8/2雑記 三題くらい


タイトルの通り、適当に思い浮かんだ話を並べた雑記です。


伊織ちゃん伊織ちゃん (11/7/31)

弓削PのノベマスPとしての巧さ。改めて書くまでもなくあちこち言われてきたことですが、やはり巧いな、としみじみ感じました。この動画は白眉ですね。
アイドルの心情や性格の表現ということもありますが、それ以前に、紙芝居上の台詞劇の台詞術としての巧さというものがあるわけです(長ったらしい語だな)。この内容を表現するのにこの台詞回しができるかどうかで、台詞劇としてのらしさ、趣きがグッと変わってくる、そういう言葉遣いができるということ。勿論、それは実際に口頭で演じるものとも全く異なっていて、多分一番性質が近いのは、やはり漫画の吹き出しの台詞だろうと思います。

たとえば、伊織の

「これでアンタも久々に全休でしょ。
 私に感謝してほしいくらいだわ。
 じゃあね、よい休日を!」

という台詞など、私がその巧さを感じるポイントです。
別れ際の最後の一言を、「じゃあね、よい休日を!」と書けるかどうか。私のようにセンスのない一般人が同じ内容を台詞にしようとすれば、「アンタもたまには仕事のことなんか忘れて好きなことをして過ごしなさいよ。じゃあ、また明日!」とでもなってしまうでしょう。今こうして私がひねった44文字の文章と、弓削Pの11文字の台詞を見比べるまでもなく、この短い台詞が、語り手の性格や心情や相手との距離感を、長台詞の何倍も鮮やかに趣き深く見せている、いや、むしろその短さがあるからこそのこの情景であることがわかります。

あるいは、1:42の、

「デコちゃんどこー! デコちゃーん!」
「あれ 伊織からメールだ」
「『まかせた』」
「なにをだよ…」

という下り。

・居眠りから起きた美希が、伊織がいないことに気づいて探している(その音が聞こえている)
・仕事をしている律子が、伊織からメールが来たことに気づく
・伊織からのメールの文面
・読んで嘆息する律子

逐語的に記述していったら、相応の分量の説明とカットの切り替えを必要とするシークェンスを、省略に省略を重ねて一瞬のうちに見せてしまうこと。
まあ、ひたすら、巧いなあ、と思います。

弓削Pの描写するアイドルやアイドル同士の関係性は大抵、私がイメージするそれと、根本あるいは前提から異なっているように、私には感じられるます。なので私としては、ある意味とても気楽に素直に楽しむことが出来るのですが、今回の伊織の描写は、通行止めの場面でのあずさとの会話だったり、公園でのあずさの伊織評だったり、随所でハッとさせられるというかドキッとするというか、ツボに来るものがありました。やはり、動画によってアイドルについて新発見や再発見ができるのは、楽しいことですね。

というところで終わりに出来れば良かったのですが、

荒川河川敷 伊織ちゃん伊織ちゃん
世界の片隅で、愛を呟きたい - ノベマス史に残る最高の一瞬

他の方の記事を読んでいますと、arakawa77氏、kurumizaka氏が情熱的に語られている「あのワンシーン」を、自分は一見して「ふーん、あっそう」程度の感慨で通り過ぎてしまっていたことに気づかされるわけで、えー、あー、うん。


・HaRuKarnival'11 1日目

先程ハルカニ1日目をタイムシフトで見ました。自分の内面的にはハルカニを迎えるまでにいろいろあったので、素直に楽しめないんじゃないかと思っていましたが、放送自体は大変楽しく感じることができました。

それにしても、事前の動員宣伝からセットリストの構築、大量の視聴者が集まる生放送を流すためのノウハウ、トリを飾った主催者作品に至るまで、ハルカニスタッフの企画運営能力は、絶賛に値するものだと心底思います。
企画運営のノウハウは、実地にやることでしか獲得できないもので、音頭を取る人とノウハウとが存在しなければこういう企画の継続はあり得ません。ハルカニに限らず、20選にしろカクテルにしろ、それを所持した企画グループがニコマスに存在するということは、本当に素晴らしい財産だと改めて感じました。

個人的に1日目のMVP的な動画を挙げるならば、語り部Pの【HaRuKarnival'11】アイドルマスター RABBIT-MAN(11/7/29)ですね。確か1時間40分くらい経過した辺りで流れたと思います。コメントも疲れて単調化してきた雰囲気の時に出てきて、"なんとなく祭りの雰囲気で盛り上がる"のではなく"動画を見た昂奮で盛り上がる"方向へ、あらためて視聴者を引っ張り込んだ…、のかどうか、実際のところは知りようもありませんが、そんなことをイメージする位、パワーがありました。この動画からバートレットP、真影P、射座の日Pと続いた、次のMCまでの流れの高揚感は本当に凄いと思いました。
まあ、印象的な動画、シーンを挙げだせば切りはありません。一回見てピンと来なかった動画も、ハルカニという場で改めて見直すと何かしっくりと腑に落ちるような気がして、リアルタイムでなくとも、見られて良かったと思います。2日目もおそらく当日は見られないので、タイムシフトで見ようと思っています。


・アニマス

アニマスの感想記事をいろいろ読んでいるのですけれども、その中に『一撃入魂!』の鏡月風海氏の記事や、『思考は現実化する』の中佐氏の記事もあるわけです。
私がニコマス関連のブログを読みあさるようになったのは09年の夏頃からで、それ以前に活動が終息していたブロガーさんというのは、なんというのでしょうね、伝説上の偉人のようなものであるわけです、というと、なんか思っているのと違う伝わり方をしそうですが。ともあれ、そういう人がリアルタイムで書いたものを自分が読んでいるという。
ああ、私がアニマスを見ている時、この人も別のどこかで同じを見ているんだな、と実感するという、それには不思議な嬉しさがあります。アニマスがあって良かったな、というか、凄いものだな、と感じるのはたとえばそんな時です。今どこで何をしているか分からないあの人もこの人も、やっぱりアニマスを見て笑ったり泣いたり怒ったりしているんだろうな、と。見てなくても、ものすごく気になっているんだろうな、と。そりゃあそうだ、あんなにアイマスで大騒ぎしていた人たちなんだから。
「この空は繋がっている」というのは、便利で都合のいい言葉なので、自分が使う気にはなれませんが、なるほどうまいことを言うな、と思います。

もう一点。『アイドルマスター XENOGLOSSIA』というアニメは、アニマスが生まれなかったら、おそらくは、アイマスのファンコミュニティの内側からほとんど放逐され無視された存在のままであったわけです。
しかし今アニマスを見ている人の中には、ゲームもニコマスも知らないけれどゼノグラを好きだった人もいるし、ゼノグラを徹頭徹尾認めなかったアイマスを好きな人もいる。それは、あるいはこのアニメが放送している一時だけのことかもしれませんが、そういう一時があるというのは、それだけで良いことなんじゃないでしょうか。

本当はね、鏡月風海氏がアイマスで更新されたことについて書くつもりだったんですよ。さっき述べた通り、リアルタイムではないわけですが、氏のブログ記事を後追いで読んできて、こう、一方的に、特別な思い入れがあるわけなんですよ。で、何度かそういうことを書こうとしてみたんですが、書けませんでした。
うん、ごく普通に、ファンです、アニマス記事嬉しいです、とあっさり書いておけば良かったんだよね。恥ずかしくて出来なかったんだよぅ……。

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