伊織ちゃんが超絶に可愛い、という話。たぶん、きっと。


スランプ中です。


 アニマス2話は伊織がメインのエピソードでした。アニマスについては、私は十二分に楽しめているし、アイマスのアニメ化としては限りなく最適解に近い方向を進み続けていると思うので、特にどうこう言うつもりはなくて、単に話のきっかけに迷った結果アニマスから始めることにしただけなのですが。


 無印での印象として、伊織は人から自分がどれだけ注目されているかを非常に気にしているイメージがある。そもそも早熟型成長でVi型なので、初期時点のヴィジュアル能力においては、765プロアイドル中最高クラスであるわけだ。自己認識としても、伊織は自分のことを「超絶美少女」「可愛い」と評価している。
 伊織のアイドルとしての行動原理は、水瀬家の力に依らず自分の力だけでトップアイドルになって自己の存在・能力を認めさせる、というところにあったわけだから、自分の存在が認識されているかどうかを気にするのは当然ではある。が、同時に、それが常に外見に対する注目度で計られているということは、伊織が、自分の目的が果たされるならば自分のヴィジュアルによってであり、自分のヴィジュアルにはそれだけの力がある、と考えているということでもある。

 それは逆に言えば、(伊織自身の視界においては)伊織が拠り所にできるものは自分の可愛さしかない、ということでもある。伊織のヴィジュアル以外の能力に対する自己評価は総じて低くて(※)、パラメータ的には低くないダンスについても、なるべく苦しい運動はしたくないと言うくらいで、積極的に伸ばそうとはしていない。一方で自分の可愛さについては、自信があることを隠さないし、それを磨くための努力も決して怠らない。
 「この超絶可愛い伊織ちゃん」という言葉は軽口でも自慢でもなんでもなく、彼女にとって、アイドルとしてのアイデンティティそのものだ。「こんなに可愛い伊織ちゃんが」=伊織が持てるヴィジュアル能力を全開にしてアピールしている、なのに注目されないのならば、それは伊織自身が想定している自分だけが持つ特別な価値が、否定されたことを意味する。だから、伊織は自分のヴィジュアル能力についてだけは、絶対に疑念を挟まないし、挟ませない。可愛さで誰かに負けた、可愛さ(及びそのための努力)が足りなかったので注目されなかった、などと言うくらいならば、プロデューサーのやり方がまずかったせいにする。

(※ おそらくは、頭脳や身体能力などの面で彼女が常に脳裏におく比較対象が、優秀な家族たちであるが故に)

 次の話として、ではその伊織のヴィジュアル能力はコミュ内でどのように表されているのか、という話をするのがスジではあろうけれども、もうどこのコミュにどんなエピソードがあったか忘れたのでやらない。まあそういうことは、このアイドルのコミュを一番よく見ている人がやればいいと思う。


 目的と手段と能力の一致という点で、伊織と伊織のヴィジュアルの関係は、千早と千早の歌の関係に似ているし、春香と春香の歌の関係にはもっと似ている。千早も春香も、歌以外の自己の能力を評価していないし、アイドルとしての目的を歌と連動して捉えてるし、実際にパラメータもVo型だ。
 但し千早は少々複雑で、その複雑さは目的の分裂という点にある。すなわち、ストーリー開始時点で千早自身が自己認識として持っている目的と、ストーリーで提示される結末、更にはおそらくプレイヤー視点で想像される理想的な解決が、それぞれ食い違っているということ。
 無印のストーリーの基本的な性格として、プロデュース開始時点ではアイドル側がほとんど想定していない、プロデューサーとの人間関係という要因が、結末においては大きな比重を占め、アイドルにとっても目的化する。だから、そういう目的と結末の変化や食い違いは全てのアイドルに存在する。けれども、その中で春香と伊織は、何を目指しそのために何をした結果何を獲得した、という筋道が比較的単純な例だと思う。

 アイドルとしての目的と結末の関係において、一際イレギュラーで複雑なのが、ストーリー開始時点で本人のやりたいことが不分明で、しかも途中でルートが分裂する美希なわけだが。
 春香と千早は、歌を介在させると、能力的にもアイドルとしても完全に対照的な存在だ。同様に同学年で、ヴィジュアルという一つの能力を鍵として対照となっているのが伊織と美希である。
 伊織が自覚的、意識的に可愛さを極めたヴィジュアル能力者であるのに対して、美希は生来のセンスだけで絶対的な能力を保持するヴィジュアル能力者である。そういうアイドルの存在は、伊織がアイドル水瀬伊織で在るためには、無視でき得ないものだと思う。また逆に、以前春香の能力の真価がわかる人間がいるとすればそれは千早である、と書いたのと同じ意味合いで、伊織の能力の真価がわかる人間がいるとすれば、それは美希である、と私は思っている。

 互いを乗り越えなければ並び立てない存在、それが乗り越えられて並び立つ関係、そういうものが一番好きであり、見たいと思っている。まあそんなわけで、はるちはといおみきが好きなのだ。いや、本当は好きなのが先で、理由は後からこしらえたのだけれども。少なくとも伊織にとっての美希はそういう存在だろう。美希にとって伊織がどういう存在なのかは、未だに想像のつかないところがあるが、美希の「千早さん」という千早への呼称が特別な尊敬を表していると取るならば、同世代で得意領域が被っていて目的への指向性の強い伊織もまた、美希にとっての何かがある筈だと思う。

 なんでこんな話を始めたかというと、カズマ氏が伊織10選とか真10選とか言っているのを見て、このアイドルのこの一本、みたいな話は確かに面白そうだな、と思ったところからだったのだが。ここから話を広げる気力がないので、もういおみきの話ってことでいいや。


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