タイトルを考えるのすらメンドウで。(ボーカロイド@ノベマス等)


現在、文章を書くのがかったるい病を罹患しておりまして、ブログの編集画面を開くと、書きかけて、もしくはネタをメモしただけで放り出した下書きが10個くらい連続している、という。何から手を付けたら良いものやら。

そんな私事はともかく、PS3版アイマス2では初音ミクモデルが出てくるそうで。記念に、これまでノベマス界隈に姿を現してアイドルと共演したミクさん達を簡単にまとめておきます。


adobeP アイドルマスター ストーリー紹介Vol.4 ミク・ハツネ(新人) (07/9/27)(アイマス紙芝居)

VOCALOIDキャラクターがアイマスキャラクターと並列に登場人物として出てくるストーリー動画の嚆矢だと思われる、adobePのりつこプロシリーズ。adobePのストーリーは私にはむつかしすぎるので、あんまり書けることはない。

告白P 【アイドルマスター】ハジメテノオト (08/9/21)

第1回の「Voc@loidM@ster祭り」のため告白Pが製作した動画の一つ。
紙芝居型ノベマスの形式で、特定のヴォーカル曲に合わせて、その曲の歌詞内容をなぞったストーリーを描く。こういう形式の動画は08年6月の雄鳥Pに始まって、現在まで時々出現しているが、初音ミク曲を使ったのが本作。
1話で完結する短編ノベマスというものも、ヴォーカル曲を使用したノベマスというものも、現在よりずっとサンプルの少なかった時期の動画なので、当時としてはかなり意欲的な試みだったと思う。ただし、後述するように、投稿当時告白Pの動画は「NovelsM@ster」タグがついていなくて、ノベマス界隈での認知度は低かったのではないかと想像される。


⑴アイマスとVOCALOIDのキャラクター・世界を混淆させるもの


告白P
【アイドルマスター】Voc@loidM@ster祭りOP【VOCALOID】 (08/9/19)
【千早】二人の蒼い鳥【KAITO】 (08/9/20)
【Voc@loidM@ster祭り】ある日の風景X (08/9/21)

前出、「Voc@loidM@ster祭り」のため告白Pが製作した作品群。紙芝居型ノベマスの形式で、春香や千早とミクやKAITOが混ざって会話する。
告白Pが元々ノベマスではなく「文字読みボーカロイドリンク」で活動していた人であることと、当時これら告白Pの作品がノベマス界隈で話題になったりランキング動画に載ったりしたのを見た覚えがないので、「NovelsM@ster」タグはかなり後になってつけられたものかもしれない。

えぬやP
【ネル・ハク】亞北ネルの765プロ炎上大作戦【響】 (09/4/7)
【ボカマス】幻想ニ入ル【御三家】
【御三家】ごさんけれぅ。 第一話

えぬやPによる、御三家キャラクターが混在する作品群。コンセプトとして特段アイマスに比重をかけたものではなく、御三家全体で一つの物語世界を構築することを狙っていたと思われる。けれども、背景素材の大部分がアイマス背景だったりして、この形式で動画を作るときのアイマスの素材面での特異な充実ぶりが見て取れる。御三家やその他ニコ動キャラクター全部を自由に使ってストーリーものをやろうという発想は、結局紙芝居クリエーターを使った動画形式のなかでは散発的な試みで終わって、MMDの展開に伴って新たな発達を遂げる(えぬやPも、MMDへ活動の比重を移した一人である)わけだけれども、紙クリとMMDでそうした展開の差がなぜ生まれたか考えるのは興味深い。

笑顔P ニコニコビジュアルノベル VOCALOID編 Chorus.1 (10/3/28)

今回の記事を書くにあたって初めて存在を知った動画。アイドル事務所に拾われてアイドルをプロデュースする(プロデュース対象はミク)というノベマス風のストーリーだが、アイマスキャラクターとしては高木社長が使用されるのみで、それ以外は全てVOCALODキャラクター。主人公がいろんな世界を移動していく、というシリーズの一部で、他にひぐらし編・ハルヒ編・Fate編・東方編があるようだが、VOCALOID編がこのようにノベマス的な設定・素材とセットにされているのは面白い。


⑵ノベマスの登場人物の容姿や名前にVOCALOIDキャラクターを当てるもの

カテゴリの表現の仕方が微妙なのだけれど、つまり悪徳記者とか魔王エンジェルとかを立ち絵付きでサブキャラクターとして出すのと同じように、VOCALOIDキャラクターの立ち絵を出してサブキャラクターの役に当てるもの。ただし、なんらかの場合で歌と関連づけられている場合が多い。


ハリアーP iM@s寸劇 Vol.04『痛々しい雪歩 ~風に吹かれて~』 (09/4/22)

ノベマス作者の中にも、アイマス公式以外のいろんなキャラクターや素材を取り込んで使用する志向の強い作者とそうではない作者がいて、ハリアーPは前者の志向の強い方である。ハリアーP初期のヒットである「初音先生」ものも、その一つ。『iM@s寸劇』シリーズでは、初音先生の他にも海馬社長が出てきたりフリーザが出てきたりして、にぎやかだった。
手描きシリーズに移行してからも初音ミクの出演例はあるが、全般的には、これら『iM@s寸劇』シリーズで非アイマス由来のキャラクターが担っていたポジションは、手描きシリーズでは「魔王エンジェル」や「新幹少女」のような、公式情報の少ないアイマスサブキャラクターが占めているように思われる。

ますますP 【ネタ☆MAD3rd】初音ミクが841プロに遊びに来たんです><; (09/7/24)

ネタMAD3rdの単発短編。タイトルの通り、ミクの姿をした人物が事務所でアイドルたちと会話するが、特段ミクが話の中心という感じでもないストーリー。

カイザーP 【アイマス×ダンセイニ】 ミクの祝福 第一章 ()11/5/2)

カイザーPも、やる夫が出てきたり幻想郷に飛ばされたりと、奔放にいろんなキャラクターや世界を混ぜてくる作者で、現在連載中の『はるゆき百合バカ日誌』でも御三家揃い踏みのシーンが拝める。
タイトルにミクの名がある本作は、ミクを”VOC@LOID世界の初音ミク”ではなく劇中の一登場人物として用いている点で、ハリアーPの初音先生と同じ系統の使い方と言える。本作のミクは、毎夕神秘的で蠱惑的な歌を丘の上で唄って村人を惹き付ける謎の存在、という役どころで、ニコマス作品でミクが演じた役の中でももっとも個性的なものと言えるだろう。


⑶VOCALOIDをアイドルと対比して特別な存在として扱う作品。


バートレットP IDOL M@STER -THE UNSUNG AUDITION- 第8話 (09/6/3)

最近、バートレットPがノベマスPだったことを私も忘れそうになる(笑)。
ざっくりとまとめてしまえば、本シリーズのミクは、961プロのプロジェクトで開発された、人間には不可能な歌唱ができるロボットで、765プロの(人間の)アイドルとオーディションで対決することになる。VOCALOIDキャラクターをアイドルのライバル的存在として描いた最古の例と思われる。予言の予言といったところか。
現在のニコマスで、というかニコ動でミクをアイドル的存在として出演させれば、まず間違いなく「ミクさんには勝てないわw」系のコメントで動画が埋まるわけだが、この動画のコメントを見ていると、この頃にはまだそういう、ミクと言えば最強アイドル、というイメージは定着していなかったのが窺える。

でんまるP 【アイドルマスター】おとといキマスター 第五話【マンガ】 (10/6/6)

言わずと知れた、アイドルとVOCALOIDが共演する物語の代表格。DLCでミク登場と聞いて、この作品を連想した人は多いと思う。


風野シュレンP マイドルアスター 機械仕掛けの鏡 第13話 (10/12/7)

VOVALOIDキャラクターの初出は10年1月17日の07話、次いで10年6月19日08話にも登場する(他にもあったかもしれない)が、一番わかりやすく設定が解説されているこの回を挙げておく。
ソフトウェアとしてのVOCALOID以外に、本体として、高度な機能を備えた人造人間の「初音ミク」「鏡音リン」「鏡音レン」が開発されている、という設定。リン・レンの声は亜美真美の声を元にしている。設定の説明をするのに、まずロボットとアンドロイドの違いについての会話から入るあたり、実にシュレンP節である。設定理解の観点から13話を最初に挙げたが、風野シュレンPらしい会話のリズムと発想の冴えを楽しむという意味では、07話を推したい。

あえて、というか、単純化のためでんまるPもひっくるめてしまうけれども、ここに挙げた3作品からは、(アイマスキャラクターが演じる)アイドル=人間、VOCALOID=人間に似せて作られた人工的存在、と設定して対置する、共通した発想が読み取れる。それはおそらく、この3者に固有の発想ではなく、アイマス世界に慣れ親しんでアイドルを愛好している作者がVOCALOIDを自分の慣れ親しんだ世界の中で扱おうとする時、(もしくはアイドルを、何かと対比して扱おうとした時に)ごく自然に出てくるものなのだと思う。(でんまるPの場合には、そのような傾向が存在するであろうことを踏まえた上で、自己の作品の仕掛けに利用している、という見方もできる。)



ネタが尽きたので、以下、VOCALODとは関係なく、アンドロイド的な存在が出てくるノベマスを思いつくままに挙げる。


エグザスP 人造人間(アンドロイド)真美! (10/1/5)

「究極超人あ~る」ネタ。あ~ると言えば風野シュレンP作品ではやよいだが、ノベマスでクローンとかアンドロイドとか増殖とかいうことになると、やっぱり亜美真美が出てくる。分裂・増殖と言えば春香だが、何の仕掛けも悩みもいらずにひとりでにどんどん増えていくせいか、人間と人工的存在の関係、とか本物とクローンの関係、みたいなテーマと分裂春香さんが絡むことはあんまりない気がする。

kedaP serial experiments ellie第1話「水谷絵理」 (09/8/16)
O(オー)P SFM@STER短編作品「idolm@sterONLINE」 (11/1/2)

ネット上でプログラムされた仮想的存在が、現実の人間のように振る舞う。このテーマはやはり絵理で扱われることが多く、Ellieものとでも呼べそうなまとまりを形成している気がする。ネットが絡むと、現実と仮想空間との境目、というような話にもなってくるので、無免許Pなどのメタ的なテーマを扱う作品との共通性も高い。

ゆうのP アイドルマスター 千早と電気羊、その愛と死 (11/10/26)

ちょうどこの動画が新作で上がったので、このアンドロイドコーナーを設けることにしたのだけれど。千早に似せて作られたアンドロイド。死、代替、感情の獲得と言ったイメージ的な親和性、更にその上に積み重ねられた「メカ千早」等々の文脈、ということで、こういうテーマと千早の結びつきは非常に強固である。
なお、アクセサリーのHMDを被った、いわゆる「メカ千早」を使って、アンドロイドの感情や人間との関係を扱った作品は、K_1155氏の求む:メカ千早が好き過ぎる人 - 箱の外からにまとめられているので、そちらを参照のこと。HMDそのものの考察は、RW氏の記事だいぶ前に作って放置してた場所 HMDがある。

シェリングフォードP ドット絵舞台劇 『博士と不憫な試作品』 (10/1/30)

真美がアンドロイドで、千早がアンドロイドを作った博士。冷たい心の博士が、アンドロイドと触れ合うことで温かい愛情を獲得するけれども、そのアンドロイドが死んじゃうという、ようは何のひねりもないベタベタの童話だけれども、そうであるからこそ、それをきちんと見せられるか作者の力量が浮き彫りとなる。シェリングフォードPと言えばドット絵ノベマスの開拓者だが、開拓者たり得た背景には、ドット絵の技術と発想力のみならず、このPが立ち絵の扱い、台詞回し、音の扱いといった紙芝居型ノベマスの技術においても最高峰の技術の持ち主であることが、間違いなくある。時を経て見返すほどに、感歎の度いや増すばかりである。

ya-P ハルカロイド part1 (08/4/19)

ショートショート風ノベマスの創始者、ya-Pの処女作。アイマス×筒井康隆。Halc@loidではなくハルカロイド。アイドルみたいな外見のアンドロイドがあなたの家で奉仕してくれます。ムフフな展開が待っているといいですね。

藤花P 【ノベマス短編】春香の異常な愛情 (10/9/20)

千早ちゃん大好きな春香が技術の粋を凝らして作り上げた「完璧に、パーフェクトに、寸分違わず、コンプリートに如月千早を再現」した「メカ千早」と春香の対話。「メカ千早」だが、HMDは被っておらず、常時9393している。ちなみにHMDを被ったメカも試作機として画面の端に写っている。
なんというのか、ノベマスで”アンドロイドの感情”とか”アンドロイドと人間の関係”を主題にしようとすると、感傷的なトーンになりがちだと思うのだが、この作品は実にからっとしたSF的な知性とユーモアに満ちていて、好きなのである。さりげないのだが、インターフェースや演出も非常によく考えられて緻密に作られている。名作だと思う。

ソラリスP 【SFM@STER】 「ロボットのノリ」 (11/1/5)

SF的な知性とユーモアとか適当なことをぬかしていたら、アシモフ御大のネタがあったことを思い出したので、この動画で締めとしよう。

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