8/9は ななななな~Pデビュー祭


そんなわけで、8/9は、全世界的に、ななななな~Pニコマスデビュー記念日である。

記念日など、誰かがそれを記念したいと思ったから記念日であるという以上の何物でも無いのだから、別に祝いたいならいつでも祝えばいいし、書きたいなら毎日書けばいいのだ。
けれども、実際には人はずっと一つのことだけを祝い続けたり感謝し続けたり偲び続けたりして生きていくわけにはいかないので、何か記念日を作ってまとめてその日にやらなければならない。
昔読んだライトノベルで、誕生日を迎えるのは年を取って死に近づくということなのに何故みんなそれを祝うの? とヒロインに聞かれた主人公が、みんなはその人が死に近づくことを喜んでいるんじゃなくて、生まれてきてくれたことを感謝しているから祝うんだよ、と答えるシーンがあって、いやそういう会話はもっと古く起源を辿れるかもしれないが、そういうわけで、今日はやっぱり特別な日である。

だから、事前には、あんなこともこんなことも書いてやろうと楽しみにしていたのだ。
だと言うのに。現実にその日が来てみれば、書こうと思えることの少なさに呆然とするばかり。昨日まで数日間、ニコマスを見る時間も環境もろくに整わない生活を送っていて、うまい具合に今日は昼から時間が空いているのでなんとでもなると思っていたのだが、当日になってみると、疲労と気の重さがあるばかりで、感謝もへったくれもあったものではない。

大体そうでなくても、私に書けることなんて多寡が知れていたのだ。頭の中でどんなに神聖な動画を思い浮かべたところで、言葉に出して書き連ねてみれば、ただただ空虚で陳腐な事柄が並ぶだけ。そうして手を拱いているうちにも、記憶そのものがどんどん朽ちていく。あれだけ克明に鮮明に思い描けると思っていたシーンも、いつの間にかぼろぼろと崩れ落ちて、そこら中に靄がかかっておぼろげになっている。
初めは毎日毎夜恋い焦がれて泣いていたのが、一週間に一度になり半月になり一月になり、確かに今でも私はあの曲を聴きその動画を思い出す度泣いてはいるが、果たしてそれは本当に悲しいから泣いているのか、悲しがっている自分に酔わんがために泣いているのか。朝も昼も夜も切なさに酔って胸痛めてる自分もいい、ってヤツか。そうやって私は時が経つほどに失い続けていく。
ナニカをなくして私は笑っているが、笑っている間もナニカが失われていることには代わりがない。形のないものを信仰するとは、なんと虚ろなことか。

それなのに、今でも私は思い出を引きずりに引きずって生きている。

未だにニコマスだアイマスだとうだうだ居続けいるのは、ななななな~Pのせい。
何の関心もなかった泉川そらだの小松未歩だのという歌手のCDを買い集めるようになったのも、ななななな~Pのせい。
XBox360やらアイマスCDやらプレミアム会員やらに少なくない金を費やす羽目になって、まだSP、DS、2はどうしましょうか、なんて言っているのも、ななななな~Pのせい。
こんなブログなんか始めたのも、未だにこんなことをやっているのも、二三日春香さんの顔が見られないだけであ~禁断症状だ寂しいよう~とか呟いているのも、元はと言えば、ななななな~Pのせい。
毎日が楽しいのも毎日が悲しいのも幸せなことも不幸せなことも、春香さんがかわいいのも春香さんがかっこいいのも春香さんが恐ろしいのも春香さんが美しいのも。大体全部、ななななな~Pのせい。

未だに私は春香さんの動画を見るのをやめられなくて、けれどもどんな動画を見ても何を考えようとしても、そこに思い出を混濁させ、そこに思い出の影法師を求めながらしか見ることが出来ない。恐ろしく歪んだ、不自然で不自由な視界。それが私の誇りであり、私の存在そのものだ。

ななななな~P、デビュー4周年、おめでとうございます。

忘れてなんか、やらないよ。




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