いて)であり、また個々の仕事をこなすことがPとアイドルに任せられているのは確かです。
従って、コミュにおいて、プロデュースに関与する社長の姿が観察できるのは、アイドルの育成面に関するコミュ、ということになります。

多くのアイドルのシナリオにおいて、声量の増幅や体力の強化などといった、訓練・能力強化に関するミッションは、しばしば「社長からの指令」に従って行われています。今回言及する5組で言えば、私が社長の介入を全く確認できなかったのは真のみであり、特に律子と雪歩においては、社長の指示への言及が高い頻度で存在します。
このことは、具体的な作業はPに一任されているにしろ、現時点のアイドルに何が足りず、どんな課題を与えるべきか、という、育成面の高度で根本的な判断は社長が行っていることを、あるいは少なくとも、活動状況を社長が把握してフォロー的な指示を与えている、という P—社長 の二重のチェック機構が機能していることを、示唆するでしょう。

また、ことに社長の存在感が大きい律子シナリオにおいては、律子が社長を、現時点の自分やPが遠く及ばない高いプロデュース能力を持った存在と評価し、その判断に全幅の信頼を置いていることが語られます。
律子の立ち位置(マネジメント志望、事務員として採用、社長の判断でアイドルに組み込まれる)からして、彼女のシナリオにおいて他より詳しく社長の存在が語られることは納得のいくところであり、またそれ故にその情報は示唆に富んでいると言えるでしょう。

正面きっては描かれないし、描きようもない(描くべきではない)765プロの社長ではありますが、ゲーム全体を繋ぎ合わせてみれば、その像を構築する手がかりが全くないわけでもないようです。


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