2011上半期ニコマス20選novelsm@ster巡り(4)


・この一本、この一言が凄い枠

崖っP

タイシPの『【アイマス×ランス】鬼畜王R@nce』を選出。
タイシPは今期の20選で、シリーズものの『EVE ─THE IDOL M@STER─』『鬼畜王R@nce』、短編の『DoGuR@・MaGuR@』『あの日』が、各々1~2票ずつ選出されています。各々全く異なる題材を扱って構築した世界を、それぞれに好む人がいるという状況は、タイシPの個性をよく表していると思います。
崖っPの「タイシPは見たもの全て消化してその世界を再現出来ちゃうんですね。そしてアイドルが何の違和感もなく混じっている。」というコメントは、そうした、選ぶ題材を越えて共通するタイシPの魅力を、とても的確に言い表していると感じました。

ke氏

龍彦Pから『【アイマス×YMO】 Pre765』という、実に渋いチョイス。タイトルの通り、YMO結成のエピソードをアイドルが演じるものですが、『食の小鳥』ではなくこちら、というところがこだわりですね。
暮糸緋郁Pの『蒼天の白きアイドルの座』も、他には『イチ視聴者の忘備録』のami=go氏しか選んでいない動画です。架空戦記でこのくらいの再生数ともなると、私には全く把握できない世界ですが。
コメントも、そんなこだわりの視点が反映されていて実に面白い。
ランプキンP『セックスってなんですか!?』での「案外、765プロアイドルの性格紹介用ノベマスとして優秀なんじゃないか」や、エアPについての「ゲームの面白さ依存ではなく、「ゲームを元にノベマスを構成してている感」がある」など、頷かされるまとめ方をされています。

holyshit氏

ゆうのP『アイドルマスター 伊織にキスを ~KISS the IORI~』へのコメントが素晴らしい。好きで好きでしょうがないんだー! という気持ちがあふれている言葉は、読んでいるだけで幸せになりますね。まして、それが自分も大好きな作品や作者に向けてのものなら、なおさらです。
それから、覆面作家Pの『初めてはキミと二人で』での、「うん、美希ってこんな感じ。コレぐらい出来ないと美希ではない。」というコメント。この動画は瑞Pの『貴音を月まで連れて行く』へのリスペクトを含んだ作品で、あるいはこの動画から連想されるものとして介党鱈Pの『プラネット・ラヴ』を挙げた方もいますが、こういう動画が描き継がれ読み継がれてきたのは、多くの人が同じ希望を美希の中に見ているからなのだと思います。美希ならこれくらいやってのけるさ、という、何かを見つけたらきっとどこまででも飛んでいくよ、という、飛翔力。

あいうえおP

「陽気なアイドルの続編が帰ってきたぜ!!
 もうそれだけでいいでしょ理由はっていう感じ」
 ええ、そうですとも!

ベタ塗りP

Pセプター氏『ペアレンツトーク』の語りが熱い。好きな動画を一家中に布教するベタ塗りPと、それが一家中に根付くベタ塗り家すごい。

せんたくP

唯一のノベマスとして、4D-POCKET氏の『【NovelsM@ster】天海春香のValentine's RADIO【バレm@s2011】』が入っています。4D-POCKET氏は今のところニコニコ動画への投稿はこれ1作のみと思われますが、以前zoomeにノベマス動画を投稿されていた方ではないかと思っていて、動画の内容も活動の在り方も、ちょっと面白い位置にいる方です。
ところで、選ばれている他の動画群からして、選者がノベマス中心の視聴生活を送っている方とはあまり想像できないので、この作品を何故ご存知だったのかちょっと不思議に思ったのですが、動画のチョイスとコメントを見ていると、どうも春香派らしい。せんたくPはデビュー作こそ春香ソロですが、その後特段春香メインの動画を作られていたわけでもないので、春香Pというイメージを持っていませんでした。そう思って昨期の20選を見直してみると、確かにそれっぽい。うむ、世の中油断がならないものですね(何がだ)。

一期一会氏

MS-06Pの『【春香誕生祭2011】春を愛する人【アイマス短編・GLAY】』が入っている。この方も動画のチョイスとコメントが春香寄りなので、春香好きとしてのアンテナが捕らえた動画なのではないかと思います。
なるほど、特定のアイドルが好き、というこだわりは、ジャンルや再生数の壁を越えて動画を見付け出す原動力にもなるんだな、と思って、ちょっと感慨深いものがありました。で、たまたま目についたそういうセレクトが、両方春香だったのは、まあ私が一番気がつきやすい部分だからということもありますが、やはり母数の大きさということもあるのでしょうね。

仮面P

マイリストを開いて、てっぺんにある名前がいきなりDianaPとは味わい深い。
書き付けてある和歌がまた、何が何だかよくわからないうちにいきなり夢に取り囲まれてしまう感じで、味わい深い。

ドドリアP

昨期も『アイドルマスター 君と僕とあの頃…』で静かに支持を集めた、土田世紀漫画コラのだーさん氏。今期も『アイドルマスター ワンダーモモ』で、濃いメンバーの票を集めました。魅せるコメントということでドドリアPを挙げましたが、他にオバンドーPくま氏が選出されています。

EYEP

HLCPの『はるかかなた11』を選ばれて、コメントに「大きい人枠」とだけあるのを見て、不覚にも吹き出してしまいました。「大きい人枠」って何だよ! …ああ、そうだね、確かに大きい人の出てくる動画だね。で、大きい人「枠」って何だよ! と、2段階で突っ込まざるを得ません。
その他、燦々P『ねえ、千早ちゃん』や格無しP『サワルナキケン!』等、簡潔なコメントの中に、制作者らしいオリジナルな着眼点が光っています。

鬼ぃP

唯一選ばれて、「上半期で一番記憶に残ったノベマス」と書かれているテキスト系動画が、HLCPの『面白い話の作り方』。ノベマス制作講座ブームで出た動画の一つですが、15秒しかない時点で、動画の方向性が想像つくと思います。
「なぜこれを選んだのか、自分でも不思議」とコメントされていますが、読んでいる方はもっと不思議な気持ちです。なんでHLCPの動画は、選んだ人のコメントまでこんな可笑しくなっているんでしょう。

くさP

まさかのアイマス×超兄貴続編。おしながPの『アイドルマッスル』がニコマスに帰ってきた! と思ったら、くさPの20選の中にも帰ってきた! いろんなものに対して、「またお前(ら)か!」と言わざるを得ません。
それ以外にも、利休P・あいうえおP・烏賊素麺P・影武者Pというチョイスに軽妙なコメント、動画を見る楽しさを的確に捉えて描き出している感じで、素敵です。
コメント中で、個人的に一番感銘を受けたポイントは、天才カゴシマP『春香の 無免許&轢き逃げ 逃避行』への、「春香の本質的な性格を殺さずに表現している所に惹かれました。」という言葉。まあ、何がこのアイドルの本質的な性格か、なんて話を追求し出したら血みどろの争いになるのは明らかですから、深くは突っ込みがたい話題ですけれども。たとえば人を轢いて逃げているとか破天荒な行動とかゲームとは似ても似つかないはすっぱな言葉遣いとか、そういう外形的な部分に囚われることなく、「春香の本質」が表れている、という言葉が出てくるのは鋭いと思うし、私もまったく同感です。

『春香の 無免許&轢き逃げ 逃避行』の連載が始まった当初、視聴者の反応は、(それを面白いと思うにしろそうでないにしろ)なんだこのめちゃくちゃでモラルハザードな物語は、というものが大勢でした。しかし、9ヶ月を経た『夏のナンセンス』連載の最終期、動画に流れるコメント群が語る、この動画のどんなところが魅力か、本質か、という内容はとても共通性が高く、それは私自身の見解とも非常に似通っていました。
より具体的な変化の例を挙げるならば、『春香の 無免許&轢き逃げ 逃避行』は最終話において、今までの話はアイドルが演じた劇中劇ですよ、フィクションですよという説明を必要としましたが、『夏のナンセンス』最終話においては、あえてそのようなオチをつけずとも、この動画が天才カゴシマPのアイドルが作り上げた一つの物語世界である、という認識が当然の事として共有されていました。
無論、それらの変化の過程には、連載が進めば進むほど、その世界を好むものだけが残っていく、という力学も働いているでしょう。しかし、その事実と同時に、読者の見る目は、作品によって作者の力によって育てられていくものである、ということを強く実感した体験でもありました。


・きらりと光るこのチョイス(コメントなしの20選からの1本)

蒼月氏

グラスレディーP『中子右子が876プロからトップアイドルを目指すようです』。
公式情報の少ないサブキャラクターのフューチャー、多数のキャラクターのシャッフル配置、あたたかな成長物語、という動画の内容面。上半期通じての連載密度と支持のされ方という外的部分。両面で、11年上半期のノベマス界の空気を象徴する作品の一つだと思っています。

munekak氏

朝凪Pから第四次ウソm@s作品『壊れたキミに贈る嘘』。
この動画を含む上から4本は、千早がメインキャストなのが共通点? 千早メインの動画という観点で選んだとして、この4本が平然と一緒に並んでしまうのはちょっと面白い。

aa氏

ひゅんP『日高愛と不幸銀行【SFM@STER】』。
ひゅんPも『明日のためのプランB』『ふしぎしき』そしてこの動画と、各動画に票が入った一人。ヒット作の『世界がもし100人の小鳥さんだったら』に票が集中した前期と、対照的です。より選ばれやすそうな丸春香さん動画と『君と眼鏡に恋してるっ!』に票が入らなかったのはちょっと意外。
SFM@STER作品のこの動画の上に、いっつPの『ゆきほ おん すぺぇす』があって、更にその上のアイマスクエストのサムネには月が映っている。意図せざる並びでしょうが、なにか繋がっているようでちょっと楽しい。

FFFM氏

ニチカP『【みき←やよ】ニッチカップリング開拓シリーズ【ノベマス】』。
『ニッチカップリング開拓シリーズ』から唯一の選出。このPに関しては、なんでこんな埋もれ方をしているのか本当に不思議。一次元アイドル以前の青空文庫Pみたいな状態かも。

( ・Θ・)氏

東風P『【im@s promenade】 #01 中之島 ―水の都―』。
旅m@s作者で、最近はコメディノベマス『まな板の恋』を連載されている東風Pの、叙情的でストーリー性を感じさせる旅m@s小品。
全体的に綺麗であたたかいセレクションの中にあっても、一際の清涼感。

いっつP

ふりっぱPの『the IDOLM@STER x PINBALL』。渋い輝きの教養講座シリーズ。
他には、既述の通りマル憂Pが選出されています。そのマル憂Pの『りっちゃんにPS版バベル面をやらせてみた』も、いっつPの20選の中に。

ラヴォスP

ほうとうの具Pから『アイドルたちのオウガバトル』!! 
しかも選んだのがラヴォスPだというのがまた。七篠Pや夢追いPを選出しているのも含め、餅は餅屋というか、餅屋は餅屋を識る、という感じですね。

SWORDSTRIKE氏

765歌劇場P『【アイドルマスター】765歌劇場公演『ラ・ボエーム』第2幕』。18ヶ月ぶりの復活。

タニー氏

タイシP『EVE ─THE IDOL M@STER─ ED-3-『Last』』。今期完結。

ムーニー氏

ナイアルP『Not IDOL M@ster 冬枯れの森』。
昨年の全作品削除の後、期間限定で公開された動画。現在はこの動画も削除済み。


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