2011上半期ニコマス20選novelsm@ster巡り(3)



・個性あるラインナップ枠

索條氏

弓削P・ハリアーP・ておくれP・どきゆりP・ダイアルアップP・すっきりぽんP・あいうえおP(ウソm@s)・ヘンリーP(ウソm@s)。
偏った20選、人と違うことをやる20選を作るのは簡単で、ようは見てさえいれば、人と違うものは選べます。その逆は、ことにテキスト系では存外難しくて、これだけ拡散し膨大になったもののどこに正面、王道、マジョリティがあるのか、という話になるわけです。
この方の20選にはガルシアPも龍彦Pも入っていないし、雀姫伝も入っていないし、あるいは今期百花繚乱のTV番組コラボものも入っていません。そこも含めて、ノベマスを見てみたくなった? とりあえずこのリストをどうぞ、と差し出せるような、一つの正面を捉えた20選だと思います。

すきーま氏

ほぼテキスト系特化で、長期シリーズもの、短編、ウソm@s、ノベマス制作講座、卓m@sと、幅広い形態にわたって選出。エンターテインメント性に富み、視聴者を楽しませる技術に熟達した作者・作品が一堂に会した、充実のラインナップです。
ノベマス制作講座から金髪豚P・過労死P・平蜘蛛Pと共に弱気P『【DamelsM@ster】ダメダメなノベマス【演芸m@ster】』が入っているところや、タイシPの短編『【 NovelsM@ster 】あの日』の選出など、個性が光っています。タイシPの本作は、世界が滅ぶ前の日にアイドルが過ごす一日、というお話ですが、その設定がどうこうというのではなく、そういう非日常的な場に置くことでアイドルそれぞれのキャラクター性を凝縮された形で表した、美しい短編です。

鯖虎白氏

この記事、のんびりとしすぎたせいで、執筆時点で既に非公開となっているリストがいくつかあって、この方もそうです。やはりこういうものは、速さが大事ですね。
ノベマスが約半分を占めていて、斜塔P『生きることはおでこ』・ダイアルアップPの『雪ねぇ』番外編(MMD)・平蜘蛛P『【千早生誕記念】私が事務所に来た理由』・ガルシアPの『とのばな』・妄涼P『【NovelsM@ster】俺の日高舞が可愛すぎる』・ゆうのP『アイドルマスター 春香と宇宙人、その愛と死』・ねぎ倶楽部P『とあるお風呂場の風景 』・大回転P『どんな仕事が来ても伊織ならやり抜く』そしてくぴP(仮)『やよいは大社長』という面々でした。あたたかさと笑いに満ちた、素敵なラインナップです。
シンプルでユーモアのあるコメントも良かった。

コガブシP

ばんなそかなPの『TRIM@S』、ニゴリPの『たるき亭営業日誌』、イマジンPの『ミキのハニーは社長なの!』と、埋もれ作品ということではないけれど、ヒット作、メジャー作ともちょっと違う立ち位置にある動画が並んでいます。架空戦記からも、似たような再生数帯から、私にはわからない作品がいくつか入っているのは、同じ視界から生じたチョイスなのでしょう。完成された状態を見ると何も不思議なことはしていないようで、実は相当作るのが難しい、そんなリストだと思います。
ばんなそかなPの選出は、個人的にもとても嬉しいことです。あと、下風ゥP『初心に戻ってキャラいじりしてみた』の、「雪歩の「えい!」で癒される。」のコメントに、こちらも和みました。

ねたねた氏

コメントなしで、いろんな方向から意表をつく球を投げてくる、大変個性的な20選。
たとえば愛敬P『春香さんの楽天選手講座』・9回裏2アウトP『アイマス×プロ野球結果報告』・京都P『アイマスプロ野球』の野球シリーズ。当然野球が好きで選ばれたのでしょうが、この方の20選にしか並んでいない世界です。
この方だけの世界と言えば、熊クマP『【旅m@s】 はるちはと行く四国めぐり 』もそう。旅m@sは20選に入る領域が非常に限られているという話を前回の20選でしました。今期も事情は全く変わっていなくて、旅m@sに分類される動画への票はほぼ全て、フツーPとcrongPの二人で占められています。で、旅m@s専門Pの旅m@s動画を選んだ稀少なセレクションが、このねたねた氏の20選です。
ノベマスからは涼中心のDSカップリングものが多い印象ですが、その中にも定跡的なDSカップリングものでない級長P『アイドルマスターconfess【りょうあい?】』が目敏く入っていたりします。黒星Pの『765プロが団結するようです』シリーズを、今期になって選ばれているのも面白い。

タスタイ氏

卓m@sが多め。
この方も意外性のある、個性的なセレクトを節々で披露。ミューゼスPの『朝比奈りんと休日(動物園)』とか。ミューゼスPのこのシリーズは、ブーム化したサブキャラクターに付き物の、2828捏造コミュもの…に留まらず、時々ぶっ飛んだ発想が飛び出てくる作品です。発想と言えばこの人、ひゅんPの『明日のためのプランB』も入っている。
キャラクターの動かし方動き方に持ち味のある動画が多い感じがして、初回の記事で多く取り上げた純ノベマス畑の選者と見比べると、雰囲気の違いが面白いですね。

rs氏

卓m@s中心。
あいうえおPから『Marionette M@ster【アイマス×操り人形】』など、見ている人らしい渋いチョイス。私の知らない動画もたくさんあります。ノベマスからはむろP・ニゴリP・大回転P・ガルシアP。
いろんな方の20選を見ていると、ノベマスの中でも、どういう動画を中心的にみている選者に選ばれやすいかで、また各作品の個性の違いが見えてきて、興味深く思います。

にーてんぜろP

ノベマスに対しては「ノベ関連の師匠というか先達として尊敬」(平蜘蛛Pのみ「ノベと駄コラの師匠、先達として」)という文言が頻出。卓m@sではMMDの使用や戦闘シーンの作り込みに目を向ける。ノベル系と卓系、双方の動画の選択とコメントで、製作者としての目線を意識的に見せている点、また両者でコメントの色合いが異なる点、面白いです。

yts氏

架空戦記・卓m@sが多め。(・A・)P、ケントゥリオPなど、いかにも"戦記"らしい重厚な動画が並んでいます。
6作品が入っているウソm@sも目立ちます。そいP『十字架 第一週 『星井美希』』・エコノP(仮)『剣の海岸でおとぎ話』・フルプレートP『菊地真のパンタクル』・平蜘蛛P『春香さんがあのクイズ番組の司会に抜擢』と、映像演出の凝った力作が連続する様は壮観。

鰤の字P

ジャンルとして何が多いとも言いがたいけれど、強いて言い表すならば色が濃い、味が濃い。そんな印象を受ける20選。貴音が多いことも関係しているのかどうか。そんな20選に、ノベマスから、陽一PのAE初導入作であり貴音が主人公の動画である『月ノ歌』が入っているのは、首尾が一貫していると感じました。
手のこんだ大作が並ぶ中で、ラストの井川はるかP『東方vsアイドルマスター 新春野球大会』へのコメントなど、ところどころ気が抜けるような部分もあるのが楽しい。

マンハッタンP

ノベマスは『家の壁が千早になっていた。』、ハリアーP、『雀姫伝』とある中に、魔王エンジェルものが2本。マイペースP『僕の妹が『魔王』なわけがない』と、おほP『relations if 「魔王」』。
魔王エンジェルにこだわりを持って選んでいる人の中でも、MMD2本、魔王の人力VOCALOID? 1本に対してノベマス2本、という比率なのがちょっと珍しい。2本の内訳が、この長期・多作のシリーズものである点も珍しい。

平の風P

かなりガッツリとノベマスを選ばれていた以前の20選と比べると、今回は「いつの間にか春香20選になりかけてましたw」と書かれている通りの内容で、しかしそんな春香さんが目立つ陣容にもかかわらず、だいすPの下乳動画で選んでいるのは亜美なあたり、実に良い紳士的趣味をお持ちだと思います。
それはともかく、ずっと好きだったよ枠・ずっと見続けてるよ枠とでも言うべき、をどるP『キミミキ』、ハイネP『ハイネプロデューサー』、はいなP『絆の源』が並ぶ様が素晴らしい。「登録が新しい順」で並んでいて、この3本が近くに集まったのも、偶然の結果ではないでしょう。

紫珠P

とにかくいろんな動画を詰め込んであって、コメントは簡潔。ですが、動画の一つ一つに対して、ああ、本当に好きなんだな、これを選ぶしかなかったんだな、と気持ちが伝わってくる。そんな20選。花月鳥P『The Star Hermitage EX03 【アイドルマスター】』に、「いおたかと黒井社長がかわいい 消えちゃってるけど入れたい動画。」とか。番号が振ってあるのに番号通りに動画が並んでないあたりも、なんかいいです。
PKSPから、紫珠P自身との合作を自演枠で選んだ上で、さらに『【アイドルマスター】「糸」/諫山実生【手書き】』を選んで、「ただ、感じるために見よう。」のコメント。心底惚れ込んでるんだなあ、と。で、もう一本合作でPKSPが絵を描いていた、コンマイPの『心の隙間を埋めるノベマス』が入っていないのはきっと嫉妬だな、とか妄想していたら、コンマイPからは『遊戯王im@X』が選ばれていました。そこに畏敬と相克の織りなす玄妙なる三角関係を幻視した私は、腐女子脳なのかもしれない。
 
J・P・ボノレノフ氏

里|ω・)P『【卓M@S】隠れ里のバルバロス【SW2.0】』へのコメントにある「蛮族卓なのにほのぼのハートフル。」という、その「ほのぼの」「ハートフル」という言葉が、一つの基準線になっている気がします。斜塔P『ゆうフォン』・イマジンP『もしも春香と千早が幼なじみだったら』・ダイヤモンドP『秋月律子の昼と夜』が、あるいはノベマス以外でもやる夫Pや散髪屋Pの動画が、その線上につながる。
一方で、魔道書P『クトゥルフのリプレイ作ったよ』・迅七P『まこりんの 初投稿のあと あるある【ピン芸だよ!】』という、それとは全く毛色の違う、ひたすら面白おかしくて笑い転げられる動画も入っています。
PV系の大作が代表しているものを検討すれば、更に線が増えるでしょうが、この、"ほのぼの・ハートフル"と"ひたすらな笑い"という2本の線は、全く違うものが混在しているように見えて、同じ心の動きから生じたものである気がします。今期は、この2本の線が支配する20選を、他にもいくつか目の当たりにしました。

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