2/21:先週末の雑記 そんなに急いでどこへ行く
「へとへとになってゴールした彼に、
そんなに急いでどこへ行く、と声をかけてやろう。
彼にはもう、行くところがない。」 (東海林さだお)
この週末はだいたいずっとネットに張り付いて、ニコマス・アイマス関連のものごとを追っていました。にぎやかな3日間でしたね。発売前の最後の週末なんだから、考えてみれば当たり前か。来週末は、もっと大騒ぎになっているんでしょうね。なんかこう、今ニコマスにおいてアクティブでホットなものは何で、そうでないものが何かが見えてきそうな感じです。
以下は、週末に感じた、すぐに忘れそうな雑感を適当にいくつか書き留めただけのものです。体裁も内容も、他人に読ませるような形にはなっておりませんが。
・序列第19位ことジェットP。の、序列第19位名義の動画がアカウントごと全削除されているようで。ジェットP本体の動画で見えるものも、また減ったようですね。今タグ検索したら13件、ですか。まあ、いつか一つでも多くの作品と再会できたらいいな、と思っておきます。
・どーしたらいいんでしょ。
いちか氏 【MMD】美希と光希で「スキキライ」 (11/2/18)
『メモ書きライフ』さんのこちらの記事、
アイマス動画に光を。- メモ書きライフ
を読んで、へえと思って見ました。
基本あんまり見ないもので、MMDのことはよくわからないんですが、MMDという表現手段が、こういうドラマ的なものを表現するのに向いているのは確かなことだと思います。そのことは、こちらのブログのMMD動画紹介記事を読んで、実感していました。
第6回MMD杯おすすめ動画4 - のほほん散歩
で、cyanPの【第6回MMD杯本選】アルタイルの星見表(11/2/14)やこの動画が完成したのを見て、ああいよいよそれがニコマスの中に入ってきたのか、と。
3Dでフルに動くドラマを作るなんて、MMD発達前は当然ながらめちゃくちゃ困難で、そういうものが、ストーリーを表現する時の理想のイメージとしてあって、そこを目指していくという流れが、ニコマスの中に存在していたわけです。だからこそ、「3A07」がストーリー系動画の一つの頂点として評価された。
しかしMMD動画の文脈を辿ってくれば、最初から3Dドラマを作れるのは当たり前で、それを前提に何をどうするのか、ということになってくる。いちか氏、教訓P、ダイヤモンドPなどはまだ、ノベマスや架空戦記を作った前歴があってMMDを手がけられているので、ノベマスを読んできた私の文脈でも把握することができますが、そのうちそういう前歴を経ることなく、普通にMMDでアイマスドラマをやる人が出てくるんだろうな、私の把握していない文脈から私の守備範囲に影響を及ぼす作品が出てくるんだろうな、と。そう考えると、紙芝居なノベマスが本籍地の読み手としては、面倒な世の中になってきたなあ、とか思います。半年後1年後、果たして私はストーリー動画の読み手としてやっていけているのでしょうか。まあ、わからんものには手を出さなければいいだけですけれども。私ができる仕事が残っているといいなあ。
追記:既に妖狐Pがいますけれども。
・大回転P 春香さん大回転!24(終) (11/2/19)
普及して当たり前になってしまうとよくわからなくなってしまう凄さというものがあって、このシリーズの登場時私が感じた新しさも、時が経つとよくわからなくなってくるのかもしれない、と思ったりする。
ノベマスにおける春香のキャラクターの類型の一つとして、春香といえば芸人、芸人といえば春香、という図式は今となっては完全に定着しているが、それがいつ普及したのか、私にはよくわからない。中の人の影響で、と簡単にくくられて言われることもあるが、音程ネタのように古くから属性として定着していたんじゃない気がする。もっとも、私は架空戦記をほとんど追っていないし、ノベマスもポロポロ視聴していない時期があるから、自信をもって断言はできない。
まず、閣下とか黒春香とか諸々、ノベ・架空が出現する前からの、アイマスMADにおけるバイプレーヤーとしての春香の存在。それから、立ち絵のイメージ喚起力において、『春香さん大回転』のこのサムネの立ち絵とか、いわゆるオワタポーズの立ち絵とか、芸人イメージに合致しやすい立ち絵が春香に多く存在した、という前提。で、ストレートPのPに対してフランクな春香とか、下着ドロP初期のアドリブに強い春香とか、憂鬱Pのオチポジションとか、萌芽っぽいものはそこかしこにあった。春香といえばプロデューサー→春香は恋愛脳→妄想キャラ、という図式も初期から確立していたが、現在の芸人春香像には08年時点では固定化していない要素が多分に加わっている。自らネタになろうと全力で飛び込んでくる、アグレッシブ・人の話を聞かない・アホの子入った芸人、という、突撃型春香とでも言うべき春香像が、ある時点で確固たるものになるのだが、それがいつどのようにしてなのかが、私にはもはやよくわからない。
ただ、『春香さん大回転』が登場した時、ここの春香のアグレッシブさが非常に鮮烈だったことはよく覚えている。影響力とか時期的なことを考えると、大回転春香とHLCPのつっこみ役春香が現在のノベマスの春香像に及ぼした影響は大きかった気がするが、まあ、どうにも明確に示しようのないことである。
芸人芸人と言ってきたが、大回転春香=ステレオタイプな芸人という意味では全くなく、あらためて読み返して見ても、やはりどこの春香でもなく大回転Pの春香、としか言えない味がある。いやほんと、唯一無二だよ。別に時計を巻き戻して想像することができなくても、この固有の色さえ味わうことができるならば、作品を楽しむに何の不足があろう、とは思う。
・春香関連もう一つ。プロディPの近作を見ていて、ああここの春香ももう、ゲロや糞尿担当をやれる時期は過ぎたんだろうな、と思ったらなんかしみじみとした。ま、プロディPだからね、どうなるかはわからないけれども。
・『春香の無免許・轢き逃げ逃避行』の第2部が始まるまでに、単品感想記事を一本書いちゃうのさ。そんなことを思っていた時期が、私にもありました。そういえばfake storyの記事をばっちり一本書いて十四話を迎えるのさ、なんて思っていた時期もあったなあ。
・これは後で使うネタの予定だけど、忘れそうだから。
アイマス史上最強のBGMといえば、「目が逢う瞬間」off vocal。これ私の脳内定説。「隣に…」とか「自転車」とか「空」とか、曲単体で運んでいく力で上回る曲は他にある。場の空気を作るという意味ではもちろんてってってー始めとする元来のBGMの能力が圧倒的。しかし、ドラマを載せて運んでいく力においては「目が逢う瞬間」(off vocal)こそ最強! んでもって、ノベマス・架空戦記史上最強のヒロインといえば千早。これも脳内定説。そして「目が逢う瞬間」は千早の曲。つまり、千早主役のドラマが「目が逢う瞬間」(off vocalに限る!)に載って動き出す時、これ神の域に入ること必至! と、改めて体感した先週。
・ニコマスに今一番欲しいものはなんだろうなあ、などと考えて、老人力、という言葉が思い浮かぶなど。
でもなくていいのかもしれない、青春だから。
・ゆうのP アイドルマスター アイマス路地裏探偵奇譚 第16話【バレm@s】 (11/2/18)
Pickup記事で書きたいところだけれど、いつ再開するか目処が立たないので。
ああニコマスはまだまだ大丈夫だ、まだまだニコマスに居よう、そう思えるのは、たとえばこんな動画を見られた時です。ありがとう。
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