12/17(金)~12/23(木)の動画Pickup(ノベマス2:シリーズもの)


12/17(金)~12/23(木)に気になったノベマスのpickupです。シリーズ編。
長く楽しませていただいたシリーズで、完結を迎えられたものが多くありまして、もう何も言う事はありません、ひたすら素晴らしかった、という感じです。

sinseiP 図書室の伝言 P.1 ~秋月堂書店覚書~ (12/23)


古本屋を始めた律子と、図書委員になった雪歩の話! もう、これだけでグッと来ます。律子が切り盛りする古本屋ですよ? 雪歩が図書委員なんですよ? それでもって、雪歩が律子の古本屋にやって来て、書物談義をしたり相談事を持ち寄ったりするのです。あーもう、見てるだけで胸がときめいて仕方ありません。
この律子と雪歩は元同じ学校で、雪歩にとって律子は憧れの先輩、という設定のよう。この二人の関係がまた、実にいいのです。アイマスのアイドルたちって、ゲームの設定上、年齢差はあっても先輩後輩の関係はほとんど窺えなくて並列の仕事仲間だから、こういう関係が新鮮というかロマンチックというか。そして、古本屋に集う本好きの少女二人、という素敵な雰囲気を、実に良く動画が醸し出しているのです。実際に、「いい雰囲気だなあ~」というコメントがいくつもついています。
どうやらいま、学校の図書室ではちょっとした事件が起きているらしく、これから話は、日常のちょっとした謎を解くミステリーの風味を帯びていく模様です。少女と本と日常の謎の、香気溢れるミステリーの始まりです。

レモンP 【NovelsM@ster】765プロのアイドルがお笑いをやるそうです その5 (12/20)


動画の説明文によると、「今テレビに出ている芸人をアイドルにそのままやらせよう」とのことなので、元ネタはあるのかもしれませんが、それにしても2分あまりの短時間の中に、楽しくテンポよく綺麗にまとまった、良い漫才です。
レモンPのこのシリーズ、1本目から掛け合いは非常にテンポよく面白かったのですが、第1話は17分の長尺で、長過ぎるんじゃないかというコメントがついていました。実際この位の長さになると、いかに面白い内容を詰め込んでも、アッパー系の漫才のハイテンションなノリで全時間押し通すのは、なかなかの難行です。視聴者の方が、途中で疲れてダレてしまったりするんですよね。
そうした知見を踏まえて、またその後の回での、SEが入らなかったりという技術的な苦労も乗り越えて、非常に洗練された形にまとまっているのがこの回です。1話からたった10日の間にここまで工夫と研鑽を重ねてこの動画に至ったのは、素晴らしいことだと思いました。

プルコギP 日高愛の親離れ 番外編2 (12/17)


プルコギPの『日高愛の親離れ』5ヶ月ぶりの新作。クリスマスにちなんだお話。何しろ久しぶりだったので、えーっとどんな話になっていたんだっけ、と思いながら見始めたのですが。全く思い出す必要がありませんでした(笑)。いやー、ひどいひどい。そして愛ちゃんのノリが良すぎる。聖夜にふさわしくない笑いを満喫いたしました。そしてラスト、その発想はなかった。

ジャッカルP  やよいんちと夢と初恋と【千早の周りのこりない面々】 (12/22)


ユニットを組んでいる千早・夢子・涼・やよいの三人。親睦を深めるため、やよいの家でプチ合宿をすることになります。「観る人によっては結構ヒドイ千早」が謳い文句の『千早の周りのこりない面々』シリーズですが、今回は合宿らしいにぎやかさもあり、ちょっとしんみりする場面もありの、なかなか綺麗なお話。
このシリーズのアイドルたちは、各々に利己的・打算的な面があります。それがキャラクター描写に立体的な面白さを与え、またそんなキャラクターたちが本音と建前を使い分けながらコミュニケーションしている様子が面白いのですが、バラバラに見えた彼女たちにも、彼女達らしい形での信頼関係が出来つつある感じがします。余韻の残る、後味の良いお話でした。

ポーンP 忠臣蔵 第3部 思いは晴るる (12/14)


ウソm@sから始まり、この3部で完結した、ポーンPの短期連載作品。えーっと、投稿日が12/14…。はい、すみません、前週取り上げるつもりで忘れておりました。
アイドル達が忠臣蔵をなぞったストーリーを演じるコラボ作品。「忠臣蔵」の大枠のストーリーと有名な逸話をうまく反映しつつ、ネタを大いに盛り込んで快調なテンポのコメディに仕立て上げた快作です。ほとんどのエピソードが忠臣蔵にまつわる挿話を下敷きにしていながら、見事にギャグ化されていて、元ネタを知らなくても存分に笑え、知っていればなお楽しめる、コラボものの一つの理想型と言える作品です。3話合計で20分ちょっとと長さもお手頃で、一気に見てしまえます。個人的には、2話の涼のエピソードがツボでした。

そいP 退屈な世界に愛が響く 16話(最終話) (12/18)


長屋のごときアパートに隣り合わせに暮らす、響と愛。どこか世を拗ねたような響と元気一杯な愛をはじめ、陰翳のある登場人物達による、洒脱な会話。精を凝らした演出が生み出す、美しい視覚世界。
1話3~5分という短時間で、毎回魅力的な世界に連れて行ってくれた『退屈な世界に愛が響く』。この作品らしい、温かく、美しく、まさに「愛が響く」最終回でした。
作品から感じる "空気" "雰囲気" としか呼び得ない感覚。その "空気" こそはこのシリーズの特色であり魅力であって、私はこの作品について、ストーリーを追うのと同じ位かあるいはそれ以上に、この動画全体が醸し出す ”『あいひび』の空気” そのものを楽しんでいた気がします。この、言葉と映像とを編み込んで織り上げられた "空気" こそは、ノベマスに対して演出を凝らすことの一つの意味であり、それが凝縮されているのがこの作品だと思うわけです。

カイザーP 【アイマス×ダンセイニ】 雪歩と春香の旅 第十八章 (12/20)


この人とこの作品に、実にらしく、ふさわしい終焉と申しましょうか。
20選novelsm@ster巡りでも触れたので、多くは述べません。この作品の面白さは、普通にニコマスの面白さとかノベマスの面白さと言われたときに思いつき得るものからかなり離れた所にありながら、しかもニコマスだから、ノベマスだからこそ表現し得る面白さであり、だから私は、この作品が存在するニコマスという場所は、本当に贅沢な場所であると表現しました。
理屈で説明できない部分がこの作品の魅力でありますが、敢えてその説明できない部分を少しだけ言葉にするならば、韻を持つ言葉そのものの魔力、ということになりますか。言葉を道具としてストーリーを描くのではなく、言葉そのもので豊穣な物語を見せてくれる。私は原作であるダンセイニの元小説を読んだことはありませんが、その言葉の力は、間違いなくダンセイニの原作から伝わってきているものでしょう。
では、その原作を紙芝居化したこの動画は、原作のダイジェストであり影法師に過ぎないのか、と言えばそうではない、と私は(原作を知らないにも関わらず)断言するわけです。
カイザーPは、アイドルの魔力をよく知る人です。彼は、アイドルマスターのアイドルの絵というものが、どれだけ美しく蠱惑的であるかをよく知り、よくその力を行使して動画を作り上げます。彼自身が雪歩というアイドルに強く惹き付けられているからでしょう。アイドルの力と物語の力とが拮抗して、ここにダンセイニの『ロリーとブランの旅』でもなく、「雪歩と春香」でもない、カイザーPの『雪歩と春香の旅』という唯一無二の個性をもった物語が生まれたのです。

HDKPPP 【アイドルマスター】 Appendix - episode final「光」 【NovelsM@ster】 (12/19)


日高舞と音無小鳥の関係を描いたHDKPPPの処女作、『彼女の伝説』の続編にあたる作品。ですが、それのみならず、HDKPPPの展開してきた作品世界の集大成でもある。そして、アーケード・無印・L4U・SP・DSと広がり続けてきたアイマスワールド全てが "次に進む姿" を描こうとした壮大な試みでもあるのが、この作品です。
日高舞という非常に荒唐無稽な設定を与えられた、それ故に人間としてもアイドルとしても描写しにくいキャラクターに真正面から取り組み、魅力的に描いた。まずこれだけでも、本当に素晴らしいことです。
けれども舞一人、あるいは舞と小鳥二人の関係のみならず、善永と悪徳の物語、涼と夢子の物語、高木と黒井の物語、律子の物語、riolaの物語、765プロ・961プロ・876プロ全てのキャラクター達の物語と、彼女等・彼等の関わり合いの中に居る舞と小鳥。それら全てを包含し、そしてその全てのメンバーが次のステージに進んでいく姿を描ききってみせたのが、この『Appendix』でした。
ここに籠められた、アイマスワールドへの作者の真摯な愛情は、設定や個々人の解釈の異同を超えて、ニコマスを愛する人が普遍的に共振しうるものであると、私は感じました。この動画の末尾に寄せられた「この話を書いてくれて本当にありがとう」「惜しみない拍手を贈るぜ!」というコメントに、私もまた思いを等しくする者です。

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