事故米Pの新作について


先週末私が何をやっていたかというと、『春魂』やべええええ、という記事を書こうとして3日ほどあがいた結果、書きたいことを一本書ききる力が今の自分にないことが判明していたわけです。そういうわけなので、しばらくはだらっと、細切れに思いついたことを書き留めていこうと思います。

今回は、こちらの動画のお話。

変態りっちゃん (11/24)
事故米P 変態りっちゃん





事故米P、久々の新作です。そこそこに伸びているので、お気づきの方も多いかと思います。新作だけでなく、非表示になっていた過去作も現在視聴可能になっています。何はともあれ、才能ある作者と素晴らしい作品群の復活を、心から喜ばずにはいられません。

さて、その感慨を別にしても、この動画はなかなかに興味深い存在です。活動を休止されていた関係から、事故米Pを名乗っての投稿としては約11ヶ月ぶりになるわけですが、スクショに貼った通り、文字をキャラクターごとに色分けし画面上に自由に配置する手法(胡桃坂氏が名付けたところの「弓削インターフェース」)が使われています。この表現方法に加え、
・キャラクター二人の会話で進行する構成、
・16:9の横長画面の活用
・キャラクターの一人にハイテンションで過剰なキャラクター付けを持たせもう一人をツッコミ役とする形式
と、弓削Pが確立し、当今のギャグ中心のテキスト系動画において非常にメジャーで重要な形式となっている漫才風動画のスタイルが、見事に消化されて使われています。

事故米Pは元々、自他ともに認める”ストレート一門”の申し子としてスタートした作者です。
その動画の変遷を辿ると、
ストレートP型のプロデューサーとアイドルの掛け合いによるコメディ
→DSや魔王エンジェルへと使用キャラクターを拡大して、さまざまな素材を駆使しツールで動かすにぎやかな画面作り
→ドット絵ノベマス
→弓削メソッド系の漫才風動画
と、時期ごとにもっともホットでインパクトのある表現へ移行していることに気づきます。ギャグコメディという、常に視聴者の動向との密なやりとりを必要とするジャンルで身を立ててきた作者らしい才覚と能力のあらわれ、と言えるでしょう。

一方で、この最新作は、律子の口を借りて、美希が好きで好きでたまらないという大変ストレートな感情が吐露されてる、とも取り得る内容となっています。作品内容をどこまで直接作者の心情と結びつけて取るかはともかく、笑いに徹するという点は同じでありながらも、Pとアイドル(春香)の間の微妙な距離感が持ち味のベースとなっていた『ちょっとした小話』シリーズの頃とは、だいぶ作者の見せる色が変化したな、と私は感じました。
まあなんというか、あれほどニコマスというフィールドで軽やかに踊っているかに見えた人でも、このようにアイドル愛あふれる病人へと行き着くのだなあという、動画を見られる感動とはまた別の感慨もあったりして。つまりなんでしょう、「アイマス」って怖いですなー、人のことは言えませんけれども、ということですね。

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