11/26(金)~12/2(木)の動画Pickup(ノベマス2: シリーズ)


 先週のノベマスは、新人・新シリーズが粒揃いだった印象がありますが、すっかり吹き飛んだというか、それどころではなくなってしまいましたね(笑)。
 ウソm@sは、まあボチボチと見てはおりますが、普通にpickup記事を書くと終わりが見えないので、気が向いたら気が向いたものを取り上げる感じにしようと思っています。
11/26(金)~12/2(木)に気になったノベマスのPickup、2回目です。2回目はシリーズもの。


31氏 【Novelsm@ster】うちのPはちょっと変。第1話 (アイマスMAD処女作 12/1)


勤務中にニコニコ動画を見ていたプロデューサーを叱る小鳥さんだったが、今度は小鳥さんが伝言を忘れていたことに気づく。

ノベマスデビュー作ですが、実況動画と歌ってみた動画を長く投稿されてきた方のようで、テキスト・演出の両面で、非常に完成度の高いコメディ動画となっています。
最近増えてきた、黒地のウィンドウ上に、横長の立ち絵・背景表示ゾーンを重ねるインターフェース。会話文は一台詞1~2行にまとめられていて、かつ口語表現が巧みなので、とても自然に流れるように読めます。立ち絵の選択や動かし方も上手く、テンポ良く進む動画になっています。

また、顕著な特徴となっているのが、ボイスとSEの使い方です。所々でプロデューサーの台詞に合わせてビリー・へリントンのボイスが流れる他、随所で動作に合わせて大げさな効果音が流れるようになっています。
ボイスの方には、Pはごく普通の言動をしているのにそこに唐突に兄貴の声が重なってくる面白さがあり、SEもギャグシーンを際立ててインパクトを大きくしていて、大きな魅力になっています。
テキストだけでも充分ノベマスとしての面白さがあるのですが、さらに「MADアイマスプロデューサー」的な、あるいは場面によってはもっと純粋な音MAD的な、音声の力による面白さが加わっている動画です。動画投稿・視聴体験の双方において、ニコマスに限定されない活動をされてきた強みが現れている気がします。こういう新鮮な発想と、それを表現できる技術を持つ新人の登場は、大変に喜ばしいことです。

視聴体験ということで言うと、シナリオの部分も興味深いですね。ある時期のノベマスの構成法をよく理解している感じといいますか。
ニコ動を見るP・名前欄改変、などのネタもそうですが、プロデューサーと小鳥さんに特徴的なキャラクター付けをして、二人の言動をベースに話を構築していく感じが、一時期のコメディ系のノベマスを想起させるなあ、と感じました。妄想という手軽な選択肢を使わずに、小鳥さんのダメさ可愛さを見事に表現しているところとか、冒頭の会話でPと小鳥さんのキャラクターを印象づけて、後から登場人物を増やしてくる構成など、実に巧いのです。

ぺぎ氏 【序章】765牧場物語 (11/28)


祖父(高木社長)によって10年ぶりに故郷に呼び戻され、牧場の世話を(無理やり)任された主人公。街のあちこちにいるアイドル達と交流しながら、仕事を始めます。
ゲーム『牧場物語』とのコラボ作品ですが、プレイシーンはなく、登場人物は完全にアイマスキャラクターに置き換えられています。お調子者っぽい主人公に、アイドル達は全員旧知の幼馴染みということで、ツッコみ所も2828も多い楽しいラブコメです。しかし、主人公には何やら重い過去もあったようで、どんなストーリーが展開していくのか気になります。メインヒロインっぽい立ち位置の雪歩が、嫉妬したり心配したり恥ずかしがったりしている様子が、微笑ましくて可愛い。

愛(偽)氏 【百合m@s】春に恋しましょう (11/27)


小鳥さんの誕生会で、あるアイドルと会話した貴音。その日から彼女は自分の体に異変を感じ、悩む事になる。
卓m@s作品バトスピ×アイマスシリーズ(10/28~)を連載されている、愛(偽)氏の作品。初々しく、瑞々しい貴音の心の葛藤に、やきもきしながらも甘い気分を味わえる作品。見ているだけで、貴音を応援せずにはいられない気持ちが湧いてきます。脇を固める他のキャラクターの描写も生き生きとしていて、続きがとても楽しみです。

ビンゴP The Bingo M@ster -765プロの変わったビンゴ- game2-5 (11/28)


変わったルールのビンゴでアイドル達が対決するシリーズ、新ルールでの2週目が終了しました。描写や演出によってではなく、ゲームそのものを見せることを主眼にした動画のため、派手さはありません。しかし、それだけ動画もシンプルに見やすい分量に納まっていて、ビンゴというゲームの面白さ奥深さを、手軽に知ることができるシリーズです。こんな遊び方があるんですねえ。

湯迷P 765プロでリレー作文を作るようです 第5話 (11/28)


ゲームの面白さをシンプルに見せてくれるシリーズと言えば、こちらも。作文という題材から、各アイドルの性格嗜好がはっきり浮き彫りになってくるのが面白いですね。今回は、散らかり始めた話に収拾をつけやすくするために前回律子が加えた一文をどう生かすかが、一つのキーポイントでした。地味ながら難しい役割をやってのける、伊織の活躍が光ります。

第三新東京ソラニンP 【NovelsM@ster】あの人があまりにもあの人に似てたので。【終劇】 (11/29)


尾崎さん=ミサト、夢子=アスカという秀逸な配役に端を発して、『新世紀エヴァンゲリオン』とアイマスDSのネタを絶妙に取り込んで展開してきた、第三新東京ソラニンPの『あの人があまりにあの人に似てたので。』シリーズが完結。どんでん返しと伏線回収が連続して予想外のオチが付いた、にぎやかな最終回でした。こんな風に綺麗にまとまるとは想像できなかった(笑)。

まだ???氏 【ノベマス】セカンドプロデューサー 五つ目の語り (12/2)


アイドル候補生をスカウトしてくることを指示された主人公。社長の意味不明なアドバイスにとまどいながらも、街に出る。
前週のpickupで取り上げたシリーズですが、話の骨格が定まって面白さが増してきた感じがします。社長の「ティンと来た!」やアイドルによるプロデューサー争奪戦などオーソドックスなネタを用いながら、そこからズレた主人公に視点をおくことで、うまく笑いを生み出しています。

留守番P 765プロの留守番物語♯26 (11/27)


動画の説明文に「留守番していたプロデューサー達のむかしばなし」とある通り、現在進行中のエピソードは、22話までのストーリーの前日談に当たります。単体の物語としても面白く、1話から見てきた人にとっては、「ああ、あれがこう繋がるのか」と納得できる、一粒で二度美味しい動画。
長く緻密な物語の構想と、各々の個性と関係性がしっかりと表現された細部の会話の楽しさ。続き物の性格が強いにも関わらず、絶妙な成分で入れられるネタによって長さ・重さを感じさせないシリーズです。話数の多さにも関わらず、というよりむしろ、長いからこそ見てほしいシリーズですね。

ヘンリーP 【NovelsM@ster】七六五家蜘蛛の会 第六話【黒後家蜘蛛の会】 (12/1)


「月に一度、東京のどこかでこっそり開かれるアイドル達の秘密の晩餐会。
そこで繰り広げられるちょっとしたミステリーのおはなし」(マイリストコメントより)
珈琲の香気漂うミステリー、今回は伊織をゲストに迎えての和気藹々とした談笑。さて本題に入ろうとしたところが、招いた春香は伊織に大事な事を伝え忘れていた様子。

アイザック・アシモフの『黒後家蜘蛛の会』を原作とするこのシリーズですが、第三話からは原作のリライトでなく、ヘンリーPのオリジナルとなっています。個人的にはオリジナルとなってから、らしさと魅力が更に増している気がします。
アイマスのキャラクターを見事に生かして生彩ある会話風景を描きつつ、謎解きのシナリオもとても巧みに作られています。登場人物と一緒になって頭を悩ませ、謎解きに胸のすく快感を味わう、ミステリーの醍醐味を存分に体感できるシリーズです。

特に今回はもう、本当に素晴らしい。
とりわけ冒頭の会話が描き出している空間が素晴らしい。信頼できる友人だけが集う晩餐会の、幸福な空間が、見事に描き出されています。
各々の役どころと個性を知り尽くした、絶妙な呼吸のやりとり。ゲストの伊織の、行き届いた振る舞い。気の置けない仲間達の知的で親密な会話が、ありありと場の空気を醸し出しています。視聴しているだけで幸福が体に満ちてくる、宝物のような時間でした。
伊織の一言をきっかけに、くつろいだ時間からミステリー部分の緊張感ある描写へ、スッと空気が移っていく変化がまた見事。そして最後、満を持して小鳥さんが謎解きを始めるときの、「待ってました!」と声でも掛けたくなるような、高揚感・期待感。
アシモフの読者ですら読む事の出来ない、ここにしかない物語。それを魅力的で知的なアイドル達(そして小鳥さん!)とともに読み、謎に胸躍らせる。まことに、なんという贅沢な晩餐会でしょう。

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