あずささんがどこかに行ったり行かなかったり(前)


アイドルごとのノベマスの特集は、何度か考えたことがあります。
が、やるならばある程度全体の流れが捉えられるようなものを構築したいよね、でもそれをきちんとやるのは難しいし面倒くさいよね、というわけで完成に至った試しがありません。

で、この記事は何かというと、先日twitterで、話の流れであずささんの出てくるノベマスを挙げることになって、適当につぶやいていたら、公開してもいいんじゃないかと言ってもらったので、では記事にしますか、というようなわけでできたものです。
記事にするにあたっていくらか加筆して構成し直しましたが、基本的にはその時思いつくままに流したものを並べただけです。なので、その時思いつかなかったり、話の流れ上挙げる必要のなかったりした動画は入っていません。
全体を通して特に何かが見えたり言えたりするような内容ではありませんが、だいたい単発で見て楽しめる動画しか入っていないので、動画のリストとしては多少の便宜があるかな、と思っています。




ニチカP 【ノベマス】あずさ記念日【ニチカの短編】 (11/7/24)
ニチカP あずさ記念日 0:29

すみません、真っ先にこのサムネが思い浮かびました。

まあ、記事としてこのショットを最初に持ってきたのは出オチだが、動画自体は出オチでもギャグでもなく。
つまりは、身近な人の突然の死をどう受け止めるか、というお話。動画説明文に記された日がどんな日であったかを思い起こすと、ああそういうことかな、と思うが、特に何があったからと制作理由が明示されているわけではない。
そういうわけで、この動画において、あずささんがこの役回りになることに特に必然性はないのだが、巡り合わせ(誕生日が近かったから?)というのか雰囲気というのか、なんとなくこういう役が回ってきてしまうところに、ノベマスにおけるあずささんのポジションが表れている気もする。
ともあれ。会話の運び、画面のデザイン、あるいは音楽。どこを取っても窺われる独特のセンスと、そのように多くを語らない置き方とがあいまって、印象に残る短編である。


ひゅんP 三浦あずさとおっぱいゾンビ (10/11/30)
ひゅんP 三浦あずさとおっぱいゾンビ 7:40

おっぱいは生命。
異物憑依系というか未知との遭遇系というか、どきゆり系と言うのが一番わかりいい気もするが。
トリッキーさを志向する短編に定番のパターン、その中でも異彩を放つ動画。ひゅんPはいろんなものを作れる人だが、こういうのは得意中の得意と言えるであろう。
というか、これもあずささん死んじゃう動画ですがな。


二次元結社XP 三浦あずさは「血 管 切 れ た」【ノベマス短編】 (10/6/20)
二次元結社XP あずささんは血管切れた 1:18

オヤジオナ顔の系譜。こういうのばかり真っ先に浮かんでくる人間です。
二次元結社XPはノベマスから出た鬼才の一人。噛み合った時には本当に切れのいい球を投げてくる作者。


弟切P アイドルマスター 仕事に失敗してあずささんが…何もしてくれない (08/10/28)
弟切P 仕事に失敗してあずささん 1:01 縮小

うん、もうちょっと真面目に考えよう。ということで、ここまでの流れをなかったことにするために出した動画。弟切Pの捏造コミュ・妄想コミュ系のシリーズの一つ。
何もしていないのに癒される、期待と違うリアクションが返ってくるところを楽しむ、というコンセプトは、この後の動画の多くにも通底するもの。


ワン湖氏 【Novelsm@ster】あずささんは50代だったようです (12/1/4)
ワン湖氏 あずささんは50代 4:58 縮小

眠れる死人氏に挙げていただいた動画。
自分の記憶頼みで筋立てを考えていると、どこかで記憶の新陳代謝が止まって固着している部分が、どうしてもある。これは最近見たばかりの動画なのだが、挙げていただくまで全く思いつかなかった。
踊る立ち絵、フォント芸、背景画像の工夫など、一つ一つ分解すれば珍しいことはしていない。しかしながら、それらの細かい使い分けと組み合わせ、たたみかけてくるテンポの良さで、独特の軽快な空気を形成している。その軽快な空気の中からにじみでてくるあずささんのお人好しぶり、トボケぶりが愛らしい。


ここからいくつか、カップリングものを。ここで「カップリング」とは、字義通りに、アイドル二人の組み合わせに焦点が当たる動画、という程度の意味合い。

燦々P みうらさんとあきづきさん (10/8/26)
燦々P みうらさんとあきづきさん 0:09 縮小

「さんさん」の名前の由来となった、燦々Pの掌品連作のシリーズ。
こういう時に、組み合わせが豊富で志向の明確なPは有り難い。


燦々P おねえちゃんってよびたいの? (11/5/5)
燦々P あずいお おねえちゃんって呼びたいの? 0:01 縮小

燦々Pでもう一つ、こちらはあずいお。
短く何気ないやりとりから、背後にある状況・関係・物語を想像させる、というスタイルは変わらないが、立ち絵+メッセージウィンドウから立ち絵なしのサウンドノベル型へと、燦々Pの画面構成が変化する前後両方が見られるので、2作続けて並べておく。


おしるP 【Novelsm@ster】ラジオのお仕事【あずはる】 (11/10/3)
おしるP あずはる ラジオのお仕事 0:00 縮小

11年10月に、おしるPが日刊ペースで投稿していた、アイドル二人の掛け合いをフューチャーした連作のひとつ。
燦々Pの『みうらさんとあきづきさん』もそうだが、カップリング要素のあるやりとりでは、関係構築を狙って能動的に仕掛けていくあずささん、というのが一つのコツのようである。
能動的に、とは言っても、あずささんの場合には、たとえば弓削Pの描く美希のような、意図があけすけなアタックとは色合いが違ってくるようだ。『みうらさんとあきづきさん』であれば、相手の律子にはわからないが読者には伝わるというひそやかさ。本作であれば、あずささんであるが故に相手が軽くあしらったりツッコんだりできず、赤面させられてしまうような展開。そういった形で個性が表出している。


木偶P 765アイドルがDSサブキャラに出会った~あずさ編~ (11/6/18)
木偶P DSサブキャラが765アイドル あずさ編 まいあず 0:34 縮小

ami=go氏に挙げていただいた動画。
タイトル通り、DSのサブキャラクター一人と、765プロアイドルが出会ったら、というシリーズで、これは舞さんとあずささん。
舞さが出る場合には、舞さんが誰かを振り回すストーリー展開になるのは、ニコマスにおいて、常套を越えて必然と化したパターンと言えよう。そういうわけで本作は、上に並べたのとは逆に、あずささんが受動的、振り回される側に立つ動画となる。
こうしてカップリングもので舞さんが扱われる場合、もちろんその自由奔放な行動が、話を転がす中心にはなる。なるのだが、日高舞という存在の理不尽さを強調・利用するより、むしろ母親として、自立した大人の女性としての個性に光が当たることが多い気がして、興味深い。本動画もそうで、その結果、765プロではほとんどの場面において「お姉さん」たらざるを得ないあずささんの、後輩的な、妹的な姿が描き出されることにもなっている。


ガテラー星人P 【あずゆめノベマス】ヒーリング・イコン (10/7/19)
ガテラー星人P あずゆめ ヒーリング・イコン 0:00 縮小

DS秋月涼ルートの開始前、夢子とあずさの出会いを描く動画。
こうして並べてきて見ても、異質の鋭利さがあると感じる。ストーリーの、キャラクターの、エッセンスをとらえて短時間中に凝縮する異形の力量の持ち主が、その力を遺憾なく発揮した傑作の一つである。ノベマスにおいて、あずささんを考えるに際しても、夢子を考えるに際しても、一つの基準点だと思っている。


長くなってきたので、以下は分割。
後編はこちら

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