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静けさとやみとフィンランドと退屈の部屋


シンジP ミリオんぼ!2 ~グリマス終了編~ 18年03月19日 12時00分



上記動画のネタバレを含みます。








「GREE版ミリオンライブ!」がもっとも望ましい呼び方、というのが現時点の趨勢でしょうか、このブログで言うところの「グリマス」がサービスを終了しました。プレイを始めてから約11ヶ月間、最終日まで、まあログインするだけなら毎日ログインしてきたわけですが、結論としては、私のグリマスは桃子先輩に始まり桃子先輩に終わった、ということになると思います。

こう書くと、このブログをよく読まれている方は、

お前の「ユニット」のセンターは望月杏奈じゃなかったか? 「Happy Darling」との出会いはどこに行ったんだ?

と思われるかもしれません。もっともな疑問です。




マルチP 【HaRuKarnival'13】Happy Darling 13年07月26日 23時41分
マルチ Happpy_Darling 0:01_のコピー_convert_20161226153417





そういう方には、この言葉を贈りましょう。

「それは、こうだ。魔女はたしかに、古いもとの魔法を知ってはいたが、あれの知らないもう一つもとの、もっと古い魔法のおきてがあったのだ。魔女の知るのは、ただこの世のはじまりどまりだった。だが、もう少しさきを見通して、この世がはじまる前の、静けさとやみをつぶさにのぞんでおったなら、さらにちがったまじないが読みとれたはずだ。」
(C.S.ルイス/瀬田貞二『ライオンと魔女』)




さて、グリマス終了という情報はまだ公になっていなかったものの、どうもこのところのゲームの新規要素追加の不活発さや公式からの情報の出方が不穏で先行きが不安だ……、という声はすでにちらほら聞こえていた2017年の10月初頭、唐突にゲーム内で "ラストライブに向けて" 的なノリの会話劇が1日1本ずつ公開され始めて、その6日目に周防桃子が出てきて言い放ったのが、下の台詞でした。


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「Final Partyが終わっても、劇場は続くんだよ?」


この台詞は、公開された瞬間の文脈においては、"「Final Party」=(次のゲーム内イベント)が終わっても、「劇場」(=グリマスのサービスそのもの)はこれからも継続する" ことをアイドルが確言してくれた! という解釈が支配的であり、そしてグリマス終了が確定した後においては、"「Final Party」=(グリマスのサービス)が終わっても、「劇場」(=「ミリオンライブ!」というコンテンツ全体の展開)はこれからも続いていくんだから、よろしくね?" という宣言だった、という解釈が大勢を占めたように思います。
ただ、私が思い浮かべたのは、別のことでした。私には、周防桃子のこの言葉が、"すべてが消え失せた後に、なお残るものは何か?" という話をしているように聞こえたのです。

グリマスでは、登場するアイドル50人全員が、「765プロ」という名称の単一の事務所に所属して活動している、ということになっています。グリマスの「765プロ」が自前で経営している施設が「劇場(シアター)」であり、アイドルたちはその中で、企画の立案や裏方仕事も含めた「劇場」の運営そのものに携わりつつ、日々公演を行っている……というのがグリマスの基本的な設定でした。
そして、無印アイマスにおいて、プロデューサーランクが上がるにつれ事務所が大きな建物に変わっていくのと同じように、グリマスでは事務所が獲得したファン人数が増加するにつれて、「劇場」の設備がどんどん改造・拡大されて、最初は公園に張ったテント小屋だったのが、レベル最大では宇宙ステーションに化けてしまう……ということで、グリマスを好きな人の内輪の中では、その荒唐無稽な変身ぶりが "グリマスの面白おかしさ" を語り合う時の恰好の肴の一つでもあるし、他方、ちょうどアケマス/無印における初期事務所がそうであるように、グリマスプレイヤーにとってはしばしば、Lv.1のテント小屋が "グリマスを象徴する原風景" 的な存在である、ということにもなります。

では、「Final Party」が終わっても、「劇場」は続いていく、とは、どういうことか? 
ラストライブが終わる、最後の公演が終わる。当然、そのあと、「劇場」でアイドルが活動をすることはありえない。アイドルが活動しないのだから、プロデューサーだっていなくなるし、ファンだって訪れなくなる。誰も来ない、誰も見ていない無人の世界に、ただ設備としての劇場だけが存在し続け、無人のまま無限に変型し拡張し続ける……。なるほど、それが、グリマスが、このゲームが終わった後の世界か、と私は思いました。


見る者がいなくなった後の世界のアイマス、ということを私が思った動画はいくつかありますが、その最初のひとつは、この動画だったように思います。


GMP アイドルマスター ~Expose~ -ZUNTATA- 09年05月03日 00時36分
GMP Expose 1:12_のコピー_convert_20180321162446

GMP Expose 1:16_のコピー_convert_20180321162503


GMPのこの動画は、元ネタのゲームを知っている人には、普通にゲームの設定とストーリーに即した風景として読み取れるのでしょう。ですが、知らない私には、"人間が滅び去った後の世界に、ただ春香さんだけが存在し、踊り続けている" という光景に見えるのです。たとえ誰にも観測されずとも、たとえ彼女を映し出す手段すらなくとも、なおそこに春香さんは厳然と存在していて、そして美しい。
たとえ文明が、人類が、いや宇宙そのもの、世界そのものが滅び去ったとしても、なお春香さんはそこに在って美しい。それは、春香さんが2次元でも3次元でもない、2.5次元の存在だからです。

ならば、3Dモデルを持たない、普通の2次元に過ぎないソシャゲーが滅びたあとに残るものは、なにか。桃子先輩はそれを、人でもキャラクターでも物語でもない、「劇場」という機械そのもの、設備そのものだ、と言いました。そして、そのことを示した彼女の言葉は、私には、こう語りかけているように聞こえて、私は、このあとこのゲームがどんな展開と結末を迎えようとも、最後は先輩のこの言葉に立ち返れば大丈夫だな、と思ったのです。

たとえこの世界から誰もいなくなっても、「劇場」だけはこの場所にあり続けている。だから、わたしたちはこの世界を捨てて、忘れて、いなくなって大丈夫なんだよ、と。


で、サービス終了の日に、予定通りにこのときの桃子先輩の言葉を思い返して、どう文章にしようかな、と考えている時に、冒頭に貼ったシンジPの動画を見たんですね。





シンジPのこの動画は、シンジPらしく、楽しく、明るく、誰にでも親しみやすい形で描かれてはいますが、お話のテーマとしては、"グリマスが消滅した後に、グリマスという存在をどう捉え、どう語れるのか?" という、なかなか遠大な問いを扱っています。
"グリマスの魅力" って、なんだろうか。絵? ストーリー? ネタ? 音声? それらはあくまで個別の要素であって、いくら取り出して力を籠めて語ったところで、伝えたいものの全体を伝えたことにはならない。
ならば、グリマス全体を象徴するもの、と言えばなんだろうか? ……というところで、モノとしては私が "グリマス終了" に際して想起したのと似たようなモノが、しかし、私が抱いているのとはまったく違う思い入れとイメージとストーリーをもって提示されていて、個人的には他人と自分の間の符合と乖離が興味深かったです。

もうひとつ、この動画で個人的に面白かったのが、物語の中で音無小鳥が重要な役割を担っていることです。まあ、SF要素のあるノベマス・架空戦記で小鳥さんを見かけたら何か仕掛けがあると思え、というのは常識ですが、私が最初にそのことを意識したのはこの動画でした。 


ぽきーるP [01]ぼくらのアイドルマスター Live for you! 第1話 『ゲーム』 08年03月18日 01時41分
ぽきーる ぼくm@s 99 BAD_END 3:23_のコピー_convert_20180321162544


ぽきーるPのこのシリーズは未完のまま終わっていますが、未完の部分を含む全体の構想を示す動画が過去にいくつか投稿されていて、それらの情報をつなぎ合わせると、音無小鳥がストーリー上、重要な鍵となる存在であったことが推測できます。
そもそも、ゲーム内での扱いだけで言うと、音無小鳥というのは、アケマス・無印の中には影も形も存在しなかったのに、「Live for You!」になると突然、当然のように事務所の一員として登場してくる、という存在です。そして、ぽきーるPの物語は、"かつて一度ラストライブまで行ったアイドルたちとプロデューサーが再会する" という、アケマス/無印を踏まえた展開から始まりますが、作品のタイトルは「ぼくらのアイドルマスター Live for you!」であり、プロデューサーの前に最初に現れるキャラクターは音無小鳥です。(ちなみに、この作品におけるP→小鳥の呼称は「音無さん」で、ゲーム内の呼び方が正確に踏襲されています。)
つまり、この物語において "無印アイマスの世界" と"L4U!の世界" のズレという事柄が重要なテーマであり、そこで音無小鳥が鍵を握る存在だ、ということは、注意深く読めば作品の冒頭の時点で提示されているのです。

私が「ミリオンライブ! シアターデイズ」(以下、「ミリシタ」)の新キャラクターの情報を聞いて最初に思ったのは、ミリシタの世界では、"昨日まで全く見知らなかったはずのキャラクターが、当たり前にように大切な仲間として隣にいる" ことになるのか、ちょうど、ぽきーるPの動画で小鳥さんがそう描かれていたのと同じように。それはとても怖い世界だな、ということでした。
何が怖いのかって、昨日まで影も形もなかったものが突然大切なものとして存在して、そのことに誰も疑問を抱かない世界では、昨日まで大切なものが突然消え失せたり、まったく別のものに変身していたりしても、誰も気がつかないかもしれないからです。

ところで、ぽきーるPの「ぼくらのアイドルマスター Live for you!」が最終的に未完となったのは、いわゆる「9.18事件」に際して作者が打ち切りを宣言したからですが。当時、断筆を宣言したノベマス・架空戦記Pの中には、今では過去作のの視聴そのものが不可能になっている作者が少なからずいますが、ぽきーるPは、動画はもう作らないが過去のものはそのまま残していく、と言明した人で、だから私は、今日でも彼の動画を見返して書くことができています。
そして、ニコマスには "「ぼくm@s」のエンディング" というピースは無いけれども、代わりに焼き肉Pの『アンインストール』がある……とずっと思ってきましたが、この動画も今では消えてしまいました。


焼き肉P 【しわっす!2】アンインストール【ホラM@S遅刻動画】 09年12月30日 17時52分 権利者削除
アンインストール 1:51 のコピー

アンインストール 2:53 のコピー

アンインストール 4:23 のコピー

アンインストール 4:29 のコピー

(どうでもいいことですが、前にこの動画について何か書こうと思って撮ったスクショがあったはずだなと思って探したら、撮った日付が12年7月とか記されていて、つまり、思い立ってから5年半、何もしなかったんですね、私は。)


焼き肉Pのこの動画には3つの空間が登場し、その中をキャラクターが移動します。一つは彼女たちの日常の居場所である事務所(スクショ4枚目)であり、2つ目がアイドルたちが集合する謎の空間(スクショ1枚目)、3つ目がステージ(スクショ2枚目)。
元ネタの「ぼくらの」に引きつけて考えれば、謎の空間への集合が元ネタにおける「ジアース」のコクピットへの召喚に相当し、ステージへのワープが操縦者の指定に相当するんだろう、とか比定することはできますが、アイマス素材で表現したがゆえに生じた面白さとして、空間移動の過程で、キャラクターが "血の通った生きた人間" と "作り物の人形" の間を行き来しているようにも見える、という点が挙げられると思います。

呼び出しを受けて集合場所へと歩いていく春香は血の通った人間に見える。集合場所でポーズをとって静止しているアイドルたちは人形のようだが、ステージ上で踊っている姿は命をもった存在に見え、しかし、ステージの最後には、ふたたび彼女たちが人間とは思えなくなる演出が置かれている。
芝居の世界では、作り物の人形を動かしていかにも生きた人間のように感じさせる技術も、生きた役者が演じて人形のようにしか見えない技術も存在して、その応用として、"人形に命が宿る瞬間" や "人間が人間でないものに変わる瞬間" を見せる演出も存在するわけですが、この動画の中でのアイドルの見え方の変容は、そういう、一人の人間(または一体の人形)が、演技によって人形と人間のあいだを行き来する表現を思い起こさせます。

焼き肉Pの動画は、人によっては、特殊なシチュエーションで特殊なストーリーを描いた、普通のアイマス世界とはかけ離れた特別な動画、というように感じられるかもしれません。けれども、私にとっては、普通のアイマスのゲームのすぐ先にぽきーるPの動画があって、ぽきーるPの動画のすぐ先で実現していたはずの光景として焼き肉Pの動画があって、だから、この世のどこかにこんな春香さんがいて、こんな春香さんのステージがたしかに存在するんだな、ということが、すんなりと腑に落ちるのです。
それは別に、元ネタのように巨大ロボットに乗って得体の知れない敵と戦う、というような、狭いシチュエーションに限定されたお話でなくてもよくて。
ただ、みんながそれぞれに全力を尽くして出来ることをすべてやり切っても、なお叶わない願い、届かない想いというものがあって、最後にそれをすべて受けとめて、春香がひとりで立たなければないステージというものがある。そして、そういう時に春香が立たなければならないステージとは、誰に見てもらうために頑張るとか、誰が覚えていてくれるから頑張れるとか、そういうものですらないのかもしれない。そんな、どこかに必ず存在する春香さんのステージを映し出したのが、この動画なのだ、と。

この動画で、もう一つ面白いのが、見ているうちに、キャラクターだけでなく、背景として置かれている「事務所」や「ステージ」の絵そのものが、動画のもうひとつの主役であるように思えてくることです。
元ネタにおいて、子どもたちが「ジアース」に乗せられて戦う目的は、端的に "敵を倒し、自分たちが住む世界を守る" ことだと明示されていましたが、焼き肉Pの動画において、なぜアイドルたちがあのステージで歌い踊らなければならないのかは説明されません。
彼女たちはただ、彼女たち自身だけが理解している理由、必然性によってステージへと引き寄せられていき、あとには、誰もいなくなった事務所だけが残る。私がラストライブ前の桃子先輩の台詞を読んで想起した "無人の「劇場」だけが残り続ける世界" のイメージの源泉は、あるいはこの動画の中の、誰もいない静かな事務所の風景にあったのかもしれません。


ちなみに、ニコマスでこの曲と言えば、よく知られたありすえPの千早ソロの名作があって、元動画は今では見られません(というか、ありすえPは私がニコマスを見始めるより前に引退・動画削除しているので、私が知っているこの人の昔の動画も、すべて他者による転載ですが)。しかし、よすがを偲べる動画は今でもニコ動上に残っているので、貼っておきます。


ボーカロイド アンインストール with 本家 07年06月23日 00時22分



話を戻して、私がグリマスと関わる過程で、節目節目にはいつも桃子先輩の姿があった、ということは前に書きました。ミリマスのCDで初めてドラマに興味を惹かれたのが、周防桃子のいる「LIVE THE@TER PERFORMANCE 12」。ゲーム内のボイスドラマでもっとも印象に残ったのが、周防桃子のいる「プラチナスターライブ編」の「リコッタ」。ゲームにログインした時にアイドルが喋る台詞に注目するようになったのは、周防桃子が出てきた時から。最後のイベントの前の前振りの会話劇で感銘を受けたのは、さっき書いた通り。「アイドルストーリー」という各アイドルの個人コミュみたいなやつで、見ていていちばん楽しかったのが周防桃子のものと中谷育のもの。そして、ゲーム内で最後に公開された "最後の挨拶" でも、心に刺さったのは、宮尾美也、豊川風花と一緒にトップバッターで出てきた周防桃子の台詞でした。

グリマスのサービス停止は3月19日の正午でしたが、たまたま、ちょうどその10分くらい前に手が空いたので、せっかくだから最後に何か見ておこう、と思ってログインしたんです。何を見ようか、と考えて、テキスト、絵、音声、この中でもっとも後で思い出しにくく、再会する可能性も低いのは音声だろうから、ボイスドラマでいちばん好きな「リコッタ」のものを見ておこう、と決めました。最後に横山奈緒の「ぎゃあああああ」と周防桃子の「もう、みんな全然ダメ!」「ちょっとうざい……」を聞いて終わるのがよろしかろう、と。
そう思ってボイスドラマの「リコッタ」のところを開いて、時間がないので適宜台詞を飛ばしつつ、最後のエピソードを視聴し始めた時刻が、ちょうど11時59分。最後に周防桃子と手をつなぐか春香と手をつなぐかという選択肢があって、当然桃子先輩を選んで手をつないで、すべてのストーリーが終了した瞬間が12時5分。すでにサービス終了時刻を過ぎていましたが、開いた時のキャッシュで最後まで見られたんですね。
すべての台詞を読み終わっているので、会話ウィンドウ内はもはや何も表示されていない真っ暗、ボイスドラマのコーナーに巻き戻し機能のようなものはないのでもう何も見返せませんが、このままブラウザを落とさない限りは、この "最後に桃子先輩と手を繋いだあとの時間" が私のPCの中では維持されるわけです。で、12時を回った時計を見て、前にもこんなことがあったなあ、と思いました。

tenPの「エターナルワールド」については、記事にしたことがあります。キリコ氏のブログで、tenPという名前のニコマスPが引退し、最後に期間限定で動画を上げると知りました。

ティンときた! -勝手にまとめるアイマスMAD- 今日のチラ裏 090701

tenP アイドルマスター 春香 エターナルワールド(初音ミク) 09年06月30日 20時12分 投稿者削除


それで、ひとめ見た瞬間、その動画がどうしようもなく好きになってしまって……、削除予定日の夜、最後にもう一度だけ見ておこうと思って開いたブラウザを、"この画面を落とさない限りこの春香さんはここに居るままなんだ" と思ったら落とせなくなってしまった。
スクショを撮るとかローカルで保存するなんて措置は何もしていないから、一度でも再起動したりうっかりブラウザを閉じたりしたら一巻の終わり。でも、現状を維持し続ける限り、ネット上にはもうどこを探してもいない春香さんが、私のPCの中では昨日と変わりなく踊り続けている。
そういう状態で数日を過ごして、ある朝、ぼうっとした頭でPCを開いた瞬間に反射的にウィンドウを閉じて、あっさりと私の「エターナルワールド」は消えてしまった。その後、私もいろんな動画が消える瞬間や消えた後に立ち会いましたが、"自分の手のワンクリックですべてが消える" という重さの感覚と、実際に消してしまった時のあっけなさ、取り返しのつかなさの感覚は、あの時だけのものです。


ジンジャーP 【初音ミク】 エターナルワールド 【オリジナル曲】 08年11月25日 14時28分



"2018/3/19 11:59時点の私のグリマス" が映っている画面を眺めながら、なるほど、あの時と同じ状況か、と。たったのワンクリックであっけなく消滅する、けれども、そのワンクリックを先延ばしにし続ける限り、永遠にだって続くかもしれない世界。
そう思った時、頭の中に「エターナルワールド」の歌詞と、踊る春香さんの姿がふっと浮かんできて、私は、自分はこの世界を終わらせて大丈夫だな、と思ったのです。
「閉じる」ボタンをワンクリック、12時6分。そのあと、グリマスのアドレスにアクセスしてみたら、すでにそこは、何も映らない一面真っ白の景色でした。きっと、あの白いやみの向こうには、いまでも誰もいない「劇場」が無限に存続しているに違いありません。


そうそう、周防桃子の "最後の挨拶" の台詞について書くのを忘れていました。最後に、その台詞を貼っておくことにします。


グリマス 最後の挨拶 桃子1_のコピー_convert_20180321162427

グリマス 最後の挨拶 桃子2_のコピー_convert_20180325150350


最初の「違うよ」というのは、宮尾美也と豊川風花の会話で、「プロデューサー」にはたくさんお世話になりましたね、私たちアイドルの側が感謝しないとね、という話の流れになったのを受けて、それをきっぱりと否定した言葉です。
すなわち、こういうことです。
①プロデューサーは自分のアイドルをトップアイドルにするのが当然の仕事であり責務である。
②現状で、私たちはトップアイドルにはなっていない。
③責務を果たしていない「プロデューサー」にアイドルが感謝する謂れはないし、自分はプロデューサーだというならばきちんと仕事をやり遂げるべきである。

まったく、おっしゃる通りです。アケマス以来、アイドルをトップアイドルにするのはプロデューサーの側の責務であって、それが出来なかった「プロデューサー」など、アイドルにとっては一粒のクルミの実ほどの価値すらない生き物です。

そして、そのことをちゃんとわかった上で、あなたと私のコンビではここまでしか来られなかったのだから、これからは別々の道をいきましょうね、という話に当然なるべきところ、「これからも、よろしくね」と言ってくれる先輩は、なんて優しいのでしょう。
私、この台詞を見るまでは、ゲームも終わることだし、自分が「ミリオンライブ!」と関わる機会はもう当分ないだろうなあ、と思っていたんです。でも、桃子先輩にそこまで言われては致し方ありません。私ももうしばらく、ニコマスを見ながら、誰もいない「劇場」の過去・現在・未来に思いを馳せることとしましょう。これからも、よろしくね。









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