2011上半期ニコマス20選novelsm@ster巡り(5)



・変なの枠
変なのというか、つまりは疑似m@s系20選とかネタMAD系20選ということになると思いますが、独自の一定基準で選ばれている20選の中に、テキスト系に分類される動画も混ざっている、というタイプの20選。

HBP

戦前Pの丸春香ミステリーに、ヘンリーPの壁千早に、ふらうPの「はるか」さんに、と、どれも間違いなくストーリー系作品ですが、しかしこれらが首を揃えた光景はここにしかないという、それだけでも楽しい20選。
ふらうPの『はるかはオレが育てたZ』の、「芋の苗が脳内で中村先生のフルボイスで語りかけてきて恋しちゃいそうになります。」というコメント、実に気持ちがよくわかります。この動画のいま一人の選者であるオペラPも、テキスト系動画を中心に選ぶ方ではないのが、この動画の立ち位置の面白さを表していると感じました。
アビスPとPPPという、北米版のストーリー系作品の選出も素敵ですね。
もう一つ、テキスト系動画としてはレッドブルPの『萩原雪歩の野球賭博概論』が入っていますが、なにかこういう、テキスト系中心ではないセレクションの中に納まっているのが実に似合う存在感が、この動画にはある気がします。

アシャーP 

「プロm@s5選」として、プロレス関連の動画を特記して選ばれています。その中にストーリーものの作品として、妖狐Pの『WRESTLEM@STER 765』の他、上記HBPも選出しているPPP『こうなったらプロレスで勝負よッ!』・アビスP『アイドルマスターSVR 竜宮小町立志伝』の2本が入っています。
そして唯一のテキスト主体の動画として、ここにもレッドブルP『萩原雪歩の野球賭博概論』の姿が。

MBSP

HBPとアシャーP、HBPとMBSPの20選はそれぞれ、選出動画3本が被って互いに最多被り先になっているのですが、この3人が全員選出された動画が1本だけあります。MBSが選出された唯一のテキスト系動画でもある、レッドブルPの『萩原雪歩の野球賭博概論』ですね。
疑似m@sクラスタとこの動画の親和性は、一体なんなのでしょうw。

たぬきP

選出した全ての動画について◯◯枠、と選出枠の名称が定められていて、その枠を争ったらしい? 候補動画がコメントで列挙されているのですが、斜塔P『生きることはおでこ』の「デコ枠」に笑いました。デコが取り持つ動画の縁。
また、スカルちくP『765プロが行ってしまった』の項では、「最後まで悩んだ枠」として、5本も候補動画が列挙されていて、楽しげなことになっています。

垂直応力氏

レイノアレPのMMDドラマ『ペルソナM』。この動画はシリーズものの再生数として単純に比較すると、たとえば龍彦Pの『食の小鳥』にほぼ匹敵します。
けれども、20選でこの動画を選んだのが垂直応力氏ただ一人であることからもわかる通り、ニコマス内のストーリー動画の視聴者層とこの動画の視聴者層はあまり重なっていないことが想像できます。で、どういう20選だとこの動画がニコマスの中に入ってくるのかというと、こういうセレクションなんだなあ、と思ったわけです。

マディンP

「ヒゲ部長が選ぶ」と自ら銘打った20選ですが、しかしマディンPと言えばアイマス×FF6の人でもあり、20選の内容も、「ヒゲ部のマディンP」の色と「架空戦記のマディンP」の色が入り交じっている感じです。ランプキンPから『セックスって何ですか?』ではなく『半熟英雄(ヒロイン) 』が選ばれているあたり、後者の面目躍如たるものがあります。しかしまあ、ホワイトファーブラックアイP、ラヴォスP、アシスP、うずらPが全部ひっくるめて「身内枠」になってしまうとは、わかっていても何だこれ、という気分になりますね。
そういうわけで、ノベマスとは何の関係もない話になりますが、「ヒゲ部としては「どこでも野山」は裏切り者」などというコメントを読むにつけ、ヒゲ部とは実に奥深い場所であるな、と感慨が深まります。

マシン語P

MMD動画とテキスト系動画が半々で、これも選者の活動内容が反映された感じの20選。
毎回意外と20選では目立たない簀巻きP『春香さんまっしぐら!』や、これも今期は意外に目立たなかった3倍録画P『面妖ロードショー』の他、『オスマンはやれば出来る子』に『山手線の駅で戦争してみた』に『鋼の豆タンク』に『im@s雀姫伝』に……と、実ににぎやかでテンションが高い面々が集まっています。

白犬P

基調としてはとても心温かで優しい20選ですが、しかしどことなく風変わりでもあり、場所によってはすごく風変わりというかおかしい気もする。ともあれ、ここに格無しP&ゆず介Pという、心温かさの権化的な強力タッグによる『魔法使いの弟子 プロローグ』が入っているのは、とても腑に落ちます。

ニッケルP

ニッケルPと言えば『天海さんは無口』シリーズのノベマスPですが、この20選にノベマスはほとんど入っていません。
では何があるのかというと、例えば東方とのコラボ作品。井川はるかP『東方vsアイドルマスター 新春野球大会』・ベホイミP『小野塚小町がアイドルデビューするようです』に加えて雪見P『音無小鳥が博麗入り』が入っているのが、見ているんだなあ、という感じです。
ウソm@sからセカ着の馬刺し氏の動画が入っているなんていうのも個性的で、全体として、ニコ動的に面白い者に対するアンテナが非常に広い人という印象を受けました。そう思って、氏の他の公開マイリストを見てみたら、思っていた以上にいろんなものを見たりやったりしている方なんだな、と、ちょっとした発見がありました。


・専門性の高い20選枠

タクゲ氏

卓m@s特化。今期も圧巻の充実ぶり、わかりやすさ。
ami=go氏が「アナタ、卓ゲ専門で紹介ブログ始めませんか? とスカウトしたいくらいだ。」とおっしゃっていましたが、全く同感です。

samia氏

卓m@sが約半数。簡潔なコメントから、卓m@s知識の深さが窺えます。
卓m@sを選ぶ選者、20選に入る卓m@s動画のヴァリエーションも、昨期に比べると増した印象があります。

ちんぱお氏

こちらも卓m@sが多め。なんとなく、独特の選出センスを感じます。俺達P(仮)の『Beer M@ster』は、私はこの方の20選で初めて知りました。
ノベマスはプロディの『秋月律子 最後の事件』とHLCPの『はるかかなた』が入っています。HLCPの動画も、ノベマス界隈ではないところのピースに納まっている姿を、よく見る気がしますね。

えむゆうP 

「三国t@isen」枠として、『三国志大戦』ものの架空戦記5本を選出されています。
「三国t@isen」という固有タグの存在自体、私はこれで初めて知ったのですが、こんな風に動画が広がっているのか、と勉強になりました。

ぶら樽氏
ぶら樽氏 感想1/5
ぶら樽氏 感想2/5
ぶら樽氏 感想3/5
ぶら樽氏 感想4/5
ぶら樽氏 感想5/5

第四次ウソm@s祭り参加作品から半数を選出されているのが、毎回ウソm@s作品を全視聴して充実した紹介記事を執筆されている、ぶら樽氏らしい内容。躍動感のある感想も素敵です。生き生きとした筆致から、動画を見た楽しさ、感動が伝わってきます。

ja_bra_af_cu氏

魔王エンジェル特化の20選。「魔王界隈の動きがだいたいつかめるように」とコメントにある通りの、記録としても魔王エンジェル入門としても貴重な、素晴らしい仕事だと思います。
魔王動画という括りでこの動画やこのPが浮かび上がってくるのか、という発見があって、個人的にも興味深いです。
umatya氏の『アイマス中世騎士物語【Iv@nhoe】愛ヴァンホー 』の選出が嬉しい。 

(凸)P(魔王軍事務局長 氏)

魔王エンジェル特化半分、りょうゆめ動画特化半分。
最近ニコマスブログ界隈で話題が再燃しているサイ天使P『Satan×Stars』ですが、上半期の20選で選出されていたのが、この方とアイオリアPのお二人。
在月P『春の歌』・若燕P『勇気のおまじない』・妄想腐敗P『りょうゆめノベマス ~考え方は何故か被るもの~』・伊藤P『僕の知ってる夢子ちゃんと違う』という、ハリアーP作品を除いて全てこの方のみの選出となった、りょうゆめノベマスの並びがまた、実に良いものです。

pawaP

雪歩特化の20選。雪歩好きだけではなく、プロフィールによるとゆきいお好きとのこと。雪歩&伊織のカップリングの専門家である、斜塔Pの『ゆうフォン』が入っているのは納得のいくのところです。
全体として、PVメインで活動されているPでありながら、意外なほどノベマス動画が多く入っているのが印象的です。
弓削P『美希ちゃん美希ちゃん』・無免許P『アイドルマスターデッドエンド』・うずらP『萩原雪歩のマインクラフト』といったところは雪歩メインの動画ですし、『ぷよm@s』の支援動画を度々作られているPなので、その選出も不思議ではありません。
が、凱P『熱血プロデューサー日記』・天才カゴシマP『夏のナンセンス』・レストP『陽気なアイドルが地球と踊る』の3本は雪歩が主人公というわけでもなく、どういうアンテナを張って視聴されている方なのか、興味深く思います。レストPに天才カゴシマPとか、私自身のツボにもドンピシャリと当たっているところだけに、なおさら。

あまえりP

PVが雪歩特化、MMDが愛特化で、ノベマスがりょうゆめ1本、雪歩1本、はるゆき2本の百合中心の構成。
乾かしてください氏『あやつりゆきほ』の選出と、そこでの丁寧でありながら情念の籠ったコメントに、思わず息を呑みました。

カイザーP 

小揺るぎもすることなく、当然の雪歩&はるゆき特化。動画ごとのはるゆきの味わいの違いを、こうして生き生きと明瞭に記述できるのは、この人ならではでしょう。
ラストに置かれた自作のチョイスとそこでのコメントが、そうして雪歩とはるゆきを愛でるPのスタンスを示すものにもなっています。カイザーPの20選と、既述したアデリーPの20選、あまえりPの20選、それぞれのはるゆき動画についてのコメントを読むと、はるゆきノベマスの中心的人物でありながら他の作り手と違う位相にいる、カイザーPの立ち位置が浮かび上がってくるように思います。

谷山氏

こちらも揺るぎない、秋月涼完全特化の20選。"谷山君の視界"ならではの選択と言葉の数々。
前々期・前期の氏の20選では、特定のカップリングを推す意識は窺えなかったように思いますが、今期はりょうあい動画の選出が目立っています。涼動画の製作動向によるものか、選者の心情によるものか、どのような変化の顕れなのか興味がわくところです。 

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