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近頃私に流行るもの


「で、最近どうよ?」的な記事です。



「Dアニメストア ニコニコ支店」というものに加入して1年と少しくらいたって、この1年はアニメをたくさん見ていた気がします。その分ニコマスを見る時間が削られていて、そろそろニコマスを補給したいなという欲求が高まってきているところですが、その前にどんな1年だったか振り返っておこう、という記事です。
見たものすべてを書き連ねるときりがない、ということと、その時々、リアルタイムにおいて面白がったり感心したりしながら見ているアニメはいろいろあったわけですが、そういうものと、終わった後に記憶に残って、何ヶ月も経った後で何度も思い出されてくるものは必ずしも同じではないんだなあ、ということで、自分の中で、終わった後で何度も繰り返し思い返されてくる作品をいくつか並べてみました。




「ラブライブ!サンシャイン!!  第2期」(17年10月〜12月)
言わずと知れたメディアミックスなコンテンツのアニメ。まあ、このアニメについてはもうたくさん書いているので、簡単に。このアニメには、音楽と台詞と動きと感情とストーリーと、全部が渾然一体になって、大石が坂道を転がり落ちるように、いやむしろ坂道を転がり登っていくように勢いよく動き出す瞬間というのが何度もあって、その瞬間の高揚感の鮮烈さと、後に残る余韻の深さは、後にも先にも唯一無二だと思っています。

Pick Up Character :津島善子(つしま・よしこ 通称ヨハネ)

隼人氏 善子ちゃんの堕天ポーズは右手と左手どちらが多いのか調べてみた 17年12月02日 18時39分


いくまさつき氏 【手描き】ヒッチ/ヨハネ/コック【ラブライブ!サンシャイン!!】 18年07月16日 08時00分


そもそも、「ラブライブ! サンシャイン!!」のアニメをちょっと真面目に見ていた最初の動機が、アニメ1期の時に "画面の端々で変なポーズを取っている津島善子がかわいい" ということだったので、私をこのアニメに引きずり込んでここまで引っ張ってきた功労者ですね。あと、津島善子以前には特に関心を持っていなかった「中二病」という属性とそれをウリにしているキャラクターをちょっと気にするようになりました。善子を見て思うに、中二病とは、「疾走する悲しみ」である。自分でも意味はよくわかりませんが、うむ、まあ、そういうことだ。(何がだ)



「三ツ星カラーズ」(18年1月〜3月)

原作は漫画。東京は上野の街を巡りながら、がきんちょ達がのびのびといたずらの限りを尽くす。それ以上でもそれ以下でもないところが素晴らしい。彼女たちの暴虐の尽くしぶりと言えば、立ち入り禁止の柵を乗り越えるわ、塗りたてペンキの上を土足で歩くわ、柱や看板によじのぼるわ、人にギンナンをぶつけるわ……ああ、私もひとりの立派な子どもとして、カラーズのように己の好奇心の赴くままに素直に自然に生きていきたいものですが、悲しいかな、私がカラーズのようなふるまったならば、たちまち警察に連行されてしまうのです。
あと、東京在住の人間にとってありがたいのは、いわゆる「聖地巡礼」がとてもしやすいことですね。なにしろ、上野の博物館や動物園に行くのをすべて "「三ツ星カラーズ」の聖地巡礼" だとこじつけられるので。近い、行きやすいというだけではなくて、他の目的で出かけたついでで勝手に達成される、というところが素晴らしい。

Pick Up Character :三ツ星カラーズ

MEGA-ほむ氏 万歳カラーズ 第一分隊 18年02月11日 17時41分


まさか!氏 【MAD】上野であそぼう【三ツ星カラーズ】 18年08月31日 00時00分


誰かひとりが、というより、"この三人が一緒に居る" ところがいいんですよね、カラーズは。



「刀使ノ巫女」(18年1月〜6月)
2クール、原作はソーシャルゲーム。2度ほど3〜4話くらいで挫折しつつ、最後まで見ると面白いという動画中のコメントに背中を押されて見通したら、コメントの通りでした。
この作品には何人ものキャラクターが出てきますが、どのキャラクターにも通底する問題として描かれているのが、人が生きて行く上で感じる孤独というもの、そして、生きていく中で抱え込んでいく無念や後悔というもの。誰にでもそれぞれの形で存在する孤独と無念の中でどう生きていくか、そしてどうその孤独と無念の中で人と人が繋がりあうことができるか。全体として描かれているのは、そういう事柄だと思います。その、各々がなぜ、どのような無念を抱えているかという背景、個性と、それぞれが辿る過程と得た結論が描き分けられて、全体としての絵が出来上がっている。とりわけ印象的なのが、人の死というものの描き方です。ある人間の死とは、どこまでも死んだその人固有のものであって、それは他人が代弁したり背負ったりできるものではない。この作品は、人の死と、遺された側の生を、そういう風にシビアに突き放した描き方をしていて、だからこそ描かれた死のありさまが心に残ります。必ずしも全員にわかりやすい救いがあるわけではない、主人公が全部を背負わせてもらえて、全部を解決させてもらえるわけはない。けれども、だからこそ、さまざまな他人の生に立ち会った末に、主人公が最後に自分固有の孤独と無念について、自分のための答えを見つけていくさまに、救われるのです。

Pick Up Character :燕結芽(つばくろ・ゆめ)

シャンリー氏 高津クリニック 18年05月27日 18時34分


……すんません、間違えました。上の動画に出ているのは高津学長と言って、ニコ動のコメント上では絶大な人気を誇る、まあ、このアニメのメインメインヒロイン的な立ち位置の人ですね。
燕結芽の方は、こんな感じ↓の、邪悪な笑顔と傲岸でムカつく(近頃の言葉でいうところの「イキった」)言動がチャームポイントの、小物っぽい悪役です。

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アニメ視聴を増やしたのが18年夏からなので、上の2本は後から遡って見たものですが、以下はリアルタイムで1話ずつ視聴してきたものです。




「はるかなレシーブ」(18年7月〜9月)
原作は漫画。ビーチバレー。見始めた時点での印象は "なんか女の子がスポーツしながらギスギスしているアニメの、これと言って特徴のない方"(なんで「特徴のない方」かというと、同時期に「はねバド!」という、とても癖の強い女の子×スポーツなアニメがあったから)という印象で、好きになるとは全く思っていませんでした。それが、4話で初めて、1話の中で綺麗に話が展開して収束しするエピソードが来てちょっといいぞ、と思い始めて、5〜6話の試合シーンで本格的にハマりました。いや、正確に言うと、5話、6話を単独で見た時はまだ、なんだかだらだらと間延びしててカタルシスのない回だな…と思っていて、後から一挙放送で5〜6話を通しで見て初めて、ああ、これは1話20分ではなく、2話40分全体で大きな音楽に、PVになっている作品なんだな、と思って、凄いアニメだ、と思うようになったんですよね。
なんというのか、このアニメの試合の場面って、進めば進むほどに、"アコースティックギターがじゃんじゃか鳴るのに合わせてボールが空を舞うだけの世界" になっていくところがあります。いや、もちろん尺とか作画リソースとかの問題があるわけで、実際にはちょこちょこ台詞や回想や観戦者のコメントが挟み込まれるのですが、見ている側の心理的にはどんどん、音楽が鳴って肉体が跳ねてボールが空に飛んで、その繰り返しだけですべてが満ち足りていて、それだけしか世界に存在しないように思えてくるところがあるのです。"力が拮抗した者同士の、延々といつまでも続くラリー" というのが、スポーツものにおいて "最高峰の戦い" を表す際の一つの理念型としてあるわけですが、まさにその "延々といつまでも続くラリー" を、音楽として、音楽とシンクロした(ニコマス的な意味での)極上のPVとしてMADとして、どこまでも映し出せるのがこのアニメの強みです。最終戦のラストシーンはさながら弓削Pのジャンケン大会決勝戦のよう、決着の瞬間はさながら焼き肉Pの「アンインストール」で春香さんがソロで踊り出すクライマックスの瞬間のようです。

Pick Up Character :なし

Chackn氏 【第7回ANIMAAAD祭】 はるかなバリボー!!!!! 【MAD】 19年05月01日 01時28分


たかCP アイドルマスター『春可奈レシーブ』 18年08月01日 20時00分


ふたりの女の子が出会って、パートナーになる。ストーリーとしては、それが骨格であり、それがすべてだと言っても過言ではないお話なので、「三ツ星カラーズ」同様、挙げるべきは、誰が、というより、"ふたりがパートナーである風景" ということになるでしょう。



「となりの吸血鬼さん」(18年10月〜12月)
原作は漫画。お人形さんのように綺麗な吸血鬼の女の子(ソフィー・トワイライト)のところに、かわいいものに目がない人間の女の子(天野灯)が居候する話。タイトルがいいですよね、ご近所に紅魔館がありそうな感じで。
6話、つまり全体の半分が終わるまでずっと、"よくある、頭身の低い女の子がわちゃわちゃイチャイチャしてる系の中で、これといって個性も見所もないヤツ" という認識でいて、7話の、ソフィーが昼間に樹の下に取り残される話から好きになったんですが。こう、何度も見返して思うんですけど、何度見返してもやっぱり、見ていてそんなに面白くはないですね、このアニメ。ギャグがめちゃめちゃ面白くて、笑って笑って気分スッキリ、という作品ではないし、ではかわいい女の子がぎっしりの多幸感! とか、仲の良い子が和気藹々しているまったり癒し空間! とかいう作品かというと、いや基本的にはそうなはずなんですけど、端々に出てくる吸血ネタ・流血ネタのほんのりしたグロさ、痛々しさ、不穏さというのがあって、アニメの世界にひたりきって癒される、というのともちょっと違う。なら何がいいのかというと、今書いた、かわいくてまったりした癒し空間のはずなのに、ほんのりと漂う不穏さ、というのが鍵だと思います。絵面の平和さ明るさにもかかわらず、人間と吸血鬼の間には極めて大きな生態、常識、感覚の差があって、それが、ほんのもう一歩で無惨な悲劇に変わりそうなすれ違いを、日常のそこかしこで生んでいる。それでも一見平穏な日常が保たれ続けているのは、人間(灯)の側の無頓着に無鉄砲にずけずけ踏み込んでいく狂気とそれでも相手を思ってぎりぎりのところで踏みとどまれる良心、そんな人間を受けとめる吸血鬼(ソフィー)の側の穏やかで良識的な優しさ、双方の努力があるからであり、そしてそれがなされているのは、"一緒にいる今の時間を大切にしたい" という共感があるから。先に挙げた7話のエピソードなど典型的ですが、互いにとても遠い存在が、一瞬の間だけ邂逅する、その瞬間の鮮やかさと切なさの感覚が、この作品にはあります。通して最後まで見ると、アニメではこの "一瞬の邂逅の切なさ" という一点に絞って視聴者を狙撃するような構成がなされていて、私はそれに見事に撃ち抜かれたわけです。

Pick Up Character:ソフィー・トワイライト

youtt6氏 恋する吸血鬼☆ぶんぶるルン♪ 19年01月25日 01時01分


ブランロール氏 うむ 19年01月18日 07時08分


津島善子や燕結芽みたいに脇にいるキャラクターが気になる、という場合と、ソフィーみたいに、主人公級でそのキャラクターの造型自体が作品の空気や方向性と密接に結びついている、という場合は同列に語れないところがあるな、と思いますが。ひとつ言えるのは、上で、そんなに多幸感があったり癒されたりするわけではない、と書きましたが、ソフィーを演じている人の低くて静かな声が耳心地よくて、見聞きしていて疲れない、気に障らない、というのは、好きになった大きなファクターとして存在している気がします。



「女子高生の無駄づかい」(19年7月〜9月)
原作は漫画、もともとニコニコ静画で投稿されていたとか。放送が終わったばかりで、"後から何度も思い出す" という条件に合致するかどうかはまだわからないわけですが、これは夢中になったなあ、と思うアニメ。なんか胸を打つような良い話があるとか考えさせられる深いテーマがあるとかそういうのは全然なくて、ただただバカな連中が、非生産的でなんてことない掛け合い、言い合い、ダベりを展開しているのがほんのり面白い、だけ。文字通りの「無駄」なお話であるところがいいな……と思いきや、後半にいくにつれて、あ、こんな話もやれるんだ、こんなことも描けるんだ、と、違う顔を見せてきて、終わった時には、なんかそれなりに良い話だったような錯覚を持ってしまいました。あと、主要な登場人物が9人くらいいますが、誰が主軸になるかで結構球種が変わるので、ある回はピンと来なくても別の回はクリティカルヒット、という、全部合わせた時のゾーン広さが強みだなあ、と思ったり。それにしても、見始めた時は、まさか自分が全員覚えて好きになるとは思ってなかった。

Pick Up Character:ダイオウグソクムシ娘ヤマイ(本名:山本美波)

(※ヤマイについては前記事を参照)

とてもお腹がすいたメンチー氏 【実写版】女子高生の無駄づかい 19年08月20日 10時20分


nukobi氏 ぱっと見のひらめきでクラス全員にあだ名をつけた・・・それが誰なのか気になったので調べてみた Part1 19年07月06日 20時15分


金髪ツインテールで中二病。演じているのは「となりの吸血鬼さん」のソフィー役と同じ人。2話での担任教師(「ワセダ」)との掛け合いからこのアニメが気になりだした。「あっというま劇場」から「東方緋想剣」までずっとそうですが、
①流れるような掛け合いがあり、
②掛け合いの中で知的な攻防、駆け引きがあって
③掛け合いを通してふたりだけで充足した空間が形成されていて
④その掛け合いをしているのがビジュアル的に私にクリーンヒットする女の子である
という要素をすべて満たすと、私の中で何かの扉が開きます。
あと、津島善子なんか典型的にそうですが、物語における「中二病」設定のキャラクターにはしばしば、不幸・不運な境遇ゆえに空想の世界を信じる、という背景があります。ヤマイはそこらへん、特になんにもなくて単純に好きだから、カッコイイと信じ込んでいるから中二病やっている感じですが、肌は弱いし不器用だし成績も悪いし、カラコン入れようとすれば目を腫らし、木に登れば降りられなくなり……と、実は何をやってもうまくいかない恵まれない子で、だけどそこらへんはあんまり気にせずに楽しそうに中二病やってる、そういうとこがいいなー、と思います。




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