やよい寓話


やよいと寓話の親和性。



面倒なので例示はしないが、寓話的な、あるいは童話風の表現をとるノベマス作品の中でやよいが主人公となる比率、もしくは、逆にやよいに焦点を当てた作品の中で、そうした形態の表現の占める比率、を考えた時、他のキャラクターと比べて、やよいと寓話的作品の間には強い結びつきが存在すると感じる。(なお、やよいに次いで寓話化されやすいキャラクターというと、まず亜美真美、次に春香、といったところだろうか。)

一方、たとえば春香、そして千早の物語は、ファンタジーと強く結びつく。ここで私がファンタジーというのは、とても広く曖昧な意味合いで使っているので、まあつまりアイマス的な(ゲームが、アニメが描くような)日常世界と異なる物語世界の中にアイドルをおく物語と考えれば、架空戦記のすべてと多数のノベマスが含まれる。従って、単にニコマスの物語作品の中で、彼女達が主人公となる比率が高いだけ、とも言えるだろう。
しかし、それだけではなく、彼女たちにおいては、普通に事務所があってアイドルをやって、というアイマス的な事実・常識に即した物語世界からは生み出せていない、ファンタジーだからこそ描かれ得た表現が厳然として存在する、と私は確信している。 逆に言えば春香の、あるいは千早の物語には、そうしてファンタジー的な世界に持ち込まなければ、なかなか描くことすら困難な要素が存在する、ということ。

同じことが、やよいにも言える。寓話を通してこそ描かれてきたやよいの多さ。それは、寓話というフィルターを通さなければ、まともに向き合って表現することすら難しいものを、やよいが抱えているであろうことの裏返しだ。
そうして、やよいならではの寓話作品が生まれ続ける。それ自体は素晴らしいこととして、ではしかし、その寓話性をはぎ取った時、やよいを表現できるのだろうか、そういうやよいとどうすれば向き合えるのだろうか、という問いは、やよいを巡って存在し続けるのだろうし、私にも答えはわからない。

【ノベマス】ガラスの靴【短編】 (12/2/1)

この動画自体を今の話の中のどこに位置づけられる、というようなことはあまり考えていないけれど、今書いておくかと思ったのは、この動画を、というよりこの動画についたコメントを見ていたのがきっかけである。


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