思い出してみた:美希編


08年の夏から09年初めくらいにかけてのこと。あと、たまにそれ以後についてのいくらかのこと。



私がニコマスを知り始めた頃、美希と言えば、とてつもなくすごい存在だったのである。whoPとかカイザートPとかいう彼女を熱愛するものすごいPが彼女の周りを固めていて、ニコマス中を縦横無尽に駆け回っていたのである。
もちろん、whoPを初めから追ってきたファンにしてみれば、むしろ当時は様々な変容や苦難があった末の時代ということになるのであろうが、当時の私にはそう見えていたのだ。
美希と美希Pとは、とてつもないエネルギー、きらきらした輝きを放つ大軍団として、私にはイメージされていた。そしてその輝きは私にとって、動画そのもの以上に、動画を包む空気の熱さを通して見えていたものなのだった。今でもときどき、あのやたらめったら輝いていた子はどこに行ったのだろう、とふと思う時がある。

それはそれとして、いや無関係ではないのだけれど。私にとっての原点は、という問いに答えるのが、美希ほど易しいアイドルはいないように思われる。ちょうど、千早とは正反対に。


てってってーP 美希 08年07月31日



てってってーPの美希。何度も文章にしようと思って、そのたびに書けなくて諦めているPのひとりであり、動画のひとつである。
gouzouPの春香紹介動画からアイドルマスター アイツを振り向かせる方法(07年10月12日)を知って、その動画からてってってーPという名前と、そのPが美希のPであることを知った。
彼の動画を見て回った時から、私の美希は、てってってーPの動画の美希になった。

てってってーPのこの動画を見るたび、私はなんでいま自分は美希ファンになっていないのか、不思議に思う。出会い方が違っていたら、きっと今ごろ、私は美希が世界のすべてになっていてもおかしくなかった気がして、けれどもこの動画にどのようにして巡り会ったかという順番を考えたとき、やっぱりそれはありえないのだ。
そして、けれどもそのまま私は、出会った頃これが美希動画かと思っていた動画のほとんどが見えなくなって、その後の世界に生きてきた”美希ファンの私” のことを想像して、実在しないその存在に向かって、お前も辛かったろうな、としみじみつぶやくのである。わけわからんね。


何年かぶりにてってってーPの動画の非表示が解除されていることに気づいた、今からちょうど1年前のあの日。あの時私が感じたあの舞い上がる嬉しさを(※1)、目も眩む幸福を、あの時私が見たものを、私が順繰りに見たすべての動画がどれだけ輝いていたか、すぐさま文章にしておかなかったことを、ずっと後悔している。その時の記憶は未だ鮮明に私の中にあるが、そのまま書き表すことはもうできない(※2)。

そんなわけで、今ここに書けることはあまりないのだけれど、ただ、ひとつだけ言い足しておくならば。
その時、そうして舞い上がりながら、同時に私は、そこに何があったのか忘れかけていた、それらのものを再び眼前にして。なんだ、私はニコマスに出会ったはじめから、自分が一番巡り会うべきものに、ちゃんと巡り会ってきているじゃないか、と。
なんで自分が未だにニコマスを見ているのか、わかる気がしたのだ。


※1(比喩ではなく、実際に舞い上がっていたのである。人間の物理的限界の範囲内で。)
※2(世は一篇の、金髪毛虫はいかに金髪毛虫であるか論と、アホ毛がいかにぴょこぴょこ躍るか論と、その他もろもろを失ったのである。学界のために残念なことであった。)

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