『アイドルマスター』の、「大序」


今日この記事を上げることに、何か意味があるかと言えば、実のところは、全くの偶然なのだけれど。
唐突に、貼ってみたくなったので。





語り部 ラビット 0:04



歌舞伎の『仮名手本忠臣蔵』は、いわゆる「丸本物」、人形浄瑠璃の演目を元に作られた芝居である。そのため、義太夫の語りに合わせて人間が芝居する形式になっている。
この芝居には、その出自に由来する、特徴的な演出が存在する。歌舞伎での人物の登場と言えば、花道からの華やかな入場が真っ先に思い浮かぶであろうが、この芝居の冒頭は、それとは全く異なっているのだ。
幕が開けると、既に主要な登場人物が顔を揃え、各々位置を定めて立っている。だが、それらは皆、顔を伏せたまま微動だにせずにおり、舞台上は完全に静止している。
そして、語りが各々の名前を呼び上げた瞬間、初めて彼らは顔を上げ、劇が動き出す。
すなわち、彼らは生きた人間の演ずる存在であるにもかかわらず、幕が開けたその瞬間には、魂のない人形そのものである。語りの発した言葉によって初めて、人間の形をした人形たちは、命を吹き込まれる。

「THE IDOLM@STER」の、「relations」の、あるいは「エージェント夜を往く」の冒頭、私達の目の前に現出する光景は、『仮名手本忠臣蔵』の幕開けによく似ている。
暗闇に蔽われた舞台で、完璧に静止したまま、何かを待っている「アイドル」たち。
それはきっと、馴染み深い愛すべきキャラクターなどではなく、もっと異形で恐ろしい、何者かだ。
だが、アイドルマスターに、人形に命を吹き込んでくれる語りは、いない。


ならば、誰が、このステージ上に在る、何者かに、この「アイドル」という存在に。
彼女たちに、命を宿らせるのか。


それを成すのが、「プロデューサー」という存在なのだと思う。







語り部 ラビット 0:08



プロデューサーの、吹き込んだ息吹が。




語り部 ラビット 0:08-2



アイドルの魂となり、




語り部 ラビット 0:09-1


アイドルの意志となって。







僕等を、射抜く。








語り部 ラビット 0:09-3



射抜かれた!







語り部 ラビット 0:11



さあ、ライブの始まりだ!



語り部P 【HaRuKarnival'11】アイドルマスター RABBIT-MAN (11/7/29)




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